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ABOUT

ふとしたときに思い出す記憶の種がある。
大した記憶じゃないけれど、私の中で生きた確かな日常。

日々の濁流に身を任せ、生きていると思う。
大切にしたい「もの」「こと」「ひと」を大切にできるほど、私たちは強くない。
日々やるべきことを前にして、刹那にかける感情に従うことは至ってシンプルなようで、困難を極める。
そして、それを失って初めて、その重要性を身に染みて理解することは人生の中で往々にして生じ得ることだろう。

けれど、それでいいのだろうか。
忘れたくない「もの」「こと」「ひと」を前にして、ある意味で根本的に淘汰していくなんて。
16の私には受け入れがたい事実だ。

誰かが言った。「言葉には賞味期限がある」と。
誰かが言った。「世界はいつも、決定的瞬間だ」と。

だからこそ、残しておきたい。
言葉が生きているうちに、二度と戻らない、その一瞬を。
自分の言葉で写真で、記憶を封印したい。

そんな想いから、創られた「記憶の集積地」、LOCAL LOG.
誰かの言葉から織りなされる、場所の記憶。

是非、覗いてみてください。

17歳になった、記憶の管理人より。

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