ティモシーの魔法の羽

ディズニー映画の「ダンボ」はご存知ですか?

1941年公開、
サーカスでいじめられっこの
デカ耳ゾウ、ダンボが
賢いネズミのティモシーとともに難を乗り越え、
大きな耳を生かして空を飛べるようになり、
サーカスのスターになる
という話です。

私はこのダンボが小さい頃から大好きで、
繰り返し繰り返し観たものでした。

1941年というのは太平洋戦争開始の年。
80年以上も前に作られた映画です。

途中に麻薬の幻覚のような映像が出てきて子どもの頃は怖かったのですが
それも今見るとなんかゾクゾクして中毒になりそうです。

さて、先週我が家は一家全員感染症にかかり
(世間を騒がせているウイルスではない)
みんなで自宅に引きこもっていました。

今日には皆回復、子どもたちにとっては
久しぶりの登校登園日です。

保育園児2人は
難なく笑顔で朝家を出て行きましたが、
1番上の一年生の兄貴は朝起きた時から
「学校へ行きたくない」と
ゴネ続けていました。

普段は学校サイコー!学校大好き!
と言っている長男。
でも環境の変化に弱い長男。

なんやかんや色々説得したり、
はやく着替えなさい!と怒鳴ったり、
私も手を焼いていましたが
彼は泣いて家を出ようとしません。

ふと横を見ると、
ポケモンのポケットポーチが目に入りました。
このポケットポーチ、
ティッシュとハンカチを入れようと、
感染前に長男がお店で選んで買ったのですが
結局病気になり、
まだ一度も使ってないものでした。

「あ!今日これ持って行ったら?」
と言うと長男はにっこり笑顔になり
「うん!そうする!」と
落ち着いて家を出ていきました。

その時、あ、コレ。
ティモシーの魔法の羽のようだ。
と思ったのです。

ティモシーの魔法の羽は、
空を飛ぶのを怖がるダンボに
(本当は飛べるのをティモシーは知っている)
ティモシーがカラスの羽を一本抜き渡して
「これは魔法の羽だよ!」と言って渡すと
ダンボはそれを信じて飛べるようになる、
というアイテムです。

子どもにとって
ちょっと頑張らないいけないステップは
誰にでもあると思います。

そんな時、

ティモシーのような存在がいること

そして時にはカラスの羽に頼ってもいいこと

今日の朝の一場面から
私にとっても色んな学びになったなぁと
思った出来事でした☺️



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