職歴ボカシ

通過しやすい書類とは⑬ 【通販から学ぶ】 職務経歴書

「■職務要約」にしろ、「■自己PR」にしろ、「■志望動機」にしろ、まず大事なのは「イメージ図」です。ご自身が入社した姿が想像できるものにならなければなりません。

通常の職務経歴書では、DODAさんの例文を引用すると

「○○大学□□学部卒業後、○○証券株式会社に入社。□□支店営業課配属後、OJTを経て投資商品の基礎知識を積み、その後x年xカ月間、事業法人・富裕層に対する新規開拓営業を担当。x年度より、自身の営業に加え、育成担当者として、新入社員の教育・営業支援を経験。また、所属支店にて開催される投資家向け投資セミナーの講師を務めた。」

のような文章になります。

大変まとまった文章ですが、「通販のカタログ」のイメージ写真という意味でいくと、入社後のイメージが付きにくいものとなってしまいます。

例えば、募集職種が営業マネージャーとしましょう。
求人内容からは、プレイングマネージャーとして、部下を数名持ちながら、自らも営業する。営業スタイルは法人の既存顧客が中心で新規開拓も行っていくようです。
現職より、会社の歴史は浅く、規模も小さく、社員も若いようです。ベンチャー精神が必要なようです。

そのような企業は、貴方に何を求めているのでしょうか。逆に貴方は何ができるのでしょうか。よく考えてみます。

例えば、貴方はチームスタッフと一緒に、新商品を全く異なるターゲットの顧客にアプローチし、大きな売り上げを作った成功事例があったとしましょう。

「○○証券株式会社において、チームを率いて(部下3名)、規制緩和に伴い発売された○○を、新規にターゲットを策定し拡販。○○円の売上を作り表彰される。」
これこそ社内ベンチャーを匂わせるキーワードであり、マネージャーとしての実績が伝わる文言であり、これを頭に持ってくる必要があります。

マネージャー未経験で、マネージャーのポジションを望んで転職される場合でも同様に、何を求めているのか、何ができるのかを考えましょう。

例えば、大手法人の複数の責任者と顔が繋がっていて、求人企業の商品が彼らの要望に応えられるのではという自信があったとします。また率先垂範し、仲間へ積極的に情報提供してきたかもしれません。

「金融業界3社において、■■社など大規模クライアントを開拓し、個人的信頼の元、大型受注を得る。営業方法については、チームスタッフにも情報提供し、個人プレーよりチームプレーを重視し、課としての予算達成を意識」

という文言があれば、大手クライアントを引っ張れる力と、マネジメントのポテンシャルも抱かせます。

過去の実績を、当該ポジションでどう活かせそうなのか。そのイメージが付く文言が「い」の一番に来ることがポイントです。

業界未経験であっても、営業未経験であっても、自分が入社することで何ができるのか、自分に何が期待されるのか。それに合わせてイメージを作り上げて作成してください。

その次に来るのが、「商品単体写真」に匹敵する。「何者で何をしてきたのか」です。

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