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第2チャクラ〜生きる喜び〜

第2チャクラ/セイクラルチャクラ/スワディスターナ
課題:自分の中心を整え、創造性のエネルギーを育む(真の喜びを知る。)
位置:丹田。へそから約指3本分下
色:オレンジ
元素:水
身体とのつながり:生殖器、大腸、脊椎、骨盤、虫垂、膀胱、腰、泌尿器系
精神面のつながり:創造性、セクシュアリティ、非難と罪悪感、お金とセックス、力と支配、依存


第2チャクラは生命力が生まれる場所です。丹田は気力が集まるところとされ、古代中国医学で丹は不老不死の薬、田はそれを生み出す地を意味し、古来から丹田は「活力の源」であると言われています。セイクラルは「神聖な場所」、スワディスターナは「自分の居場所」という意味です。英語、日本語、ヒンドゥ―語、どれをとっても第2チャクラが大切な場所を意味することが、よくわかります。
第2チャクラは水の元素を持ち、その変幻自在な性質は感情の動きや流れを司ります。揺れ動く自らの感情の動きと向き合い、このチャクラを整えることで、「肚が決まる」と表現されるように、決断力が身に付いたり、人生の喜び、快・不快をはっきりと感じられるようになります。
水の元素をもつ第2チャクラですが、根源のエネルギーとなる生命力や創造性を生み出す力は「陰陽五行」でいう火のエネルギーでもあるので、この火と水という両極にある二面性のエネルギーのバランスを取ることを学ぶチャクラでもあります。
第1チャクラで基本的な生存レベルでの安心感、安定した土台を得ると、次に第2チャクラでは、集団の外側の世界との繋がりへと視野が広がり、個人としての物理的なニーズ、生きる喜びや欲求が芽生え、それを実現する為に創造のエネルギーが使われます。また創造のプロセスとなる「選択する力」が育まれていきます。


バランスがとれた状態:
生命力に溢れ、創造力を持って人生を愉しむ姿勢を持ち、感情を素直に感じることができます。
人や状況など外的要因に左右されることなく、自分の意志にもとづいた選択ができます。

滞っている状態:
感情が乏しくなり、何事に対しても関心が持てなかったり、快、不快の感覚が麻痺してわからなくなることがあります。批判的な思考を持ち、楽しむことに罪悪感を覚えたりします。生殖器に関する機能障害や性への関心が低くなる傾向がみられることがよくあります。
丹田という自分の中心が弱くなるということは、自分がなくなることでもあり、他人の意見を取り入れすぎたり自分の意志が弱くなります。
腺腫は、行き詰まった仕事や人間関係、生まれる機会を与えられなかった創造エネルギーが滞った第二チャクラの不調の結果だと考えられます。

過剰な状態:
過度に感情的になるなど情緒不安定になり、過度な快楽を追い求めたり、嫉妬や執着、依存、支配欲などが暴れだします。
柔軟性を失い、人の意見を聞けずに頑固になったりする場合もあります。


「内面の力」
このチャクラは、個人としてのアイデンティティをもつこと、そして自分を守る為に必要な外部との健全な境界線を持つことを教えてくれます。
私たちが物質世界で自分の居場所を作っていく上で必要とするものは、人間関係、権力、お金など“力の象徴”とされるものが多く、執着が生まれやすく、このチャクラを通して私達のエネルギー体や、身体に影響を与えます。人は他と関わる必要性を感じ、また環境に対して自分がコントロール力を持つことを望みます。必要だからこそ、誰かや何かへの“コントロールを失うことに対する恐れ”や“支配されることに対する恐れ”はこのチャクラに関連する身体の不調に深く影響を与えるのです。そこで、どんな時にどんなかたちで外的な力に支配されているか、どんな種類の力に自分が弱いのか、「力」と自分との関係を探っていく必要があります。人は自分に力がないと感じた時、他のエネルギーが無ければ生きていけないと思い込んでしまう場合があります。すると、性、お金、アルコールなどの物質的なもの、あるいは人など「力」を持つものに対して、自分の価値を大切にした健全な選択をすることができなくなってしまいます。ある意味その「力」に自分を売り渡すことになるのです。自分を売り渡すことなく、心地よく「力」との折り合いをつけられるよう、十分な内面の強さを育む必要があるのです。


「二面性を理解する」
第1チャクラの、何かに属するという一体化されたエネルギーは、第2チャクラで対極に分かれます。陰と陽、光と闇、男性性と女性性、太陽と月、火と水、静と動などといった両極にある性質は実は表裏一体で、これら対極に隠された意味を理解することは、第2チャクラに関係した課題に対処する際に重要な鍵となります。 
 例えば、もっと女性らしくなりたいという思いから、“女性らしさ“のイメージに縛られて、あるべき姿に近づこうと無理をする方がいるかもしれませんが、性別に関係なく、あなたの中には女性性と男性性エネルギーが共に存在していることを認めてみましょう。
行動、自己表現、境界を作るなどを特徴とする外向きの男性性エネルギー。癒し、創造力、許し、守るという役割の内向きの女性性エネルギー。どちらも必要不可欠な性質で、バランスの度合いによって個人の性格や性質も変わってきます。思い込みや理想により自分の本質を無意識に否定することや、どちらかに極端に偏ることでシーソーのようにエネルギーバランスは崩れます。自分の理想と本質との“違い”をあるがままに受け入れて、自分にとって丁度よいバランスを見つけることが各性質の成長を助け、自分らしく生きることに繋がります。


「選択は創造へのプロセス」
 人生は一つ一つの選択の積み重ねで創られています。そして選択とは、選ぶ対象にそれぞれ良い面や悪い面となる二つの局面があるから生まれてくるのものです。人は“賢い選択”を求めるものですが、時に正しいと思ったことが間違っていたり、良いと思えたことが結果的には悪いものとなったりすることがあります。このように「選択」には、自分の選択がもたらす結果のすべてを知ることはできない、コントロールすることはできないという矛盾した本質があります。
誰もが願う完璧な仕事、恋愛、健康、住む場所、全てを可能にしてくれるような完璧な選択、完璧な答えを待ち、探し求めるあまり現状から動き出せなくなってしまうことがあるかもしれません。しかし選択の結果に影響を与える力は、何を選ぶかという選択自体にはなく、その理由・動機にあります。恐れや不安から選んだのか、あるいは直感や意志にもとづくもの、希望に溢れた心からの選択なのか。私たちの選択はほとんどの場合、この2つに分かれ、選択の結果もまた、ある程度そのどちらかを反映しています。
 私たちは物理的な存在であると同時に、エネルギー・気的な存在です。残念ながら物理的に全ての結果をコントロールすることはできませんが、外面の世界に対する自身の内面の反応はコントロールすることが可能です。自身の内側に意識を向け、思考や感情のメッセージを受け取りながら、選択を重ねていくことが人生の創造のプロセスそのものなのです。



第2チャクラが持つ聖なる教え(真実)は、“互いへの尊重”です。
人間関係は浅いものから親密なものまで様々ですが、人との繋がりを通して私達は自分を知る機会を得ます。時には痛みを伴う経験から自分の限界に直面したり、無意識に抑え込んでいた感情と向き合わされることで、自分の強みや弱みについて気づきがもたらされます。
私たちが育んでいく人間関係には全てに意味があり、全ての関わり合いが自分の魂の成長、そして相手の魂の成長にも繋がっていることを理解すれば、相手に何を言うべきかが自ずとわかったり、またお互いの成長にとって障害になるような関係を手放す必要性がわかります。相手が自分と等しく大切な存在なのだと認めれば、それは自然と互いへの敬意を生み、尊重して生きることができるのです。




☆自己探求のためのチェックリスト☆

・全てにおいて選択肢があり、選択する権利が自分にあると思いますか。

・あなたにとっての創造性とは。自分を創造的な人間だと思っているか、また実現するよう努めているか。

・今までの人生において、自分の本意ではない選択をしたことがありますか。その理由は何ですか。

・人生はお金に支配されていると感じますか。金銭的な安定のために、自分のプライドまで妥協をすることがありますか。

・性やお金、または権力を利用して人をコントロールしたことがある、またされたと感じたことがありますか。

・自分のセクシュアリティ(性別、欲求、関心など)をよく理解してよい関係を築けているか。何が問題としてあげられるか。

・意見を求められた時、力関係などを見て、周りに合わせることが多いか。

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