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映画「ペリカン文書」

1993年 監督:アラン・J・パクラ 主演:ジュリア・ロバーツ、デンゼル・ワシントン

監督のアラン・J・パクラは社会派サスペンスが得意な監督です。代表作は「大統領の陰謀」です。ちなみに、この作品はジュリア・ロバーツの出世作になります。

主人公の法学生が、最高裁判所判事の殺害事件について、ふとした疑問から真実とは知らずに書いてしまった論文が、関係者の眼にとまり、命を狙われるようになります。まったく自分が気づかぬうちに追われるようになってしまった主人公のダービー・ショーは、ワシントンヘラルド社の有名記者に助けを求め、真実を世の中に出すために証拠集めに奔走します。

02_ペリカン文書_主人公1シーン

主人公は儚い女学生であり、ワシントンヘラルド社の新聞記者もそんなに武闘派の人ではないのです。なので、権力者側が放つ刺客たちをこうまで二人が逃げ切れている事にリアリストの私はちょっと引っかかってしまいましたが、とても面白い映画でした。

もし、自分がちょっと思った事を書いたSNSが関係者の眼にとまり、嫌がらせなどを受けたら?しかもそれには身近の者が関わっていたとしたら?私はこの映画までではないですが、そのような経験があります。どこに人生落とし穴があるかわからない。面白い映画でありつつ、私自身は他人事ではないと思いつつ観ました。

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