月とすっぽん

自分の気持ちを言葉にしたい。

月とすっぽん

自分の気持ちを言葉にしたい。

最近の記事

感情は体現したい

泣きたいときは泣きたい。 でも、実際そういう瞬間に涙が出ることはほとんどないのが悔しい。 人間は抱えている感情をそのままにするんじゃなくて、その感情を知覚できるような行為をすることでスッキリすると聞いたことがある。 悲しいドラマを見て泣いていたのに、見終わった後はなんだか心がスッキリしたような気持ちになる感覚。 数日前、夜中にランニングしてきた。 最近運動全くしてなかったくせに、ご飯はたくさん食べてしまっていて怠惰な体になっていて。 自分は結構過去の出来事を引きずるタイ

    • 「月が綺麗ですね」と言いたい

      「月が綺麗ですね」と含みとか考えずに声に出したい。 でもそれは叶わない。 なぜならこのセリフには「あなたが好き」という意味が含有されているからだ。 小中学校生の時に授業で、夏目漱石が言い出しっぺと知ったのだと思う。 どこで登場したセリフなのか調べたところ、実際は夏目漱石の小説等には出てこなくて、逸話として語り継がれているものらしい。 不思議だ。 私は月が好きだ。 もちろん嫌いな人というのはあまりいないだろう。 でもきっと他の人よりかは夜空を見上げているし、月を見ると色んな

      • 映画「そばかす」

        snsを見ていたら偶然目に入った「そばかす」という映画。 ポスター写真の、ドライブマイカーに出演していた女優さんに惹かれてNetflixで鑑賞した。 あらすじ:他者に恋愛感情をもたない女性が恋愛至上主義社会で生きる苦悩を描いた作品。 この作品は、自分自身の思考の選択肢が増やしてくれた。 この作品の主人公の蘇畑は、アセクシュアルだった。 アセクシュアルとは、他者に対して性的欲求や恋愛感情を抱かない人のこと。 この映画を見るまでアセクシュアルという言葉を存じ上げなかった。

        • まさに、春。

          四月になった。 外にひとたび出れば春だなあとしみじみ実感する。そう感じるのはこの温かい気温だけに限ったことではない。 公園には桜の芽がいまにも開こうとしていた。今年は遅咲きのようで、たしかに去年は三月には満開だった。 私としては、桜といえば四月だからむしろ以前のタイミングに戻ったなという気持ち。 ここ数年は満開早くない?という気持ちだったので、今年はまだかなあ☺️と気長に待っている。 桜だけじゃない。名前がわからないけど黄色い花が点々と咲いていた。(調べたらカタバミとい

        感情は体現したい

          杉咲花さん

          ここ最近映画や小説、音楽などの言葉を使って表現するものに沢山触れたいという気持ちがある。きっかけは杉咲花さん。 杉咲花さんが出演している映画「市子」と「52ヘルツのクジラたち」を鑑賞後に彼女に関する記事や対談で杉咲さんの魅力を知った。 映画監督や共演者が口を揃えて言うように、杉咲さんはとても真摯に作品やその内容に関係する当事者に向き合っている。 杉咲さんはNHKスイッチインタビューでこう語っていた。 「すべての人の人生が祝福されるような世界になってほしい」 こんな素敵