ちいきリサーチ@今川

これは地域や都市のデザイン、自然、そして新しい技術等が好きな好奇心旺盛な方向けの学びメ…

ちいきリサーチ@今川

これは地域や都市のデザイン、自然、そして新しい技術等が好きな好奇心旺盛な方向けの学びメディアです。 『いかに豊かな地域社会を構想するか?』 『いかに最新の技術とデータを用いて、構想を実現するか?』 こんなことを探求・発信していきたいと思います。

マガジン

最近の記事

人間よりも安全な「自動運転車」はどこまで安全になったら受け入れられるのか。

近頃ずっと注目されてきた自動運転技術ですが、日本でも実験は進められていますが、やはり先行しているのは中国・アメリカ。 アメリカでは、既にたくさんの無人のタクシーが動いており、実際に誰でも乗れるように事業化されています。 先日、Cruiseという会社のサービスが、2年のサービス実装、100万マイルの走行を経て、「人間の運転よりも事故が減った」という結果を公開しました(※1)。 このような自動運転車が搭乗しているにも関わらず、日本においては、まだ自動運転車は受け入れられる土壌

    • 孫泰蔵『冒険の書 AI時代のアンラーニング』から 人はいま何を学ぶべきか?

      読書が好きな筆者が、新旧様々な書籍でためになった、考えさせられた、他の人も読んだらいいのに、と思う本をランダムにご紹介します。 今回は孫泰蔵さんの「冒険の書 AI時代のアンラーニング」です。AI時代?アンラーニング?冒険の書?既にタイトルだけで面白いですね。 1.どのような本か■どんな本? 起業家・孫泰蔵氏が、昨今のAIの発展を受けて、「これからの時代を生き抜くために身につけるべきこと」とは何か、そもそも何かを身につけなくてはいけないのか?なぜそうなったのか?本当は何が

      • 検索データから見えてくるコロナ禍のトレンド(V-RESASより)

        2020年9月より、『V-RESAS』に、『興味・関心』の項目が追加されました。これは、Yahoo!検索で検索された検索ワードを人工知能(AI)技術を用いてカテゴライズして統計化したデータ(出典:ヤフー・データソリューション)を用いて、検索キーワードの昨年との変化をデータで可視化したものです。 https://v-resas.go.jp/about このデータを見ると、これまで感覚論や仮説ベースで語られていたコロナ禍のトレンドが、データに基づいてはっきりと見えてきました。

        • モモ(ミヒャエル・エンデ作)とアフターコロナの都市

          先日NHK 100分de名著でモモ(ミヒャエル・エンデ 作)が取り上げられていました。本作の主題の一つは「時間」ですが、これはリモートワーク等により時間の使い方に変化が訪れているウィズ・アフターコロナ社会においても大きな示唆を与えると思います。 そこで、改めてモモを題材にアフターコロナの都市について再考してみると、非常に面白かったので、記事にしてみました。 ※以降では 大島かおり訳を元にしています。 あらすじ時間どろぼうと、ぬすまれた時間を人間にとりかえしてくれた女の子の

        人間よりも安全な「自動運転車」はどこまで安全になったら受け入れられるのか。

        マガジン

        • 書籍考察・レビュー
          1本

        記事

          しずおかMaaS 将来ビジョン 中長期計画が公開

          ポイント①:誰もが移動しやすい新たな移動サービスの提供と、持続可能なまちづくりを目指して、将来ビジョンとロードマップが公開 ポイント②:作成はしずおかMaaS(静岡型MaaS基幹事業実証プロジェクト) ポイント③:将来のライフスタイルの変化を訴えている所が新しい。2022年からスモールスタート 1.しずおかMaaSって? しずおかMaaS(静岡型MaaS基幹事業実証プロジェクト)は、2019年5月に発足した地域密着型の官民連携コンソーシアムであり、運行事業者(鉄道・タク

          しずおかMaaS 将来ビジョン 中長期計画が公開

          noteの立ち上げ #1 なぜnoteで始めるのか?

          〇自分の考えを発表したり、現実の何かに反映できる人は限られている。 〇本当はもっと色んな人が考えていることを発信して、議論していけば、様々なアイディアや考えを深化させていくことができるはず。 〇アクセス性と、「対話による専門知の深化」の両方を兼ね備えたメディアとして、noteを利用することに。 1.自分の考えを発表したり、現実の何かに反映できる人は限られている地域をより良くするためにはどうすれば良いか? そもそもどんな地域がより良い地域なのか? そんな問いは、地域の

          noteの立ち上げ #1 なぜnoteで始めるのか?

          Noteの立ち上げ #2 目指すところ

          ミッションこのNoteは、 ・研究活動と言論空間への発表と対話を通じて、 ・人と自然の相互作用により生まれ育まれた地域の風土を理解し、構想するために必要な『理論、哲学、調査・分析手法、計画、実践その他にまつわる事項』についての深化を図る ために立ち上げました。 どういうこと?と思う方もいると思いますが、主にはこんなことを探求していきたいと思っています。 1.いかに人と自然の相互作用で生まれる地域の本質を理解するか? 2.いかに豊かな地域社会を構想するか? 3.い

          Noteの立ち上げ #2 目指すところ