将来の夢とブリしゃぶ

子供の頃、将来の夢を発表させられることがすごく嫌だった。

そういう方、結構多いのではないかと勝手に思っています。でも、授業の一部だと思って淡々とこなせていた人もたくさんいる、であろうことも感じています。

その淡々とこなしていた学友達は、みんな「将来の夢=職業」を語っていました。

ひねくれ者の私は、「なんで、夢が『なりたい職業』じゃないとダメなんだ!」そうぼやきながら黒板を斜に見ていたわけです。

あの頃、夢を語れなかった私は、大人になった今でも自分の夢を持てないままでいます。

今思えば、将来の夢は、なりたい職業・達成したい目標・叶えたい願望……なんでもいいんじゃないかなぁ。

なんでも良いだろうけど、でも、本人が自分で考えたことじゃないと自分自身で納得できない。

あの頃、夢を考えることに正面から向き合わなかった私は、夢がない大人になりました。

今日はね、朝一番(ちょっとゆっくりしたので実は二番くらい)に市場で大きなブリのお刺身を買ってきたんです。

活気のある市場には新鮮なお魚がたくさん並べられていましたが、ブリは夫の大好物なので。

水菜・えのき・ネギも買ってきて、大根おろしもたくさんこしらえて。ポン酢でさっぱりと!美味しかったですよ〜。

そんな今の穏やかな生活も、数年前には考えられなかったわけなので。かけがえのない幸せな日々です(辛い時ももちろんありますが……)。

でもね、私の人生これでいいのかな?って思うことが増えてきて。不満というより、焦りに近いような。

「人生の意味とは、その人自身が見つけたものでなくてはならない」みたいな夏目漱石のお言葉があるんですよ。

「夢」や「人生の意味」とまではいかなくても、自分自身で考えないとその先の「納得」にたどり着かないし、「納得」して腑に落ちないとまたその先にはたどり着けないのかなぁ。なんて。

まだ何もかももやもやーっとしてるけど、とにかくどこかに進みたくてnoteを始めました。


今夜はブリしゃぶを味わって、一歩新しいことを始めてみた夜でした。


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