Will you go out with me?

デートがしたい。やっと暇ができたので秋の服を見に行ったら、だんだんとそういう気持ちが沸き起こってきて、いてもたってもいられなくなってきた。デートがしたい。別に、この際異性でなくてもいい。友人でもいい。誰かと一緒にのんびり過ごしたい。でも、やっぱり、できればデートがしたい。

デートの良いところは、その人のことを考えて服装や化粧やアクセサリーを選ぶことだろうと思う。こういう、「女性特有」の話をすると、飛躍して女性蔑視とか男尊女卑だとかに結び付ける人がいるので、ちょっと怖いのだけど、それでも、やっぱり、着飾ったりするのは男性よりは女性の特権だと思うし、それで好きな人に媚を売ることは間違っていないと思う。私は、そういう風に、女性を楽しみたいと思っている。もちろん、できるできないは別としてであるけれど。

自分がかわいいと思ったり、お洒落だと思う服を買うことは、自分のためでもあるし、誰かのためでもある。誰かのためにお洒落をすることは、尊いと思う。それで、褒められたりでもしたら、最高に嬉しいだろう。好きな者同士のデートは、それがちゃんと、起こりうる。だから、デートがしたい。好きな人と、好きな映画でも見て、好きなものを食べて、好きな話をする。満たされるだろう。心の隙間が、埋まるわけではないかもしれない。別に、埋めてほしいとも思わない。でも、他の場所が、その人のための場所が、満たされる。自分のための場所が、満たされる。

今日は、青いニットと白いニットとボーダーTシャツとチェックのシャツを買った。自分のためにも着たいし誰かのために着たいと思って、買った。
秋はそういう服が多いから、私は秋がとても好きだ。

誰かデート、しませんか。