見出し画像

5つの生命の樹とパスワーク(1)20221217

5つの生命の樹とパスワーク(1)

2022年12月9日から書きはじめる。

■ふたりの天使

 瞑想と夢見は、(26)まで進み、長く書きすぎたので、本書のタイトルを5つの生命の樹とパスワークに変えた。フラワー・オブ・ライフの中で、ひとりの人間が成立するのに、最低限必要なのは5つの生命の樹だ。実際には7つ、あるいはもしかしたら12かもしれないが、そうなると複雑になりすぎるので、最低限の5つの生命の樹にした。
 いま直接に気になっているのは、瞑想と夢見(26)で書いた、人間が太陽(恒星)から、この地球に生まれてくる時に、右手を水星が、左手を金星が持って、ふたりの天使に連れていかれるようにして、地球に降下するという光景だ。
 このイメージを言い始めたのは、20年以上前になると思うが、太陽から惑星・地球へと次元降下する時に、最初に太陽から分離するのは水星で、太陽、水星、金星、地球は順番に数字で、1、2、3、4となり、水星は2の数字で、これは分離する、二極化する、陰陽化するという意味でもあり、水星は太陽から追放されたという捉え方もある。水星はこのことでとまどっており、むしろ怒っていると考えてもいい。
 生命の樹は、土星の円、太陽の円、月の円の三つの円でできており、太陽から地球に降りていくというのは、太陽の円から、月の円に移動することだ。太陽の円は、ヘリオセントリックを示しており、つまりは太陽から惑星群を見ている。月の円は、ジオセントリックで、太陽から見ると、月のむこうに地球があり、地球と月の区別はついていない。その点で、ジオセントリックは、地球から太陽を見ているという視点であり、この太陽からと、地球からという見方の違いは極端で、この落差を埋めるのに、途中の参道、すなわち太陽から地球につれてきたふたりの天使、水星と金星の段階で、視点がだんだん「位置が定まらなくなる」経過があると思うが、でもどっちにしても、ジオセントリックの地球から見た宇宙像というのは、地球に着地しないことには手に入らない。
 youtubeでクンダリニの話を出したが、クンダリニは、腰でシャクティあるいは蛇が眠っているのを起こしていくことだ。地球に着地すると、地球は安定して動かない大地になる。しかし、地球から、金星、水星へと受肉コースを逆にたどるのは、地球から離れることになり、すると、地球が動いていることに気がつく、自転・公転をしており、これは激しく回る蛇ということで、つまりクンダリニの眠りとは地球の地表に乗ることであり、地球から離れて、地球の回転に飲み込まれなくなると、これがクンダリニの覚醒であると解釈していいのではないか。固定して動かない地球を地盤にして作られるジオセントリック占星術は、クンダリニが眠った前提で作られ、ヘリオセントリックはクンダリニが覚醒した段階で作られると考えてもいいのではないかと思う。

ここから先は

49,403字

¥ 600

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?