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2023.10.14 目黒お散歩日記 𓂃 𓈒𓏸

こんばんは。月乃です。

お久しぶりの日記。
今日は、冬に受けるつもりのドラムの試験「ヤマハドラムグレード」の申し込みのために、人生初、目黒へ行った。

目黒がとてもとても素敵な街で感動した! ので、日記に残しておこうと思う。

※長くなりそう! お時間のある時に読んでね。

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今日は朝から泣いていた。
理由はシンプルで、昨日始まったアルバイトで、めちゃくちゃ怒られたからだ。
もう辞めてやる、という自暴自棄な気持ちと、自分はどうしてこんなに出来ないんだ、という虚しさに襲われていた。

食欲も全くわかず、朝食も昼食も食べず、すっぴん眼鏡で無理やり電車に乗った。

朝は、こんな感じでとにかく沈んでいたので、目黒なんか遠いし、行くのめんどくさいな……、と思っていた。

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ぼんやりと電車に揺られながら好きな音楽を聴いていたら、段々とバイトのことを忘れ、いつの間にかお腹も空いてきていた。

目黒に着いたらまず適当にカフェでも探して軽食でも食べるか ~ 。というくらいの気持ちになっており、この時点でメンタルは「ちょっと落ち込んでる日」くらいまで回復していた。

目黒駅着。

駅を出てすぐに、「珈琲茶館 集」という看板を発見。お、カフェだ、お腹すいてるし入ろ入ろ ~ 。と、ふらふらと階段を下り、地下のお店に入った。

店内、とても素敵だった! ほぼ満席だったので店内の写真を撮ることははばかられたが、古めかしい、昔ながらの喫茶店、という雰囲気。地下特有の重っ苦しい空気はあったが、かえってレトロな空気を醸し出していたというか、これも風情だな、と思った。

メニューを開いてびっくり。

アイスコーヒー:1000円
サンドイッチ:1400円

……。田舎民には驚くべき価格。あのスタバよりも高級ではないか。これが「目黒」なのか……? と思いつつ、まあ気分も落ち込んでいることだしたまには贅沢してやろう、というか店を出る勇気もないし。と注文した。


サイフォンなんたらアイスコーヒー。

店員さんの手でサイフォンから注がれたアイスコーヒー。「酸っぱくなくて、苦いアイスコーヒーをください」という無理なお願いの結果いただいた。

私はコーヒーが大好きだが、全く詳しく無いし、味の違いとやらもよく分かっていないタイプだ。

しかしとても美味しかった。価格のせいで美味しく感じているだけなのか……? という考えも、正直頭をよぎったが。

なんかおしゃれな名前だったホットサンド。

ホットサンドも美味しかった! 月乃さんはハムとチーズのホットサンドが好物だ。まさに好みの味だった!

そんなこんなで、いい気分になり退店。レジで手元から離れていくお札たちに思いを馳せながら……。

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秋の涼し気な風に吹かれながら初めて歩いた目黒の街。持ち前の方向音痴を遺憾無く発揮し(※Google mapとGPSに頼っているのにもかかわらず)、色んな人に道を尋ねた。

感動したのは、橋からの景色だ。
まあ結構な田舎に住んでいる私にとって、橋から見る川の景色というのは、あまり整備されておらずゴロゴロした岩ばかり転がっていて、雑草も生えまくり! という印象が強かった。

東京の川は綺麗だった。

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目的地に着き、試験の申し込みを終えた。
対応してくださった店員さんが優しかった。試験に申し込むと、やる気が湧いてくるものだ。頑張らなければ、と思った。

そして、せっかくわざわざここまで来たし、天気もいいし、観光して帰ろう。と思い目黒散歩が始まった。

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前述の通り、月乃さんはコーヒーが好きだ。「Coffee」と書かれたなんだかスタイリッシュな看板に吸い込まれ、「Coffee Base MEGURO」に入店。

店内もスタイリッシュで、田舎から来たすっぴん眼鏡マンが居ていいところなのだろうか……と思っていたが、優しげな店員さんの声色に安心し、1杯いただいていきます、ということに。

メニューを見たところ、どうやら色んな種類のコーヒーを取り扱っているようだった。前述の通り、月乃さんはコーヒーの知識が全くないので、酸っぱいのは苦手です、苦いのが好きです、ミルクは欲しいです……などと相談して(面倒な客だったかもしれないが、とても優しくご対応いただいた)、店員さんおすすめのものをいただいた。


本日2杯目のアイスコーヒー(正確にはカフェオレ)……。胃の調子を若干心配したが、それよりも美味しい! という気持ちが勝って、すぐに飲み干してしまった。オススメ。

祖父にお土産としてドリップバッグも1つ購入。デカフェがあったので、それにした。今帰宅途中だが、自分用も買えばよかったな……と思っている。

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先程橋からの景色に感銘を受けているなかで、気になる看板を発見していた。「目黒区美術館 330m→」。私は、美術に関しては全くの素人であるものの、美術館の空気が好きなタイプだ。雰囲気で楽しんでいる。

330m、結構歩くな……と思ったが、相変わらず涼しい風が吹いていたのと、美味しいコーヒーを飲み気分が良かったので、運動がてら向かってみることにした。

今考えると、とてもいい選択をした。

先程平然と2000円以上の飲み食いをしていたり、値段を見ずにおしゃれなコーヒー屋さんに入ったりしていたが、私は仕事を辞めたばかりの人間。金欠だ。
入館料次第では諦めて帰ろうかな、と思っていた。

美術館に着いてみると、2つの建物があった。
一方は、入館料が必要な展示。もう一方は、「区民ギャラリー」と書いてあり、なんと入場無料とのこと。しかも、私が好きな風景写真の展示らしい。私は迷わずそちらに足を運んだ。

白く広々とした館内の空気に、安堵を覚えた。地下にあるにもかかわらず、開放感に満ちていた。

受付があったので行ってみると、宜しければ住所と名前を書いてください、と言われた。私は美術館好きとは名ばかりで、あまり行ったことがなかった。思わず、「住所、何に使うんですか……?」と聞いてしまった。こんな私に、受付の方は温かく、「変な風には使わないので大丈夫ですよ」と仰ってくださった。とはいえ、心配もあると思い、「埼玉県xx町 月乃(※実際は本名)」とだけ書き残し、さて見るか……と思った時。
「xx町! 素敵なところですよね」

私の住んでいる町の知名度は、恐ろしく低い。誰に言っても、「何処……?」という反応をされるのが常だった。
ところが! 受付のマダムは、出身が近いとのこと。特産物や観光名所の話で少し盛りあがってしまった。とても嬉しかった。

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展示を見た。
イタリアの、様々なお祭りの人物写真や、素敵な風景の写真など。様々で、カラフルな写真の数々に見入った。
特に目をひいたのが、「謝肉祭」の写真。
仮面を付けた人が煌びやかな衣装を身にまとっており、異国情緒を感じた。

私は展示の感想や、読書感想文など、とにかく芸術の感想を述べることが極端に苦手なので、お恥ずかしながら「どの写真もすごく綺麗だった」というのが全てだ。

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数多くの写真に心を奪われつつ、そろそろ帰るか、と出口付近に行くと、
「宜しければご自由にお持ち帰りください」という文字を発見した。足元を見やると、、パネルのようなものがぎっしり詰まったダンボール。

近くにいらっしゃったスタッフっぽい空気を纏っているご老人……に伺ったところ、なんと持って帰っていい写真とのこと。しかも紙っぺら1枚などでなく、大きめのパネル自体に写真が印刷され、ツルツルの加工がしてあるもの。ご老人いわく「結構(値段が)高いもの」。そんなものを持って帰っていいのか。どうやらこの展示は何回か続けてきたシリーズの最終回らしく、これは恐らく過去に展示されていたものらしかった。

「散歩でふらっと来ただけなのに、いただいていいんですか?」と怖々聞くと、「それもご縁ですよ」という温かいお返事。

私には、祖父がいる。祖父は昔からずっと埼玉で暮らしていて、スマートフォンやパソコンを持っておらず、海外の景色を知らない。祖父にプレゼントしよう! と思った。

選んでいると、「それはこのような時の写真で ~」などと教えていただいた。おしゃれな衣装を身にまとった女性の写真や、カップルの写真など、色々な写真があった。

その中で、1番最後に見た写真に、惹かれた。聞くと、「それはお祭りの写真ですよ」。海外のお祭りの風景なんて祖父は知ることもないだろう、と思い、その写真を選んだ。

A3くらいのサイズで、結構大きい。袋をいただいて、今大切に持って帰っている。

嬉しすぎて、気が早いが祖父に写真の写真を送ったところ、喜んでくれていた。渡すのが楽しみだ。

衣装がディズニーランドのひとみたいでかわいい

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……という感じの一日を過ごし、メンタルはすっかり回復した。

目黒、ありがとう! 誰も彼も暖かくて、とてもとてもいい街だった。いつか住みたい……家賃はいくらくらいなんだろうか?

また、落ち込んだ時には、喫茶店巡りや、美術館へ行ったり、写真を撮りながら大好きな東京を散歩しようかな。と思いながら、埼玉への帰路にいる。

そんな一日でした。
楽しかった!


月乃☾

ほとんどの写真:iphone 13 mini 、 app「Dazzカメラ」、フィルター「Classic U」

カフェオレの写真:iphone 13 mini 、 app「snow」、フィルター「Chill 1」80%

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ツイート群(最近は埋め込みツイートは見れないのだろうか)。

読んでくれてありがとうございました !

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「cat meows」というシューゲイザーバンドのドラムをしています🥁

デモ音源↓

わたしは「快速」「5:00 PM」という曲が好きです🎶

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おやすみなさい

ちょっと良い珈琲をいただきます。