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新年にて。

新年あけましておめでとうございます。

昨年を振り返るとジェットコースターのような出来事ばかりで、バタバタだったなぁと。

末っ子の大学入学が何とか決まってようやくホッとできるかと思った矢先の大怪我で毎日の通学補助が半年続いたり、収まるかと思っていたコロナ禍もなかなか収束にはならず、規制の多い日常がより縛りが強くなっていった。

その中でも長年引きこもる生活をしていた長男が家を出て仕事に就くという嬉しいサプライズもあった。親としては病は仕方ないという思いと、何とか社会人として生活出来ないだろうかという将来に向けた心配との狭間にいた。成長したら社会人という当たり前の生活が当たり前ではないという現実を突きつけられ、私の人としての度量を試され培わされたように思う。

私自身、年齢による女性としての体調の不安定さに悩まされ、今までできたことができなかったり、精神的な不安定さが体調にも異変をきたし苦しかった。その反面、家でのものづくりに拍車がかかりハンドメイドにのめり込む時間が増え、作れるものが増えて、それは日常の中でも癒しの時間になった。所属する研究会の仲間に触発されて、普段手に取らない作家や書籍を読む機会も増え、友人と会えない寂しい時間が心を癒す時間に代わった。

ほんの3日前にも次男がいろいろ抱えていた問題が大どんでん返しで吉報があり、彼自身辛かった過去から解放されたと笑顔で報告があり私ももうひとつホッとした出来事が増えた。

子どもの数だけ、心配も悩みも成長の中での見守りもたくさんあって、私のキャパシティをはるかに超えているのだけど、一人一人が自分と向き合ってその子なりに解決していく様をみせてもらえることは、親冥利に尽きる。そして彼らが自分のチカラで自分の人生を創り、一人立ちしていることは何よりありがたいこと。いつ親がこの世から消えても大丈夫という安心だから。

私の仕事の年末のハードな業務のために、正月らしさのない我が家だが、あけましておめでとうございますと私のところに来て言ってくれる子どもたちが何よりも愛おしい。

いつまでも続かないこの生活だから、今この一年一年をちゃんと覚えておこうとも思う。

現在、この先もずっと今の仕事を続ける自信はない。体調の悪さや精神的な負担が思いのほか辛い。これから自分はどうやって生きてこうか?と考える岐路に差し掛かっているのかも知れない。仕事との関わり方を変えなければならないのかも知れないし、自分を変えるチャンスなのかも知れない。娘は一緒に暮らさないか?とも言ってくれる。少なくともまだまだたくさんの選択肢が私の人生にはあるんだなと思っている。

しかしながら一緒に暮らす猫たちが子どもよりも心配ではあるから、もうしばらくはここにいるだろう。

今年も猫を愛でながら、コロナ禍の収まりを横目で見つつ、今までよりはゆったりとしたペースで生きてみるか。ハンドメイドはもたくさん表現していこう。

さて、2022年は私に何を与えてくれるのだろうかと不安よりは楽しみが多い私は間違いなく幸せだ。

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