柏原

ナードです。オルタナとかシューゲイザーが好きです。

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最近の記事

幸福と祈り(去年の振り返りと今年にむけての話も)

今さらですが、去年の振り返りと2024年に向けた話を綴ろうと思います。年末年始はバタバタしてたので。 一番書きたかったのは最後の【まとめ】のとこなので、去年の振り返りと、今年の抱負?は飛ばしてもらってもかまいません。 【去年のこと】 2023年の始まりは本当に人として終わっていました。 大学中退してから、精神的にも堕ちていき、精神病院の入退院を繰り返してた僕は、一念発起してちゃんと就活しよう!と決意し、何とか一昨年に正社員内定をもらいました。しかし、病気の重さが大きな理

    • ナードな化学の先生の話

      僕は基本的に、学校というものが苦手なところがあって、同級生となかなか馴染めないのはもちろん、"先生"という存在に対して嫌悪というか穿った見方をしてしまいがちだった。 大人になった今は、教師という職業の立ち回りの難しさや、大人と子供が根本的に価値観が違うことも何となく理解できるから、「まあ先生も先生で大変だったんだろうな」と同情というか納得はしている。 とは言っても出会った先生のほとんどは苦手だったし、嫌いすぎて思い出したくもない先生もいるのも事実だ。 ただ全員が全員そ

      • 天使なんていなかった

        僕は幼い頃からずっと、いつか天使が舞い降りてくれると思っていた。 僕を救ってくれる天使がいつか目の前に現れて、僕を楽園に連れていってくれると信じていた。 だけど24年経っても、天使なんか舞い降りてくれなかったし、ついには楽園なんてものは存在しないんだって気づいてしまった。 ただ純白の翼の生えた魅力的な女の子は何人かいて、俺はその子に見入って恋焦がれて、あと一歩で触れられるところまでいっても、ある女の子はその純白の翼を靡かせてどこか遠くの、僕が知る由もない場所へ飛び立っ

        • 空の青と海のあを

          ※20歳になる直前の夏に書いた記事です。 つい先日、昔大好きで何周もしたゲームを買い直しました。「リトルバスターズ!」という、いわゆる美少女ゲーム。 これは、本作の18禁化とシナリオの増訂がされたアッパーバージョンの「リトルバスターズ!エクスタシー」。一応エロゲのカテゴリですが、コンシューマー機への移植版で普及したり、のちにJ.C.STAF製作でアニメ化もされているので知っている方も多いかと思います。 ここから話す内容にはネタバレも含むので、悪しからず。 僕がこのゲー

        幸福と祈り(去年の振り返りと今年にむけての話も)

          或る少女の話

          ※20歳の春に書いた記事です。 もう3月も中旬ですね。桜が咲いている光景もちらほらと見受けられます。 この時期といえば高校や大学の受験の結果が発表されて、受験生が思い思いに過ごしていることでしょう。 僕は今20歳で大学受験に挑んだのは2年ほど前になります。悔しくも第一志望には落ちてしまいましたが、それでも国公立も合格し第二志望の大学にも受かって充分な結果を残せたと思っています。受験戦争を生き抜いたすえに、素敵な環境で今勉学に励めてるのですから。 そこで少し昔話をしたい

          或る少女の話

          テーブル席にしますか、それともカウンター席ですか?

          ※僕が19歳の時に書いた過去の記事です。 「寄り添うことと縋ることは違う」 これは僕の恩人が僕に投げかけてくれた言葉です。 この言葉を言われたのは、僕が大切にしていたある人との縁が切れる直前でした。そのある人に対して僕は縋っていました。依存していたとも言い換えられるかも知れません。ひたすら醜く。それが絶縁に至った大きな原因のひとつだったのでしょう。気付くのが遅すぎた。 それ以降ぼくは、"縋る"のではなく"寄り添う"ことを意識して仲の良い人と関わっています。けれどなかな

          テーブル席にしますか、それともカウンター席ですか?

          祈りの雑記

          ※大学1年(19歳)のときの記事です。 「文学は、言葉は、あの世に向けるものだ」とある教授が言っていました。 またある教授は「優れた研究者は誰かのためだけで研究をしていない」と言っていました。 文学も研究も自分がやりたいからやるだけで、「誰かのため」とか「社会のため」とかそんな大義名分はクソ喰らえなのでしょう。偉いようなことを言っているようで、結局は見返りを求めてるだけ。曰く、良い作品は全米を泣かせようとして作られてはいないし、ノーベル賞を取りたくて作られているわけでは

          祈りの雑記

          虚構と現実とSyrup16g。明日に祈りを。

          ※僕が19歳のときに書いた過去の記事です。 まず現状報告から。 鬱病と診断されてから、はや2ヶ月。1〜2週間に1度の頻度で通院している。明後日も診察だ。最初は怖かった心療内科の空気も今では慣れてしまった。小さなビルの一室にあるそこは不思議な空間で、狭い待合室では独特な香りが漂っている。通院するまで知るはずのなかった世界。 その心療内科も担当医も、ある程度信用できるようになってきた。ちょうど良い選択だったと思う。 ただ、診察に行く度に薬の量は増えていく。種類を変えること

          虚構と現実とSyrup16g。明日に祈りを。

          不死身のガールフレンド

          「私、死ねなくなっちゃった」 夕暮れ時の帰り道で久しぶりに会った彼女はそう言った。 僕は学校から帰る途中だった。でも何だかすぐ家に帰るのはもったいなく感じて、でも何か用事がある訳でもないから、手持ち無沙汰な感覚で駅の周辺を散歩していたところに、彼女と会った 「あのね、この前、学校の屋上から飛び降りたの」 「死にたくて死にたくてたまらなかったの。でもね、急に時間が止まって、最初は走馬灯ってやつなのかなって思ったんだけど、急に声が聞こえたの」 「『お前はまだ死んではいけ

          不死身のガールフレンド

          Girl in Utero

           退廃的ってなんだよ。都会的ってなんだよ。耽美ってなんだよ。私はそういったものがだいっ嫌いで仕方がない。そういうにひたって、そういうのを崇拝しているやつらを見ると吐き気がしてならない。私が住んでる田舎の街にも、一定数そういうやつはいる。むしろ絶妙に田舎だからそういうシティチックなものに憧れちゃうのかもしれないな。大都市からは離れているけれど、今はインターネットが当たり前で、都会に行けなくても、簡単に都会の、流行りのカルチャーなんかは摂取できちゃうわけだ。だから、どこにも行けな

          Girl in Utero

          祈りとノベルと廻るセカイ

          【1】 「常に作家であれ」 このことを忘れずに生きている。別に僕は何か本を出しているわけでも、絵を描いているわけでもない。まともに弾ける楽器だってないし、おまけに字も下手。だけど、僕は作家であろうと肝に銘じて生きている。 人は誰しも物語を持っている。僕も、あいつも、あの子も、君も。それぞれが、それぞれの物語を紡いでいく行為が、すなわち人生なんだと思う。「作家であれ」って言うのはそういうこと。 それぞれの物語は一致することはない。十人十色、多種多様。完全に交わるなんてありえな

          祈りとノベルと廻るセカイ

          初めまして

          noteを始めてみました。 昔からはてなブログを続けてましたが、また文章を綴ることをしたくなったので。

          初めまして