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【写真日記】 ニュー・シネマ・パラダイス

◼️2023年11月25日(土)
旅行のために、集合場所の御殿場に一人向かった。
駅付近を散策ながら、吸い込まれるようにして足を踏み入れた喫茶店は、映画とカメラの楽園だった。


まだ開いてなかったカフェ
ただならぬオーラを出している喫茶店
「ピカソ堂」
お店に入って出迎えてくれたのは、
巨大な映写機とたくさんの撮影機材。
映画が大好きな写真家 池谷さんが営むこの喫茶店には、
カメラもずらり。
文豪 川端康成の奥様の肖像。
カメラを通して、「人に迫る」写真を撮り続けてきた。
昭和28年(1953年)
黒澤明監督「七人の侍」の撮影チームを受け入れた時の写真
"デルビル磁石式 壁掛電話機"
日常生活ではまず見かけることがないけど
僕らの世代からするととてもかわいい
(名前はいかつい)
店内に所狭しと並ぶ掛け時計。
「チクタクチクタク」と、時を刻む音が無数に鳴り響く。
その重なりがとにかく優しくて、聞き心地が良かった。


この喫茶店のオーナー 池谷さんは、
映画「七人の侍」の撮影のために御殿場を訪れた黒澤明監督から、
「君は写真が上手いから、写真家になりなさい」
と言われたことをきっかけに、写真家の道を歩み始めた。

当時、家の裏に映画館があったことから、映画「ニュー・シネマ・パラダイス」のように、生活の側には常に映画があった。

***

そんな池谷さんのポストカードを1枚買ったら、頂いたメッセージ。


CAMERAとLENSに、
人生の何を診つめるか。


◼️ピカソ堂(池谷俊一写真事務所)

※撮影・掲載の許可を頂いた上で、公開しています。

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