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邪氣

6年前の記事から・・・6年前の自分がとてもかわいく、愛しく思えます。

そして、この6年間の大進化に改めて感謝&感謝です(*^^)v

6年後の今も、必要とあらば刺絡や打鍼を華佗診の中でしています。

昨日の藤本漢祥院での研修で・・・
食物アレルギーの幼児がお母さんに抱っこされてやって来ました。
診察室へ入る際、その子の顔を見て・・・ものすごい邪気に充たされていることにびっくりしました。
まるでスターウォーズのシスです。
蓮風先生の鍼治療を続けて、かなり食物アレルギーが緩解しているそうで・・・
この日も蓮風先生は古代鍼で後溪(SI3)へ翳す鍼をされました。
その時、見えました!
その子の身体のまわりにある衛気が古代鍼を翳された後谿でパチン!と弾けて、ものすごい邪気が飛び散ったのを。。。
それは酷い悪血が滞っている穴に刺絡をすると、ビュッとどす黒い血が噴き出してくるのとそっくりでした。
なるほど・・・
古代鍼で翳して瀉するというのは、刺絡で邪血を祓うのと同じく、邪気を衛気の表層を破って祓っていたのです。
衛気は体を包む込むように全身に拡がっていますが、後谿や百会などの経穴は、全身の邪気が流れ流れて集まり、滞り濃縮しやすい穴なのでしょう。
それを掌や感性で感じとれれば、あとはお餅を焼いた時のプッーとした膨らみのような穴を古代鍼でチョンと衝いてやるだけなのですね。
要は、衛気が見えるかどうか? 
な~んや そうか! ガッテン&ガッテン&ガッテンだぁ(*^^)v
なるほど・・・ええ勉強になりました。
さて、この子の邪気が後谿から爆発&噴出した際、「なるほど!」に気を取られていて、この邪気をまともに被ってしまいました。
蓮風先生の鍼を間近で見学していると、しばしば邪気を被ることがあるので、最近はちゃんとマイ古代鍼&金銀打鍼を持って来ています。
急いで銀の古代鍼で、被った邪気を祓い除けながら・・・もうひとつ わかりました!
気も単に滞っているだけなら、湿痰のように、ドロドロと滞っているだけです。
気の流れが悪いとか、この経絡は気が流れていないとか・・・のレベルです。
これは詰まっているだけで、陰と言うか、ネガティブな悪さをするだけです。
例えば、うつ状態だとか、倦怠感だとか、異様な眠気だとか・・・
ところが、この気の滞りが濃縮されていくと・・・湿爇のように熱を帯びるようになります。
すると気がマグマのように暴れ出して、アクティブな悪さを始めます。
錯乱だとか、自傷&他傷だとか、アトピーや喘息や関節炎だとか、脳卒中や心筋梗塞だとか・・・癌もそうですね。
あれ? どれも刺絡が得意とする病気ばかりやん!
刺絡は血を祓います。
それだけで、かなりの効果があります。が、刺絡を続けていると、時として、効かなくなってくるという話が刺絡の成書に書いてありました。
それはきっと、血だけを祓っていたからですね。
もちろん、悪血を祓えば、気も流れるようになります。
ただ、マグマのようなアクティブな邪気は、悪血の解消だけでは動かない可能性もあります。
下手をすれば、経絡の悪血は解消させたまま、もっと深く・・・五臓六腑の悪血を密かに(経穴や体表に現せないようにして)憎悪させてしまうかもしれません。それくらいマグマのような邪気:赤邪気とでも呼びましょうか は怖ろしくアクティブに襲いかかってきます。
それはまるで邪悪な意思があるかのように・・・悪霊や病魔、祟りといった目に見えない存在たちは、この赤邪気が正体ではないでしょうか。
ちなみに、ドロドロと滞っているだけの邪気:青邪気と呼びましょうか は、そんな意思などは感じとれません。そこに静かに滞っているだけです。
では・・・青邪気を赤邪気にしてしまうものは何でしょうか?
いろいろあるでしょうが、断トツ第一位はストレスでしょう。
人間は胎児の時からストレスを感じとれます。
生まれたての赤ちゃんの顔に酷いアトピー様湿疹がある・・・なんてことはよくあります。
幼児になれば、かなりのストレスを感じたり、創造したりも出来ます。
だから、赤ちゃんや幼児、子供たちの古代鍼は後谿が多いのでしょう。
なんだか様々な疑問が一気に解け始めた、とても勉強になった研修日でした。
感謝&感謝(*⌒▽⌒*)


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