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6年前、国立近代美術館で催された日本の家1945年以降の建築と暮らし)

建築家の篠原一男氏のこの”失われたのは空間の響きだ。”の一文で、篠原氏を合理的な科学主義の人かと思ってしまった自分は、目がひらかれた気さえする。
そうだ、人間から、情緒を奪ったら、何が残るのだろう?合理主義一辺倒で、消え去るものもあるのか?


2001年・手塚建築研究所が秦野市に作ったという、”屋根の家”。天然素材の木を屋上に敷いている。
”よしず効果”で平屋の室内気温は3~4度下がるだろう。(以前、森林総合研究所で屋上に木を敷いての室内気温の変動の論文をあてはめると。)
上の構造物のミニチュア。
私は、以前から、住宅の外部空間に興味をもっていて、実際に仕事として実践してきた。合理的な動線をもった室内では味わえない・・・”空間の響き”を付加させるには、外部空間の助けも必要になるんじゃないか?という思いに至った。


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