最近の記事

2本の線の先

二号線のあの辺りの照明は なぜ今も電球色なんだろう。 よからぬことを考えるのにぴったりだ。 12年というのは一つのターンのような気がしてならない。 12年前のあの1年間は 急に出会った老若男女それぞれ ものすごい勢いで深くなって、 その後はぱったりと縁が切れた。 こっそりライブした日 たった2人にだけ 教えたら 2人ともきてくれた でもその後 2人とも 急速に疎遠になった。 「性欲のない欲求」とやらを銘打って 近づいてきたのも12年前で、 あの時も電球色の駐車場だ

    • あの秋の入り口の日が

      多分、10年以上は前なんだろうけど 正確にはいつくらいのことなのか もう今となっては思い出せない。 思い出せないけど、 あの日悲しくも美し過ぎた金星の輪は 私の中で永遠に輝き続けている。 その日は なんか知らんけど飲みにいくことになっていた。 俯瞰的に見て考えたら行くべきじゃないのは明確だったけど、 当時の私は後先考えずに、 自分の肌感覚を無視して、もしくは 悪い予感を楽しむ悪癖のせいで、 「なんかしらんけど」が言動の根拠になっていることがよくあった。 良くない。 良く

      • 深夜タクシーに逃げる

        ハタチの時、 幼稚園で働いてた頃。 女性社会が合わなさすぎて 平日は早朝6時からほぼ23時まで幼稚園にいて そっから指導案と持ち帰り仕事。 土日は指導案と持ち帰り仕事は 早々に終わらせる。 その後はもう家にいたくなくて 黒く埋まってゆくスケジュール帳に満足を覚え 終電ですら帰らないことも多かった。 土日、 最終電車が行ってからの繁華街。 土曜日は 時々救急車がサイレン鳴らしてやってきて 急性アル中の老若男女を運んでいった。 あたりは大声の人 極限までイチャイチャす

        • 静かな爆弾

          最近発信の類も面倒になっていたけど noteならと 帰ってきたのには 理由がある。 私は小さい頃から孤独を感じると 書き殴る。 ときには自由帳の裏に、広告の裏に、大学ノートに。 携帯がでてきてからは mixiにFacebook、インスタ… 映えを意識することもなく ただたんに思ったことを ドシドシ書いていた。 今年、身体の中の爆弾を発見された。 小さい頃は毎年数回入院した。 何度も死にかけていた。 どれだけ吸っても空気は入ってこなくて 気管支が、だんだん縮んでいくのが

        2本の線の先

          弱いロボットの話

          東京書籍の国語5年の教科書に 新たに加わった説明文教材に、 「弱いロボット」という文章がある。 私はこれがとても好きだ。 小学国語の教科書は 全国的には光村図書が強い印象があって 自身の小学生時代 光村で育った私は 東京書籍の指導書を手にした時に カンジー博士がいないことや ごんぎつねの挿絵が かすや昌弘 の版画調ではないことに 最初は少し戸惑いもあったけれど 東京書籍の説明文教材の選定は とてもセンスがいい と思うようになった。 弱いロボットの要旨をざっくりまとめ

          弱いロボットの話

          平日のテレビタイムをやめてみた

          育休復帰で時短勤務にしてから 子どもたちに帰宅後はEテレを見せて、 その間に私はさささっと晩御飯作り… という流れで過ごしていたのですが 子どもたちはテレビ時間に あまり満足はしていないようで、 今週からテレビをやめてみました。 テレビがついてたら テレビに引き込まれて じっとして観ているけれど、 寝る前になってから もっと遊びたかったー もっと本読みたかったー とブーイングの嵐… 色々抵抗したり 遊ぼうとしたり、 寝る時間が遅くなる、 次の朝もなかなか起きてこない

          平日のテレビタイムをやめてみた

          はらぺこあおむしの絵本

          昨日、はらぺこあおむしの絵本が破れた。 絵本が破れてもたいていは 修繕してまた本棚に戻す私だが、 この絵本の破れ方は 背の部分が全部破れてとれてしまい 表紙と背表紙が分断され 中身のページも至る所に修繕の跡… もう絵本として機能できないくらいだったので 破棄して新しいのを買おうと思う。 この絵本は、 私が短大生だった19歳の時に買ったものだ。 保育実習で読み、 幼稚園に就職してからは 良質な絵本がひとつもない園だったので これは必要!と思い 幼稚園の棚の隅に置いて 時々

          はらぺこあおむしの絵本

          向いてない…

          特別支援学級の今のポジションは 私には全く向いてないということが分かった 危険と隣り合わせではあるけれど 毎日勉強にはなるし このスキルだって磨けてよかったと思う時も 今後きっと現れると思う 始まる前からある程度わかっていたけれど 私がやりたいこととは全然違う ということが再確認できた 私の勤務する自治体では、 特別支援学級は、 通常学級に付属する形で成り立たせている 場面場面の判断が、 通常学級の担任の判断あって、 次の判断になる。 元々、幼保で働いている時から

          向いてない…

          インスタ離れ

          インスタから離れて10日。 色々と生活に変化が現れました。 まず第一の変化は、 これまでインスタに当てていた時間が 丸ごと読書に置き換わったこと。 これは自分に更なる成長の予感を感じさせてくれるし、 実際に思考の活性化に大きな影響を与えていると思います。 本は、他人の思考や経験が詰まったもの。 自分の中に他人の奥深い洗練の部分が よく推敲された文章から入ってくるというのは 気軽に誰でもupできるsnsよりも 良質なものが多いなと感じます。 (その分偏りもありますが 叩か

          インスタ離れ

          仕事って寂しい

          子どもの頃、重度の喘息で 秋と春は毎年入院していた。 幼児の頃のことは覚えてないけど、 小学生にもなると入院メンバーにも 常連の偉そうな子どもが現れるようになる。 私は偉そうなメンバーよりは 少し年下だったので 彼らに従いながらそれなりに入院生活も 楽しんでいる時もあった。 私たちの中で、人気の看護婦さんがいた。 (当時はまだ看護婦さん) 顔が可愛いし優しい、とか 顔は可愛いけど冷たい、とか 顔は普通やけどみんなの人気者、とか みんなからは人気ないけど私は好き、とか

          仕事って寂しい

          ティモシーの魔法の羽

          ディズニー映画の「ダンボ」はご存知ですか? 1941年公開、 サーカスでいじめられっこの デカ耳ゾウ、ダンボが 賢いネズミのティモシーとともに難を乗り越え、 大きな耳を生かして空を飛べるようになり、 サーカスのスターになる という話です。 私はこのダンボが小さい頃から大好きで、 繰り返し繰り返し観たものでした。 1941年というのは太平洋戦争開始の年。 80年以上も前に作られた映画です。 途中に麻薬の幻覚のような映像が出てきて子どもの頃は怖かったのですが それも今見る

          ティモシーの魔法の羽

          セルフイメージが変わった

          昨夜は、とある準備に追われて、 算数の学習指導案の細案を作っていました。 保育指導案とか学習指導案とかいうものに 私は何故か縁深くて、 新人で幼稚園で担任をした際には、 先輩からの嫌がらせで、 A4用紙10枚の保育指導案 (保育者の動きと子どもの動きを 全場面で細かく想像して 細部まで超絶細かい字で 書きまくるもの) (小学校で言う細案)を 毎日、半年間提出を義務つけられました。 毎日半年間、とか言うとたった5文字ですけど 私は当時いじめに遭っていて 学年の仕事、園の仕事

          セルフイメージが変わった

          「遊び」という言葉の聞こえの悪さ

          先日同じ年代の子どもを持つ 親友と話していた時に考えたことをここにまとめておこうと思います。 昔出会った同僚の教員で、 私がこの人の教育観はもう反面教師にしよう、 と思う人物がいました。 その人はその年、 理科専科の担当でした。 私も理科専科を担当した年がありますが、 理科専科って準備片付け安全確保が 面倒くさいし大変ですが、 理科というのは、 子どもとともに実体験を喜び合える とても素晴らしい教科でもあります。 ところが反面教師のその人は、 面倒だからと一切の実験を

          「遊び」という言葉の聞こえの悪さ

          淡水魚水族館に行った話。

          岐阜県淡水魚水族館。 13年前から長男が生まれるまで ずっと夢中だった水草水槽作り。 当時水草水槽マニアは男ばっかで 女性でハマってる人はほぼいなかったけど アクアショップに行くとずーっと 喋り込んで1日が過ぎていった。 その後めざましテレビとかでも女性で 水草水槽やる人とかが出てたりして 少しずつ門戸が開かれているのを感じたけれど 長男が生まれて2週間後、 育児が始まって色んな意味で 水草水槽熱帯魚飼育は無理だと悟り、 しばらくはやめようと決意して、 生態を引き取っ

          淡水魚水族館に行った話。

          最近の私は不安定でして…

          不安定というのは、 安定していないということなので まさにそれ。 最近と言ってもここ数日ですが 激動すぎて…。疲労😂 昔から時々予知夢みたいなのを見ることがあったが 大人になってからは すっかり感覚が鈍っていた。 最近、 時々また子どもの頃みたいな予知夢?のような 感覚が蘇ることが増えてきている。 疲れてるんだ…笑 先日10年ぶりに思い出した ニホンオオカミの話をこのnoteでupしたところで 今日は遠方(岐阜県)に行き、 ニホンカワウソの似たような話を目にした。

          最近の私は不安定でして…

          オオカミマニア

          26歳の時に iPhoneのメモ的なところに ざざっと書いてた自分の日記が面白かったので upしました。 以下当時の日記より。 【きのー『教育心理学』がわからなさすぎて ばりイライラして もぅええわってなって ひまになってネットでオオカミとトラについて ずっと調べまくった。 日本におったオオカミの亜種は ニホンオオカミと エゾオオカミの二種類で どちらも絶滅した、といわれている 。 絶滅は、最後の目撃証拠から50年間、 その個体を一度も 確認できひんかった

          オオカミマニア