見出し画像

持ってる人、持ってない人

昔、プロ野球の野村監督が「勝ちに不思議の勝ちあり負けに不思議の負けなし」と言っていました。
求職者にとっても、エージェントにとっても、転職と同じではないでしょうか。

「決まる時は何か対策をしたわけでもなく、スキル的にも厳しいかなと思ったけど、相手と相性が良くて、すんなり選考が進んで内定が出てしまうケース」もあれば、「スキル経験が完璧で、人柄も社風にマッチしそう。一次面接の評価も高く、本人も企業について好感触。このままいけると思ったけど・・・最終面接でNG」というケースも多々あります。

そして後者についてはNG理由をよく聞くと、「そんなことを言ってしまったの?」「ホームページも見ていなかったの?」「そんな基本的な質問に答えられなかったの?」「そこはハイと言えよ!」ということも多く、負けるべくして負けていることが大半です。

前者については稀ですが、意外な人(失礼)が不思議とすんなり決まってしまうものです。
そしてそういう人は意外と「持っている」ことが多いのです。

・「別求人」のスカウトにエントリーしたら、異なる求人を紹介され、そちらに応募したら決まった。
(もしくは同企業で求人を出す前のポジションのイメージに近いと、そちらの求人を提案され、それに応募したら合格した)
・最終面接に進んだ「有力候補」が面接調整に手間取っている間に、エントリーして書類、一次、最終と進んで、奪い取った。
・以前求人を紹介されたエージェントに「転職活動再開」の連絡をしたら、たまたま求人があり、それに応募したら合格した。

一方で「持ってない人」も同様にいます
・そのタイミングであれば「ライバルがいない」もしくは「最終面接に進んでいる人の面接が先になので割り込める」時に、体調不良や急な会議でリスケする
・応募の有無を迷っている間に、他の有力候補が出てきて最終的に相手に決まってしまう。
・メールチェックが遅れ、クローズになった後でエントリーしてくる

結局は「縁」の問題なのですが、特に「持ってない」ことを2度も3度も繰り返す方がいらっしゃいます。「持ってない」というか、むしろ「現職に縁」があるのかもしれませんね。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?