劇団四季ソング&ダンス65

11/26に千秋楽を迎えた「劇団四季ソング&ダンス65」を観劇しました。

10月に始まり2か月ほど浜松町の自由劇場で上演していたこの公演。
今まで劇団四季で上演したミュージカルの中(+α)から厳選した曲で構成されるショー形式の舞台です。

はじめから終わりまで怒涛のミュージカルナンバーとダンスに圧倒されて、時間が過ぎるのがあっという間!

それぞれの演目の良いとこどりをしたようなセットリストなのでそれだけでも楽しめるし、
1曲1曲に今回独自の場面設定がされているのでそこも見どころ。
例えば
「彼はお前の中に生きている」というライオンキングの曲では、設定がサバンナから稽古場に代わり
舞台の稽古に挫折した青年(シンバパート)に先輩(ラフィキパート)が語りかけるような設定になっていたり。
ウィキッドの「自由を求めて」では、エルファバとグリンダのデュエットだったところがグリンダパートが2人に増え見事な三重唱になっていたり。

「この曲がこうアレンジされるのか!」と比較しながら見るのもなかなか面白かった!

さらに歌メインの俳優は全員主役をはるような人たちが集まっているので超贅沢なのです。
私が見た回はアラジン、ジーニー、ベル、エルファバ、クリスティーヌ、ビーストが大集合でした。

四季ファン的には、週単位でキャストがころころ変わるのでそれ目当てで通う人続出だったのでは…
(普段は一度キャスト変更するとしばらく続投というパターンが多いのです)

フラメンコや俳優によるマリンバ演奏など、普段見られないようなパフォーマンスもあり「こんなこともできるのか!」と新たな一面も観られたり。

***

普段は役を通して俳優さんを見ているので、どうしても役のイメージが強くなってしまうけれど
こういうショーでは俳優さん本人の良さが最大限に楽しめるような感じがしてとても貴重な機会。いつも楽しみにしております。

今回少し驚いたのが、カーテンコールで俳優一人ひとり名前を呼んで紹介されていたこと。
劇団四季って作品主義だそうであまり他と比べて俳優推しをしないので、こういう演出は今回が初。

私も作品主義なところも含めて四季好きなのですが、こういうちょっとしたサプライズが嬉しかったなあ。
ファンとしても気になる人は名前知りたいし、作品主義といえど俳優としてもこういう機会くらいアピールしたいのでは。

かといって今後ガンガン俳優推し路線やられるとちょっと萎えますが。
我儘かしら…笑

ちなみにこのソング&ダンスのシリーズ、私は見るたびに贔屓の俳優さんが増えます。今回も…

***

千秋楽を迎えましたが東京公演は1か月でチケットが完売になったそう。
来年4月から首都圏&全国公演が始まるので今から楽しみです!
実は2回観ましたが、足りないので首都圏公演は絶対に行きます…

全国公演ということは、普段あまりミュージカル観ないお客さんたちも観に来る確率が高くなるということで。
私はミュージカル好きで知ってる曲ばかりだったから楽しめたけれど、始めてみる人はどう感じるのでしょうか。
(もうミュージカル初心者だった頃の心を忘れてしまった私…)

とにかく歌とダンスのクオリティが凄まじいので、ミュージカル好きもそうでない人も是非観て圧倒されてほしいなぁ。
これを機会になんとなく見に行った人が「何これ!すごい!」と思ってくれたら嬉しいな。

演目によるけど、地方公演はきっとチケット取りやすいのではないかと思いますよ!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?