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お気持ち表明オタク

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  • lotusの雑記(読んだ本もここ)

    読書感想文、近況報告など。あんスタとBTSさん以外のすべてについて。

  • lotusのBTSさんの話

    ある日突然出会ってしまった素敵な7人・BTSさんのお話です。バーチャルよりすごい現実、ここにあった。

  • lotusのあんスタの話

    ほとんど紅月の皆さんのお話。彼らがどのように考え、選択し、行動して生きているのかを、すこしでも高い解像度でわかりたいと思って書いています。成長をやめない3人が大好き。

  • lotusの『花様年華』の話

    『BU Contents』にまつわる記事を集めました。可能な限りソースを確認しながら執筆しておりますが、まだまだ勉強中の身ですので、お気づきのことがあればお気軽にコメントいただけますととても嬉しいです。

最近の記事

インターネットに自分の庭をつくる

友人に誘われて、久々にショートショートを書いていた。書き始めると意外と楽しく、ポンポンと書きたい物語が浮かんでくる。 一本あたり3,000字ほど、多くても10,000字に達することはまれなのだけれど、それでも10本は書いたから、文字数にすると少なくとも30,000字は書いている計算になる。30,000字だと……。めちゃくちゃ文章を書いているはずなのにnoteの更新が少ないなと思ったら、そういうことなのだった。 noteの更新は少ないが、毎月投稿だけは絶やさず続いていたらし

    • 忘れないで、それはあなただけの旅路

      『紅月』の『TRIP』キャンペーンがついに終わった。落ち着いて振り返ればいろいろと噛み締めることもあったので、書いていこうと思う。 嬉しかったのは、やはり『アルバム発売記念『紅月』単独ライブ』だろうか。本物のライブさながら楽しんだが、なかでも冒頭の自己紹介がよかった。 「紅月の懐刀、神崎颯馬である」「リーダーの蓮巳敬人だ」と、ユニット内での自分の立場を言い添えてくれたふたりに対し、鬼龍くんの自己紹介はこうだ。 「俺は『紅月』の鬼龍紅郎だ」。 なんとシンプルで力強い言葉

      • 本棚の漬物石を増やしたい

        2024年は、軽いものでいいから投稿本数を増やしたいなあなどと考えていたら、世間ではもうバレンタインデーが終わったらしい。おかしいですね。 何をしていたかというと、本棚の整理をしていた。新しい本を入れるスペースがもうないのだ。本棚といっても、小学生の頃からずっと使っている学習机の足元にある、三段ほどの小さな棚である。もともと本を読む習慣はなかったから、本棚らしい本棚もない。 そういうわけで、ちょっと困っている。その小さな本棚が、捨てがたい本でほぼ埋まってしまった。手放して

        • 月光輝く『夢舞台』へ-主人公になりたがった少年の紡いだ「物語」

          追憶セレクション『クロスロード』から、紅月のクライマックスイベント『昇華*天地鳴動の晴レ舞台』を経て、最後に公式からお出しされた文章がこれだ。蓮巳さんを応援し続けてきた身としてはもう、言葉もなかった。 紅月の皆がESに来てから最初の1年。今イベントで語られたのは、その終盤「初年度・二月中旬」の出来事だ。 公式によると、2024年4月には「ES1年目のフィナーレとなるイベント」が予定されているそうだから、この【天地鳴動】がES1年目ラストの新曲イベントとなるだろう。 これ

        インターネットに自分の庭をつくる

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          7本

        記事

          人生はつづくよどこまでも(果たして本当にそうかな?)

          銀行窓口が開いている時間に外出できなかったので、ATMでできるだけたくさんの万札をおろして、その中からできるだけ綺麗なお札を選ってポチ袋に詰める、ということを今年もやった。今年こそは新券でお年玉を渡す大人になりたかったのだが、どうやら無理っぽい。かわいいポチ袋を事前に買えていただけ、進歩だと言えるかもしれない。 そう、お年玉をあげる立場になった。次の正月で2回目だ。 私には10年も歳の離れたいとこがいる。おばあちゃん家に住んでいるので、帰省のときにしか会わなかったが、その

          人生はつづくよどこまでも(果たして本当にそうかな?)

          泣くVtuber、そこにない涙のゆくえ

          ここ最近、色々とVtuberさんの配信を見ている。トンチキなものから思わず目が潤んでしまうようなものまで、様々あるのだなあ。おもしろい。 初めこそLive2Dや3Dモデルの質感に慣れなかったものの、ずっと見ていると、意外と感情表現が豊かにできることに気付かされる。 印象に残るシーンがあったので、備忘録的に書き残しておく。 *** 今年の夏、『にじさんじ甲子園』(以下『にじ甲』)という企画が開催された。 簡単に言うと、『にじさんじプロジェクト』に所属するバーチャルライ

          泣くVtuber、そこにない涙のゆくえ

          経験で彩る、ピカピカの「いい手」

          知人が短歌を始めたそうだ。いくつか聞かせてもらったのだけど、全部よかった。たった31音の文字数で、景色の手ざわりまで伝わってくるようなのだ。型の中で表現をやるってかっこいいなあ。 聞けば、Twitterでこの短歌が流れてきたことが「やってみよう」と思ったきっかけらしい。 ホールケーキの箱と原稿用紙。この画像がまたいいですね。 自分のためか、人のためにか……まるでケーキを運ぶその心まで包み込んでくれるようだ。家族の誕生日、ちょっと良いお店で買ったケーキを自転車のカゴに載せ

          経験で彩る、ピカピカの「いい手」

          24歳、歯を食いしばって「青春」をやろう

          友人と立ち寄った中之島で、安藤忠雄さんの「青りんご」のオブジェを見つけた。実は、彼の「青りんご」について聞くのはこれが初めてではない。 それは大学生になったばかりのころ受講した、特別授業でのことだ。「青春とは人生のある期間ではない。心のありようなのだ」と、サミュエル・ウルマンの詩を引用して彼は語っていた。 当時は暑苦しく、余計なお世話だと苦々しく感じてしまったお話。それと同じ文章が、数年の時を挟んで目の前にあった。果たしてこれはなんの因果かな。 *** Vtuber・

          24歳、歯を食いしばって「青春」をやろう

          【御礼】 拙文『己の感想でうまい酒を作ろう』を、『note編集部の「今日の注目記事」』でご紹介いただきました。また、公式Instagram・公式X(旧Twitter)でも投稿いただきました。 皆様のおかげです。いつもありがとうございます。これからもよろしくお願いします。

          【御礼】 拙文『己の感想でうまい酒を作ろう』を、『note編集部の「今日の注目記事」』でご紹介いただきました。また、公式Instagram・公式X(旧Twitter)でも投稿いただきました。 皆様のおかげです。いつもありがとうございます。これからもよろしくお願いします。

          己の感想でうまい酒を作ろう

          ノートが一気に13ページ消えた。1日1ページずつ使う決まりの読書ノートが、である。 対談イベントに行ってきた。気になっていた書評家さんと、大好きな哲学者さんのタイマンイベントだ。「絶対おもろいやつやん!」とウキウキで向かい、ウキウキしすぎて2時間前に会場へ着いてしまったため、近くのコンビニでアイスコーヒーを啜りながら頭を冷やしたりしていた。 内容はというと、期待通りに面白かったし、期待以上に持ち帰るものが多かった。そんなイベントでした。 この会は、書評家さん、改め三宅香

          己の感想でうまい酒を作ろう

          歴史と思い出とネットの狭間で

          とうとうVTuberにハマってしまった。面白いことを言うライバーさんを見つけてしまったのだ。それが彼、バーチャル・タレント・アカデミー(以下『VTA』)4期生の、芦屋大河さんだ。 初配信で「『何者』かになりたい」「自分の芦跡(足跡)を残したい」と言ってのけた彼。よくある大口叩きに聞こえるこれが、なんだか味わい深く聞こえるのは、芦屋大河さんがガチガチの暦オタだからである。(特に御陵衛士が好きらしい) 思わず、なるほどね〜! と唸ってしまった。歴オタのひとりとして、自分も歴史

          歴史と思い出とネットの狭間で

          ときめくってなんだ 脱獄ってどうやるんだ

          最近は、腰を据えて文章を書けていなかった。というか、本を読んでいなかった。どころか、処分した。それも結構な数を。 会社の課題図書で、こんまりさんこと近藤麻理恵さんの書籍『人生がときめく片づけの魔法』を読んだのである。どうせ読んだなら実践してみなさいということで、この一ヶ月ほど、部屋中のありとあらゆる物を捨てまくった。 この本で紹介されている片付けの極意はただひとつ、「触れてみて心がときめかないものは捨てる」である。「ときめく」かどうかは、実際に物に触れてみて確かめなければ

          ときめくってなんだ 脱獄ってどうやるんだ

          『花様年華』猫の質問にNoと言えるか?

          『花様年華』において、大きな鍵となるのが「オッドアイの猫」の存在だ。 この物語は、ソクジンが「猫」と出会い、タイムリープの力を手に入れたところから始まる。アメリカからの帰国後、友人たちの悲惨な現状を知って涙する彼の前に現れた「猫」は、こう問いかけた。 これに対し、ソクジンは「本当にそうすることであらゆる失敗と過ちを正せるなら」「昔の様にみんなでまた幸せになれるなら」「なんだってできる」と考える。つまり、この時ソクジンは「猫」の問いに対して全面的にYESと答えたことになる。

          『花様年華』猫の質問にNoと言えるか?

          リリックの力、愛とは何か

          先日、大好きな詩集をお迎えした。長田弘さんの『食卓一期一会』である。彼は中学生のとき国語の資料集で見かけて、なんだこの人はと思い、図書室で著作を片っぱしから読んだ思い出の著者だ。 思い出の著者で、いちばん好きな著作だが、購入はめちゃくちゃ渋った。たった700円ちょいなのに、半年くらい渋った。詩集なんて実用性のないもの、買ってどうするのかと思っていたからだ。結果的には、半年悩んでまだほしいなら買ってもいいだろう......ということになり、hontoで購入して(近場の書店には

          リリックの力、愛とは何か

          歩くような速さで

          音楽の速度記号に「Andante(アンダンテ)」というものがある。意味は「歩くような速さで」。ピアノを習っていた頃からは随分経つけれど、今でも印象に残っている言葉だ。たぶん、作曲家がプレイヤーに理想のテンポを伝えるための速度記号に、まるで「個人の歩く速さ」に頼ったような表現が使われていることがおもしろかったのだろう。 リズムと身体は連動する。 j-hopeさんはお元気にされているだろうか。彼が入隊直前に置いて行ってくれたこの曲を聞くたび思う。口笛の音とゆったりしたテンポが

          歩くような速さで

          不安と物語とインターネット

          最近寝る前によくポッドキャストを聴いているのだが、こちらの回で、5,000円くらいする学術書が「けっこう高いんですよね」「飲み会1回分くらいですかね」と紹介されていたのがなんだかよかった。 飲み会1回分の本。なるほどね! 5,000円の本と聞くと、私はちょっと身構えてしまうのだが、飲み会1回分と聞くとぺろっと買えてしまいそうな気分になる。もちろん「5,000円もあったら飲み会に行きたいよ」という人も多いはずだ。だからこれは、自分が本に(または飲み会に)何を求めているか……

          不安と物語とインターネット