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【星宮とと】それは見る人をワクワクさせる灰色の星

どうも、DTMがデスクトップ・ミュージックの略だと知って長年放置してきた謎が解けてスッキリしている永井です。

紹介記事じゃない

星宮ととさんのことを紹介する記事というよりは私の中でどういう位置にいるのかを確認しようという試みです。
なので主目的は星宮ととさんの紹介ではありません。星宮ととさん申し訳ない。

引きこもりとの出会い

星宮ととさんに出会ったのは新人Vを漁っていた時のことです。
星宮ととさんの自己紹介動画が丁度上がった時期です。ポイントはまだ曲が一曲もない時ということです。
自己紹介動画を見ているとその頃には一つの傾向としては珍しくない引きこもりの女の子が喋っていました。


他と違って面白いなと思ったのは喋りに対して字幕が遊んでいることでした。
加えて背景のぼかし方が妙に印象に残っています。まだ説明されてない世界にすごくワクワクしていたのを覚えています。即、チャンネル登録でした。
なのでDTMをやっていることは分かっていましたがこの時点では音楽の人としては全然意識してませんでした。

そして、「ゲームノナカ?」が投稿されます。


まぁうたものでは無かったので「あ~自己紹介で言ってたDTMの習作みたいなもんか~」という頭使ってない感想を持っていました。

マシュマロ回は「すごい背景の音が夏だなぁ……」「普通の女子高生だなぁ……」「ひきこもりってもっとモゴモゴしゃべってるイメージがあるけど可愛くしゃべるなぁ」なんて思ってました。今思えばこの偏見が星宮ととを注視できなかった原因な訳です。追加でもったいないのは星宮さんのTwitterを追ってなかった点ですね。星宮ととさんってめちゃくちゃリプ返してくれるんですよね。最初から絡んでいればもっと早く偏見から脱せていたのかもしれません。

星の煌き

さて、11月です。Vtuberの音楽と年末のイベントが結びついて色々盛り上がり始めてた時期です。そんな中、星宮ととさんはDAOKOさんの『さみしいかみさま』をRemix、coverしています。

初の歌ものの投稿ですね。永井さんは難しい音楽はわからないので歌詞がないとどうして良いのかわからないんですね。歌詞がついた途端こんな事を言ってます。

バカみたいなこと言ってますね。バ●スって言われて身悶えてれば良いと思います。
しかし、しかし。
歌詞があるってわかりやすいと言うか感想が書きやすいみたいでこの動画はコレまでの動画に対してコメント数が激増。
音楽系Vtuberに対してのアンテナが非常に高いVTuber Zeroさんやこの時はたしかミソシタさんの曲つながりでフォローしてた現在では49曲もの曲をアップしている渚乃奏さんも突然現れた才能に対して驚きのコメントをしています。

アップデートとkawaiiと

で、アップデート一回目の12月です。


明らかに後ろの小物のレベルがぶっとんでる。あとだめねこかわいい。

そして、ほとんど間を開けずにメルティランドナイトメアのcoverが上がります。


星宮ととさんのkawaii全開のcoverになってます。
自己紹介からそしておそらくTwitterでも見せてきた星宮ととさんの文脈が曲とマッチしてとんでもないkawaiiを産んでいます。

そして、どこか浮世離れ、ある意味他のVとのコラボが一切ない点では引きこもり感があった星宮ととさんですがここで流行りに乗ります。


もうなんか懐かしいのが恐ろしいんですが、ハニストの周防パトラさんが作られた『いやいやちゃんのうた』の歌ってみたが投稿されます。
この動画のポイントは『いつもの動画で写っている部屋以外の場所にも星宮ととは存在できる』という点です。
あの薄暗い部屋でしか星宮ととさんを見たことのなかった私には流行に乗っていること以上に新鮮さを感じました。

怒涛の12月の最後の動画。12月までは月に一本のペースでしたが12月に来て四本目です。

ここで配られたボイスサンプルパックは今になって様々なDTMerがさりげなく使ってたりするみたいです。この時丁度キズナアイさんも自分の音源配って似たような事してましたし、音系の人にはそういう文化があるんだなっていう個人的な発見をしてました。

星宮ととさんの消失

そして、星宮ととさんは2ヶ月消えます。
あんまり静かに消えるので「私動画の見逃しないよな???」と何度もチャンネルにいって確認していました。(Twitterは追ってませんでした。)

ひきこもりアップデート

3月。
Vtuberの音楽が年末のイベントを終え、これからもマーケット的に盛り上がること間違いないと誰もが確信している時期。
バカみたいkawaii星宮ととが帰ってきます。(ここも動画を引用してきたかったけど無理だったのでツイートです)

白い空間に踊る灰色の姫というかもうなんかそういう恥ずかしい形容詞を思わず持ち出して褒めちぎりたくなるようなかわいさです。

「おまえのようなひきこもりがいるか!!」

ここでようやくです。ニュースやNHKにようこそしそうなひきこもりとは違うのをはっきり意識したのは。確かに彼女はひきこもりだけどこんなに開けているじゃないか。むしろ閉ざされていたのは自分の方であったと気付かされたわけです。

この時、バーチャル界隈的には結構暗いニュースがアホみたいに出回っていて「あークソつまんねぇなぁ」と思っていた時期なのもあってほんとにこの動画に出会えて感動しました。星宮ととさんありがとう。

加えて、良かったなと思うのはコレ以前のあの薄暗い部屋にいた星宮ととさんを知っていたことです。知識の量は後からでも補えるんですが、時系列で起こる体験はどうしても追体験しようと思ってもノイズが大きくなりがちです。初見プレイしたい派なんです、私。

オリジナル曲『ネオンライト』

で、興奮冷めやらぬ状態で4月。(このあたりからTwitterでもよく絡ませてもらっています)
『ネオンライト』が来ます。延々聴けます。この曲。

kawaiiとは違うDAOKOさんのcoverして時の雰囲気の方が近い感じですが、何より違うのはオリジナルが故の星宮ととミューッジック!!最高。
(そして個人的なびっくしポイントは宍戸あくろさんがアートディレクションしてること!!宍戸さんを知ってる方なら思わず膝を打つ納得感だと思います)

それでも彼女はひきこもり

ほんで、彼女はひきこもりのまま、M3に出るそうです。

『M3ってなんぞや』

私も思いました。調べたら音系オンリーイベントだそうです。要は即売会です。
春と秋に開催されていて1998年から続いてる今年で22年目?になる結構な歴史のあるイベントです。私も今回はじめて知りました。はい。
(というかこの星宮ととさん美人すぎるじゃろ……惚れるわ……)

M3の他にも色々、告知があるみたいなので貼ってしまいます。


星宮ととの描く星座

と、告知を貼ったところで振り返りは終わりました。
最初は音楽の枠で見ていなかったけれど、今では『アーティスト星宮とと』として見ていることがはっきりわかりました。そして、他のアーティストと違う点は『一本の線を辿っていくのが楽しいアーティスト』というより、『突然びっくりするような所に点が現れてそれまでに打たれていた点と繋がるのが楽しいアーティスト』であることです。
もちろん、本人や近くで星宮ととさんが頑張っているのを見ている人ならば伸びていく線の過程を見ているのでしょうが、私は動画メインです。点を結ぶのはTwitterだったり、生放送だったりするのでしょうがそれにしたって星宮ととさんの線の伸び方は他のVと比べても格別に奇天烈だと思います。『ワクワクを探す勇気』でも書いてる通り私はワクワクするかに重点を置いてVtuber、エンタメを見ているのでそういった意味で星宮ととさんは最高にワクワクさせてくれるアーティストです。
この考え方は『推し』というある意味で静的なVtuber界隈で主流の考え方とは違うので共感を得られないのですが、星宮ととさんが運んできてくれるワクワクがたまらなく好きです。

さて、一言で頑張ってまとめてみましょう。
私にとって星宮ととさんは
『見る人をワクワクさせる星の光』
といったところでしょうか。
だいぶ抽象的な表現になりましたけど、この星の光が連なってどんな星座になるのかとても楽しみです。

2日連続のダラダラした文章でしたがここまで読んでいただきありがとうございました。叶うならばあなたに素敵な星の光が届かんことを!!


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