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アナログ入稿しか経験してこなかったオタクによるデータ入稿備忘録

 タイトルの通り、アナログ入稿しか経験のないバチクソ久々に二次創作の小説同人誌を作ったので、記憶が鮮明なうちにデータ入稿の備忘録を残しておく。

・表紙作成
 使用ソフトはMedibang Paint Pro。
 タイトルをうつくし明朝体でベタ打ちしてみたら案外いい感じになったので、字間を詰めたりR-18マークを装飾っぽくさせて完成したものを印刷所のテンプレに合わせて、そのまま(印刷所から指定されたレイヤーを消してから)psd形式で保存→入稿。
 R-18マークや成人向けマークはBOOTHで配布してくださっている方もいるので、お借りできるときはありがたくお借りしよう。

・本文データ
 再録本なので、pixivに上げていたSSをTATEditorに流し込んで加筆修正し、そのままTATEditorでpdf化。
 TATEditor、デスクトップ版を使っていたんだけどスマホアプリ版とウェブ版とで文章を同期できる(Evernoteみたいに使える)のも超ありがたい。
 そしてページ設定でA5(文芸誌)にしたらデフォルトで2段組になるのが楽チンすぎる。
 デフォルトのノンブル位置は下部中央で、私はそのまま通したけど、変えたい場合は表示メニュー>設定オプションを表示>Propertyタブ>ページ設定>ページ数位置から設定を変えれば良さそう(恐らく)
 pdf化もファイル>pdf出力を選ぶだけ。組版設定もページ設定からできる。個人的にはWordとかで作るよりも圧倒的に楽だった。
 本文フォントはしっぽり明朝Regularだったんだけど、特に何の設定もしてないのに問題なくフォント埋め込みもされていた。もはや革命レベルの楽々具合。

 また、しっぽり明朝を使うときはしっぽり明朝用の外字入力ツールをブクマしておくとハートや濁点文字等がコピペで簡単入力できる。
https://donutland.jp/edl/shippori-copier/

・奥付+あとがき、目次
 これらも表紙同様Medibang  Paint  Proで作成。
 奥付にはFrame designの飾り枠を使わせていただいた。
 奥付+あとがきページには感想用グーグルフォームのURLをQRコードにして載せてみた。(フォームのURLを取得→Chromeから開く→Chromeの機能でURLをQRコードに変換、めっちゃ楽にできる)
 ディスプレイ上では割と縮小してもカメラで読み込めたので、本になっても大丈夫だと信じたい。

・今回のファインプレー
①新刊を作ると決めたその日に表紙作成を始めたこと
→これは本当に当時の自分のことを褒めてあげたいと思った。マジで絵が描けない小説書きほど真っ先に表紙に取りかかったほうがいいと思う。

②装丁をどんな感じにするか早めに決めておいたこと
→これのおかげで注文する印刷所の候補をある程度絞り込めて、じっくりと吟味できた。(今回はプリントオンさんにお願いした)

・今回の反省点
①見積もりを先延ばしにしまくって、いざ見積もってみたら〆切がギリギリだった
→当たり前すぎることなんだけど、早めに見積もりして〆切を把握しておくの本当に大事ってのを身を以て学んだ。新しく使う印刷所の会員登録とかは「ここにするぞ」って決めた時点で勢いのまま済ませておいたほうが良い。

②本文ノンブルが3始まりなのを忘れてて、2ページ多い設定で注文してしまった。
→これは入稿後にもらった連絡で初めて気づいた。こんな初歩的なミスある? プリントオンさんには連絡も返金対応も丁寧にしていただけて頭が上がらない。本当にありがとうございます。


・今回入稿するにあたって大いに参考にしたサイトや記事

【2022年版】磯野ー! 小説同人誌作ろうぜー! FINAL
https://albalunaweb.net/knowhow/3340.html

同人誌デザインチュートリアル
https://www.pixiv.net/artworks/80006722

個人的 「皆さんのA5本小説設定を教えてください」まとめ
https://togetter.com/li/725252

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