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【叡啓大学講義レポート 前編】デジタルファブリケーションを駆使した、廃棄プラスチックの地産地消とは?

こんにちは、LODGEの中島です。

今年1月より全2回で、広島の叡啓大学にてデジタルファブリケーションと素材の地産地消をテーマにした演習講義を開催しています。

第1回の講義では、LODGEのFABチームで取り組んでいるプロジェクトを紹介しながら、土着の素材と工作機械を使いながらプロダクトを作り、その製法をオープンソースで公開していく手法・カルチャーや、その可能性についてお話ししました。

参加した学生さんはほとんどが留学生です。事前にリサーチもしている方もおり、講義後の質疑応答ではリサイクル後のプロダクトの品質や、素材の耐久性などについて鋭い質問が飛び交いました。

講義の最後にはリクエストにお応えして、ペットボトルキャップごみを溶かしてキーボードに作り替える実演もしました。普段の生活では体験できない溶けたプラスチックの匂いや感触を確かめながら、この技術を使ってどんなプロジェクトができるかを考えてもらいました。


INARIを使って

余談ですが、趣味で自作キーボード制作をしている学生さんもいて、このデモンストレーションは非常に盛り上がりました。

講義全体を通じて印象的だったのは、学生の間では今や企業がSDGsを意識して環境に配慮した製品やサービスを提供するのは当たり前になっているということでした。

3Dプリンタをはじめとする工作機械が一般に普及し、自分達が物を作ったり直せるようになったときに、土着の素材や廃材をどのように活かすことができるか。

次回の講義では、学生さんたちが考えるデジファブアップサイクルの課題や、提案を発表いただく予定です。

目下、フィールドワークに出ているグループもあるということで、どのような内容になるのか今から楽しみです。




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