マイブーム:生活



なう(2024/04/08 01:37:02

最近、不肖伊藤しの、「生活」にハマっています。

何を隠そう僕は生まれてこのかた、「生活」をするのがトコトン苦手で、25歳の今になるまで人間の三大欲求である睡眠欲と食欲を、生活の中でどう扱えば良いのかあまりピンと来ていなかったわけなんですよ。
性欲についてはまた別の話の際に。

1日3食、栄養バランスのとれた食事。夜は日付が変わる前には寝て、朝日と共に起床。
これがまあ理想とされてる、所謂“健康的な生活”ってヤツですわな。まあそんな模範囚みたいなキッカリした生活をしておられる方は、ストレス社会の代名詞、現代東京においては多数派ではないかもしれませんが(偏見)。

が、しかし。僕の場合は人生の次々と目まぐるしく移り変わるフェーズの中で「あーこれは、「不摂生ぎみ」のラインを超えたな」としっかり疾患を実感していったため、一旦疾患ときっちり向き合おうと決意し、(発症から改善を決意するまでに年月がかかり過ぎたかもしれんが)ここしばらく生活を頑張ってみています.主に「寝ること(※1)」と「食べること(※2)」を。
(※もうダルいから言っちゃうけども、※1:睡眠障害だし、※2:摂食障害・拒食症でごんす)


睡眠に関しては、「アルコールを限界まで摂取して気絶すること」を「入眠」と捉えていたし、それ以外眠る手段がなかった。或いは処方薬で夢遊病になり夜中にポテチを食い荒らしていたり、同じく夢遊病が出ているときに生涯の中で一度も作ったことないし作り方も見当のつかない鶏肉&緑黄色野菜のトマト煮を作って床に落として床が殺人現場みてえになったり(このトマト煮がまた絶品だったんだが何をどうしたのか全く記憶がないため幻のメニューになっている)(火を使うからさすがに危なかった)、ふと32時間起きなかったり(心配してくれたダチ公、サンキュな)、逆に96時間起きていたこともあったり。

睡眠はそんなだし、食事についても少し…いや結構アレで、そもそも一日に何食とかの概念がありゃあせんかった。基本的にお腹が減らないから食事について、たまになんか食べたくなった際の不定期イベントと捉えていた。だから丸2日食べないなんてのはザラだった。でもたまに禁断症状みたいに飢えを感じ、いてもたってもいられなくなって、高一の野球部くらいのカロリー飯(カツ丼や二郎など)をいきなり食べてニッコニコになったあとゴチゴチに体調崩したりとかもあった。米農家ゾーンに入って米2合をふりかけ変えながらいっぺんに食ったり。

17で実家を出てからの僕は、常にそんな感じで誤魔化し誤魔化しハリボテの生活もどきしかしておりませんでした。非効率的なのはさすがに自覚してたけれど、僕自身の中で不便性を感じることはなく、日々を過ごしておりました。一種のあきらめだったのかも知れません。そのように過ごしていたら、2021年の夏、2022年の夏、2年連続で胃潰瘍になりました。
よくわかんないんですが、「ガタが来た」ってやつなんでしょうかね?
「このままじゃよくないよ」、そう僕に進言してくれる主治医や姉(現職医師)、そしてダチ公たちの目をよく見たら、みんな、本気と書いてマジの瞳をしていました。なんだかんだ長年なんとかしなきゃしなきゃってずっと思っとりますからね。応援して(?)くれる愛すべき仲間がいるというのはブーストになるってわけです。

さて現在、上京して8年目に入った春でございます。特になんの節目でもない極貧フリーターである僕ですが、堅そうな制服のお嬢さんや新しいスーツのお嬢さんや、街中の「新」の字、リニューアルして内装が明るくなり桜を飾るお店などなどを見る度に新年度のフレッシュなムーブメントに乗せられて、僕も、なにか新しいことを始めた〜いと思ったんですよ、恥ずかしながら。

ほんでやっぱり生活をちゃんとしようと思って、四月一日から『早寝早起き』を目標としたわけなんです。習慣化するぞ〜っていう感じの、夏休みで生活の記録つけさせられてたアレのゆるい版みたいな。

クリア条件は、
①朝10時には起きる
②完全に日が登りきるまでに寝る  
の二つだけ。我ながらハードルが高いんじゃないか?と頭を捻り、とりあえず1週間ほどチャレンジしました。

初日、23時頃。まず処方薬を規定量服薬したら、このあとはうっかりお酒を飲まないよう厳重注意を払う。そしてタバコを1本吸う。体に成分が回るまでの間に歯磨きをしたら、これ以降はうっかりタバコを吸わないように厳重注意を払う。(場合によっては電子タバコはこの限りでない)
そして寝室…というか寝るエリアに行き、ここで眠かったらそのまま入眠耐性に入っても良いが、体も脳も疲弊してて逆になんだかハイになっている場合になったため、スっと寝付けそうには無い。このまま布団に入っていても、グルグル思考で余計寝れなくなりそうだ。実際、10代前半のころは🐯だとか🐴の関係で夜は全く寝れなかった。
万事休す、か______。 オーディエンス(ぬいぐるみたち)が諦めかけたその時、伊藤はおもむろにスマホを開く。メンダコ(ぬいぐるみ)が(ねる前えきしょうまぶしいんじゃないの〜?👾)などと茶々をいれるが、伊藤の耳は右から左に受け流す。僕がスマホで開いた画面は、YouTube。
そう、「まりこのヨガ」だ!
ヨガYouTuberのまりこさんはとても心地よくヨガを教えてくれる。効果も保証できる。本数も多い。
「まりこ ヨガ 寝る前」で検索して出てきたのは、シャキッとする朝向けの動画とは対照的な、ほぐしたりリラックスさせるコースのようだ。
ヨガは身体が気持ちいいので好きだ。歩くのとかが楽になる。
10分程度のまりこ先生のヨガが終わる頃には、強ばっていた体もほぐれ、その上睡眠薬も効いてきてとてもウトウトになっていた、
そのまま伊藤しのは、スっと意識は夢の世界に沈んだのだとさ。
初日、なかなかのすべり出し。
そして、その翌朝。同居人や友人に「10時にモーニングコールして」とお願いしていたため、電話で10時に起床できた。ヨッ!その上に、電話口で多少の世間話をしたりすることで脳が働き始めるんですね。頭が冴えて二度寝のテンションからは遠ざかっていくってわけです。ヨッ!

こんな感じの生活を繰り返していったら、1週間程度で規則正しく睡眠時間を確保できる上位存在に近づいてきました。結構頑張ったと思う。
ここ数日、自然に9時半とかに起きますからね。


そしてもうひとつ、食事について。
家族の話を聞くに、生まれてこのかた食事は悉く下手だったらしいんですわ。
元気な赤ちゃんだったら哺乳瓶を両手で持って、しっかり吸い口にお口を当てがい、くっ、くっ、ってちゅぱちゅぱ飲むはずなのに(2個上の姉がそうだったらしい)、バブタレ伊藤しのは、哺乳瓶がよくわかっていなかった。 そしてあまり興味もなく、2歳のお姉ちゃんに哺乳瓶を支えてもらう始末。目を離すと、哺乳瓶は床に転がっていた。
生命体として弱いから、という理由で元自衛官の祖父は赤子の僕を見て憐れんでいたらしい。確かに祖父母両親姉から、めちゃくちゃ蝶よ花よと育てられた。祖父は哺乳瓶を持つ意志がない僕を見て涙を流したらしい。

「健康になりたい」、本年度の伊藤はこの欲が非常に強い。
よかったら見守ってやって欲しい。
なう(2024/04/08 04:55:41)この時間だけども、やる気はあるので。





おやすみ

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