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ONE OK ROCKの「るろうに剣心」の主題歌「Mighty Long Fall」で英語を学ぼう! 英語学習におすすめのアーティストたち


みなさんこんにちは、篠田長次郎です。
前回から、音楽で英語を学ぼうシリーズは、今絶賛公開中の実写映画版「るろうに剣心」の歴代主題歌の歌詞と訳をみながら文法や単語を覚えていこうという企画をやっています。

るろうに剣心は、明治維新後の、侍がいない世界で、かつて幕末で人斬りとして活動していた主人公「緋村剣心」の生き様を描いた、週刊少年ジャンプで連載されていた少年漫画です。
実写版映画では、佐藤健君が担当し、主題歌は5作全てONE OK ROCKが担当しています。

前回は、初代主題歌で、ワンオクの中でも代表曲のひとつである「The Begining」を解説しました。

今回は、「るろうに剣心 京都大火編」の主題歌でもある、「Mighty Long Fall」を解説していこうと思います。

と、その前に、京都大火編のあらすじを簡単に紹介させてください。

るろうに剣心 京都大火編

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幕末に“人斬り抜刀斎”として恐れられた緋村剣心は、自分の犯した罪を償うため、明治維新後に「不殺(ころさず)の誓い」を立て、流浪人となっていました。殺さずの誓いとは、本来日本刀の刃が相手の方を向いているものを、わざと自分の方に向けた「逆刃刀」を使い、明治維新に残った悪を、殺さずに成敗することです。

ひょんなことから江戸の神谷道場に転がり込むことになった緋村剣心は、女性でありながら道場の師範として門下生を待ちわびる神谷薫と、第一門下生として修行に励む明神弥彦、剣心との対決を経て仲間になった元赤報隊の相良佐之助、医者の高荷恵らと行動を共にするようになります。

そんなある日、新政府の大久保利通に呼び出され、剣心の後釜として「影の人斬り役」を務めていた志々雄真実という人物の暗殺を明治政府から依頼されます。維新後、口封じのために新政府によって焼き殺されたはずの志々雄が京都で戦闘集団結成し、日本転覆をするため動き始めていたというのです。その志々雄征伐のため送り込まれた討伐隊は返り討ちに遭い、大久保利通も志々雄の手下に暗殺されてしまいます。この事態、もはや剣心にしか託せるものはいませんでした。剣心は自らの運命に立ち向かうことを決意し、神谷道場のメンバーに別れを告げ、京都へと旅経つのでした。

京都へ行く途中、元御庭番衆のくのいち、巻町繰と道中を共にすることになり、途中志々雄真実の右腕でもあり、縮地という超俊足の剣技を操る世田宗次郎と相対しますが、戦いで逆刃刀を折られてしまいます。実は大久保を殺害したのも世田宗次郎だったのです。剣心は、京都に着き、御庭播衆を束ねる巻町繰の祖父)の助言で、伝説の刀鍛冶である新井赤空を尋ねることになりますが、、、。


と、京都大火編は当時二部作連続公開されていた伝説の最期編と繋がったストーリーになっており、るろうに剣心原作漫画でもかなり大ボリュームの長編ストーリーになっているので、よかったら漫画もアニメもみてください!

(原作漫画7-18巻)



では、このnoteは、音楽で英語を学ぶ企画なので、そろそろ歌詞をみていきましょう。

Mighty Long Fall

2014年7月30日発売の海外レコーディングされた、ONE OK ROCKの9作目のシングル。(両A面シングルとなっており、もう片方はDecision)

タイトルを直訳すると、巨大な長い転落→(奈落の底)という意味になります。

歌詞に、「Don't Go」と何度も出てきますが、剣心が京都に最強の敵との戦いに出向く際の、(お願いだから行かないで)と思う薫の心情と連携しています。

When we met the pain stood still it was us

Then suddenly it’s where’d you go?
The system blew I knew

This side of me I want a little more
But inside it seems I’m just a little boy
Nothing else
俺たちが出会った時の辛い思い出はまだ残ったままだ。

突然、どこへいってしまったんだ?
普段の生活が何処かへいってしまった。もう目に見えているさ。

一方の俺はもっと何かを求めていた。
けれどもう一方の俺は、ただのガキに過ぎず、何もないんだ。

stood → stand の過去形・過去分詞
suddenly → 突然
blew → blow(風が吹く、何処かへ吹き飛ばす、棒に振るい台無しにしてしまうの過去形)



The Beginingと違って、直訳してわかるようなものではなくなってきました。かなり難易度が高いです。
上記和訳も、僕の主観で訳しています。

When we met the pain stood still it was usは、どうしてもit was usにどんな意味が込められているのかがわかりませんでした。自分の解釈だと、
Pain=辛い思い出。→ その思い出が俺たちそのものを表している。

と解釈しました。

The system blew I knewは、曲の中のパートナーがいなくなったことで、平穏だった生活がもう変わってしまった。(吹き飛ばされてなくなってしまった。)と訳しています。その後にI knewがきているので、パートナーがもうすでに何処かへ旅立ってしまったことがわかります。


比較的BPMはゆっくり進行しているので、これだけ1番のA,Bメロに触れることができました。

続いて、サビにいこうと思います。



〜サビ〜

Don’t go it’s a mighty long fall
When you thought love was the top
Oh no it’s a wake up call
When your life went into shock

It seems like gravity keeps pulling us back down
Don’t go it’s a mighty long fall
When you know time is up
行ってはダメだ!そこは奈落の底。
愛が最上のものろ知っても
なんてこった!これは目覚めの合図だ!
お前の人生に衝撃が訪れたとき

重力が俺たちを引き戻そうとしているみたいだ
行ってはダメだ!そこは奈落の底。
もう時間切れだと知った時には

mighty → 強力な
thought → Thinkの過去形
shock → 衝撃
seems like → まるで〜のようだ
gravity → 重力
pull back → 引き戻す

サビの部分は文法の都合上、分かりにくくなってしまっていますが、訳すと次のようになります。

愛こそが一番重要だと思ったときでも、そこに行ってはいけないんだ。
お前の人生に衝撃が訪れたとき、目覚めの合図が鳴る。
それはまるで重力のように僕らを下へと突き落とそうとする。
時間切れだと気づいたなら、そこには行ってはいけないんだ。


続いて2番に参ります。

嘘を一つ 愛を二つ
それでなんとかやり過ごしてきたでしょ?
でもそれじゃもう僕をダマせないでしょ?
じゃどうする?どうしよ!

〜2番サビ〜

Don’t go it’s a mighty long fall
When you thought love was the top
Oh no it’s a wake up call
When your life went into shock
描きたがりな未来に明日はない
いっそどうせ痛むなら傷め続けよう

先ほどのサビに、日本語の歌詞がプラスされたようです。最後のTakaのロングトーンが圧巻ですね。

やはりThe Begining同様、日本語の訳も難しいですTT。


ここからラスサビに移ります。

Get up Get up Get up Get up
Time to make amends for what you did
Get up Get up Get up Get up
Running with the demons in your head
Let’s shout it out completely
You never really wanna know
Let’s shout it out were screaming oh oh
目を覚ましてくれよ
お前が犯した罪を償う時がきたんだ
目を覚ましてくれよ
お前の頭の中の悪魔が襲いかかってくる
さあ、全てを叫びつくすんだ
お前が本当に知りたくなかったことを
さあ、叫ぶんだ、俺たちは喚いている!

amend → 修正する
demon → 悪魔
shout → 叫ぶ
completely → 完全に
scream → 叫ぶ


Time to make amends for what you did は、直訳すると、「あなたがしたことを償う時間」となります。なので、上記の訳にしました。

Running with the demons in your headは、Runningが色々な意味があるので少し探りましょう。

一般的なRunは、「走る」ですが、他にもこんな意味があるのです。

→実行する、継続する、時が経過する、急いでいる、〜をしたままにするetc、、

と、これ以外にもごまんと意味があるんですね。
Runのイメージは、

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こんな感じ。
ある方向、目的に対して動作を行う、すすむ。

とイメージを持つのがいいでしょう。
上記和訳では、「悪魔が襲いかかる」イメージを上記の図に落とし込んで訳しました。


ここからラスサビの間奏パートのギター、ベース、ドラムの息がぴったりで、ライブのヘドバンパートとしてファンの間で人気です。
また、out were screaming oh ohをTakaが歌い上げた時、「Get a Fuck Off!」と叫び、大きなウォールオブデスが巻き起こるのも名物パートです!

Get a Fuck Off!→消え失せろという意味ですが(まじで使わない方がいいです
こういうライブなどのシチュエーションだと、「ブチ上がれ!」と行ったイメージです。使うのは身内とのカラオケくらいにしましょう。

ここからラスサビへ突入します。(1番サビと同じ)

Don’t go it’s a might long fall
When you thought love was the top
Oh no it’s a wake up call
When your life went into shock
It seems like gravity keeps pulling us back down
Don’t go it’s a mighty long fall
When you know time is up

Don’t go Don’t go


これで、Mighty Long Fallが完結しますが、映画はまだ完結せず、伝説の最期編へと突入していきます。

Mighty Long Fallは、ライブのセットリストでThe Beginningと続けて歌われることが多いので、僕もApple Musicのプレイリストは同じ並びにしています。

ちなみに、唯一僕が行ったことのあるワンオクのライブがAmbitions Japan Tourの新潟公演なのですが、このライブではオープニングアクトとしてCrossfaithがパフォーマンスを行なっておりました。

Mighty Long Fallはライブ終盤に披露されましたが、ラスサビ前で、
「紹介するぜ、コイちゃん!」(CrossfaithのボーカルのKoieの愛称)

と、Koieを呼び出し、最後のシャウトパートを使ってDon't Go合戦を行なっていました!めっちゃかっこよくて本当に圧巻でした!多分しばらくこういったパフォーマンスはないと思うので貴重なシーンに遭遇できたので光栄です!

Mighty Long Fall feat. Koie from Crossfaith

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もうこの写真で伝わりますね!

AメロBメロでは、どっしりとした重たい印象が強い楽曲ですが、曲が後半にすすむに連れて荒々しさを纏う、名曲です!

Ambitionsのアルバムレビューも書いたことがあるので是非ご覧ください!(笑)





では、次回は伝説の最期編の主題歌でもある「Heartache」を解説していきますね。

では、今回もご覧いただきありがとうございました!

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