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里歩、AEW初代女子王座戴冠!スターダムハイスピード王座と2冠に

本日行われたAEWの新番組「Dynamite」の初回放送にて目玉の1つとなっていた初代女子王者の決定戦、前回大会でバトルロイヤルを勝ち抜いた無いラ・ローズと里歩の一騎打ちとなり、これに勝った里歩が戴冠。スターダムのハイスピード王座と合わせ2冠となった。

今回の放送が行われたキャピタル・ワン・センターはWWEやWCWがPPVの会場として使用してきた過去があり、15000〜17000人近く入る大会場となっている。まだ実際の動員数は発表されていませんが、用意していたチケットは即日完売しており、同じレベルの動員が見込まれると思う。

さらに同時にいくつかのインターネットストリーミングサービスで興行を見ることが出来るため、この瞬間を目撃した人は非常に多くの人がこの戴冠の瞬間を目にした。

前回の記事でも書いたように、他の国の選手と比べてかなり小柄な里歩の姿というのは、可愛らしさや応援しやすさという部分があるのか、日本人だけではなく様々な国の人が彼女を応援するという状況が生まれてきたのが分かる。

AEWでは、様々なキャリアの選手、特に女子は実験的な起用を試しているが、対照的なタイプの2人を並べた上でこれを成立させるのは、様々な国で戦ってきた里歩の10年近いキャリアと経験によるものだと思う。

また、最後は、蒼魔刀でナイアの顔面に両膝を突き刺し勝利したわけだが、この技のオリジナルはDDTのHARASHIMA。今や飯伏やケニーも膝を得意とするが、HARASHIMAのこの蒼魔刀には幾度となく苦しめられてきたことを考えると、アメリカという地でオリジナルを受け継ぐ里歩がこの技で新たな歴史を切り開いたのは感慨が深いところがあるのだ。

 

直近の里歩の予定でいえば、この後スターダムのタッグリーグ戦が始まるが、ハイスピード王座をかけて戦ったスターライトキッドとのタッグでの出場が決まっている。さらにAEWのテレビ放映は裏でWWEのNXTが放送しており、そこには紫雷イオが出演している。里歩に任されたのは、日本人の高いクオリティの女子レスリングで世界を沸かせることと位置づけられた。

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