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羽子田チカさんを長文で頑張って褒めようと試みたところ、妄想が入ってしまって本人にツバ吐きかけられそう

MTCとは「マジ、チカちゃん、Cute」の意である。

 羽子田チカさんってやつぁすごいんだ。初めて作曲したのがつい最近なのにもう3曲目作ってるんだぜ。しかもVtuberのオリジナル曲でありがちな自己紹介だけして終わるソングじゃなくて、羽子田チカさんが創作の中で伝えたいメッセージがバンバン伝わってくるんだ。すごいよな。これはもちろん私が羽子田チカさんのことを去年の暮のあたりから追っているからそう感じるってのもあるんだろうけどそれにしたってすごい。

 歌の中で語りかけてる相手が自分のファンに限定されずにこの曲を聴いてくれた人全員。これね。すごい。「Vsingerって名乗ってないですけど」みたいなことを羽子田さんたまに言うからそういうところが起因してるんじゃないかと考えてみるけれど。つまり、Vtuber特有のファンとの間の濃密なやり取りに依存しないメッセージなのがいい。もちろん、ファンに向けて歌うメッセージソングみたいのもエモくて好き。そっちのほうがウケたりするしね。ファンサとか愛言葉Ⅲとかを記念の時に歌うとかね。

 でも、オリジナル曲。ちゃらんぽらん隊の「魔法なんかじゃない」もそうなんだけど、残るんだよね。オリジナル曲より歌ってみたの方が再生数が多くても、残るのはオリジナル曲なんだよね。たぶん。というかその方がいいでしょ?

 そういう意味合いでどれだけ自分が歌ったことに意味がある曲を残せるかって物凄い大事だし、クレジットや投稿者名だけじゃないVとしての活動の意義みたいなところに絡められるんじゃないか?

 というか、残せるもの作れたら、作った方も、それを聴いて感銘を受けた方も幸せでは? 自分のメッセージが相手に届いて相手を動かせたらそれって素敵やん????プラスの方向に動かせたら嬉しいやん? 羽子田さんのすごいところはこのプラスの方向へのメッセージのブレが無いこと。カンザキイオリさんの「命に嫌われている」という歌に「そういうことが歌いたい」という歌詞がまさしくそれ。ベクトルがマイナススタートじゃなくて、0から、始点からっていうところが違うけど。

 というのも、みんながみんな自分の表現したいことを表現してそれを相手に伝えようとしてるんだけど、そこにはやっぱり言葉とか作品で表現する以上は上手くいかない。でも、そこを恐れずに伝えようと思ったのならトライしてみよう、私はそれを絶対に否定しない、馬鹿にしないよ。というお墨付きをくれる。羽子田印。

 普通「何でも挑戦してみればいいよ」なんてアドバイスした後に失敗したときの保証なんて、ぼかすのが普通。正直なところアドバイスされた側も背中を押して欲しかっただけだから、失敗したからと言ってアドバイスした人が100%悪いみたいには思えないし、失敗したころには忘れてる。自己嫌悪に忙しいから。でも、羽子田さんのメッセージのすごいところは失敗した後に、思い出す。そして、励まされる。熱い鼓舞じゃないんだけど心が奮い立つ。一口で二度美味しい。

 宮橋さんにも少しばかり触れましょうね。民族楽器っぽい音とか使うのうまうま案外ノリノリ編曲お兄さん。たぶん。着てる服とか部屋の小物とかみたらいやなんかノルウェーとかスウェーデンとか北欧の民感すごい。いや、思い込み。

 で、宮橋さんの話なんで出したかって言うともう羽子田さんの声とオケのマッチング具合がえっぐいのなんの。最初からそういうグループでしたのん?という感じ。いや、詳しい話は不明。鳥たちのみぞ知る。

 歌ってみたで顕著なのが同じ歌でも自分の声に合ったオケで歌っているかそうでないかって上手い下手とは別のところで効いてくる。ほんとに。EMMAさんとかはとんでもなく上手いのもそうなんだけどジャズアレンジしてみたり、YuNiさんのところも面白い音を入れてるのですごく好き。

 と、例を上げてみたのが企業なあたり、中々自分の声に合ったオケって個人で制作するにはとても難しいと個人的に思ってる。いや、オケ作れるだけでものすごい。そういう視点からみてもここまで相性良いのはそれだけですごいはず。いや、すげぇよチカは……。

他にも2曲あるから紹介する

  さっきの聴いてこの2曲聴くとよりいっそうハマるよね。なんだこの「心音」の振れっぷりは。普通のVtuberさんって自分とファンの距離を近づけるような曲にしている。でも「心音」に関しては突き放されるような感覚さえ覚えるよね。羽子田さんが探してるものはなにか自分たちが知っているような世界にはなくてもっと深くて暗くて静かなところにあるんじゃないか。羽子田さんは一人でそこへ行ってしまうんじゃないか。という気持ちになります。なりました。他の人はどうかは知りません。そうなったら寂しいね。

 前後しますが、「きみとメモリー」は羽子田さん自身の始点なんだなという印象。始点というか活動以前。「きみとメモリー」単体で感じたものは「羽子田さんらしい」とかいうざっくりした感想だったけど、MTCを聴いた後に聴くと「きみとメモリー」の羽子田さんが活動してきて得た確信を「モッツァレラトライクッキング」で込めた。という時間の流れが感じられます。ハイパーなエモです。これが妄想だとしても私の中でエモかったので解釈違いでも許して。クシャってされても無駄だよ。

新曲、まだあるってよ

 シンスタで新曲!??????!??!??!???!?!??!?
 ここまで読んだあなたなら聴きたくなって当然。
 すでに羽子田チカの術中。
 現地に行けるかたはぜひ予習として羽子田チカさんのお友達である「狛犬なつく」さんとの関係性をなんとなくおさらいしておくといいかもしれない。もしかしたら絶命するかもしれない。わたしはセトリ見ただけでだめだった。

シンスタの詳細はコッチ。あくまのゴートさんとか環右近さんとか素敵なSingerさんがいるからイケる人は全編いこう。


以上。

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