無能な管理職を見極める3つの条件

今、コンサルしているクライアントの一つは、大手デジタル日系企業である。前回の記事で申し上げたとおり、いつのまにか会社が大きくなり、学ばないまま管理職になってしまった30、40代が多い会社である(前回記事はこちらhttps://note.com/lonhappi/n/nd498897a14ea?nt=like_1550924)

で、毎日経営陣、マネージャー以上に方々と仕事させていただいている中で、また気づいてしまった。いつの間にか管理職になっちゃった人たちは、管理職=「リスクを取る存在」であるということが全く認識できてない。

管理職がリスクを取れないということは、つまりは無能な管理職だということである。

リスクを取る、とは簡単にいえば以下の3つであるとわたしは考えている。 なので、この3つの条件を1つでも満たしていない場合、かなりやばい管理職であると言える。

1)決断する:

やるかやらないか決める→事業の最終責任者として自覚があればやる。部下の決断を「支持(サポート)する」と決めることも含まれる。 

※無能な管理職は、現場にジャッジ自体を任せて自分に責任が及ばないようにする

2)選択と集中:

ビジネスゴールを達成するためにどこにヒト・モノ・カネを集中させるか。もっというと、どこの分野が「捨てる」のかも決める。これも、無能な管理職の場合、「全部やろう」と言い出したり、決めることを脇に置いて「あれもやろう」とか言いがち。

3) 信頼する

これは上の2つと少し意味合いが違う。言いかえれば「細かいことには口出ししない」ってこと。無論、あまりにやばい時は口出しするのはオッケーなのだが大きな決断ができないので細かいことに口出しして、しかもそれが自分の仕事だと思ってご満悦になっている。管理職は枝葉末節を確認するのが仕事じゃないことをわかってない。

こういう人がトップにいる場合は、出世して追い抜くか、異動か、転職を考えた方が良さそうだ、、、


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