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読書記録#3『「週4時間」だけ働く』

こんにちは、リリーです。

時間キャッシュリッチを目指し、会社員卒業したいけどいまいちイメージ湧かない問題。

自分が歩むイメージを構築するため、ロールモデルを探すべく、まずは50冊読書をしていきます。
(決意表明はこちらの記事↓)

3冊目のこの記事では、会社員卒業したい人向けの定本のひとつ、『「週4時間」だけ働く。』をご紹介します。

『「週4時間」だけ働く。』

キャッチーなタイトルですよね。
働く時間が「週4日」ではなく「週4時間」。

著者のティモシーフェリス氏は、元々1日14時間働いていた従業員(年収4万ドル/約330万円)でしたが、時間キャッシュリッチを手に入れて、週4時間だけ働き、年収UPに成功した人です。

この本は、こんな方におすすめです。

・大きなビジネスをして会社の経営をして成功したいというより、自分にとって必要な収入を、より少ない時間で得て、自由な時間に重きを置きたい人
・時間がない!と悩んでいる人
・何も達成しないまま現状を我慢して、とりあえず満足している人

今後も手元に置いて、時折読み返していきたいなと思うほど、考え方や具体的な事例など濃い情報が詰まっていました。

私が今回読んでみて印象に残ったポイントを紹介していきます。

1.NR(ニューリッチ)という考え方

本書にはニューリッチの理解促進のために、下記のように「人生先送り派」「ニューリッチ」の比較を紹介しています。

「人生先送り派」大金を稼ぐ
「ニューリッチ」特別な理由や明確な夢を持って大金を稼ぐ

「人生先送り派」自分自身のために働く
「ニューリッチ」自分のために他人に働いてもらう

「人生先送り派」早く、若くして引退する
「ニューリッチ」人生において定期的にリフレッシュ期間を設ける

「人生先送り派」管理者(上司)になる
「ニューリッチ」経営者になる

「人生先送り派」もっといろんなものが欲しくなる
「ニューリッチ」クオリティの高いものを求め、価値のないものは捨てる

私はニューリッチを下記のように解釈しています。
・人生における目的が明確
・優先順位がはっきりしている
・少ない時間で必要な収入を稼ぐ

言うは易し、行うは難し、ですね。
私はまだまだ優先順位付けが甘いし、少ない時間で稼ぐマインドセットが足りないです。

2.NR(ニューリッチ)を目指す4つのステップ

ニューリッチを目指す4つのステップ「DEAL」

D: Definition 定義
E: Elimination  捨てる
A: Automation 自動化
L: Liberation 解放

D定義は、常識を覆し、新しい競争に備えてルールと目標を導入することです。まさに1のNR(ニューリッチ)の考え方のようなものです。土台となる一番大事な部分です。

E捨てるは、「優先順位付け」です。優先順位の低いものは徹底してやらない。例として「情報ダイエット」(なんとなくニュースを見るなど、自分に不要な情報を見ないなど)が挙げられます。

A自動化は、徹底して人/機械を活用し、「自分でやらない」「楽に成果を出す」こと。

L開放は、オフィスに張り付くのではなく、その場にいなくても回る環境に身を置くことです。

DEALの順番で行うことを著者は推奨しています。
Dは基礎となるマインドセットなので一番最初。常識を覆すところからスタートです。
そして、会社員なら「DEAL」の代わりに「DELA」の順番で、まずAの前にL開放(在宅勤務など)から実施するのもよいと書いてありました。

なお、E捨てるとA自動化は、まさに『エッセンスシャル思考』と『エフォートレス思考』と同じ考え方ですね。
つまり「やらないことを決める」「成果を出すためにもっと簡単なやり方でやる」の組み合わせ。


3.関心や活力は月の満ち欠けのように循環する


「関心は活力は月の満ち欠けのように循環する」
「D定義」の中で一番印象に残った言葉です。

日本にいると「働き続ける」がデフォルトになってしまいます。
最近変わってきたもののまだまだ終身雇用のイメージがあるからか、「キャリアが空くのは悪である」という刷り込みがどこかであるような気がしています。実際、転職活動をすると「キャリアの空き」(私の場合は出産育児の約2年間)について、必ずと言っていいほど質問されますし、ポジティブに受け取ってもらえることは少ないです。

一方、海外の私のある友人は「去年旅してたから今年からまた働く!」と明るく話していて、キャリアブレイクという概念が当たり前に存在することに驚いたことがあります。

確かに、活力には波、循環があり、人によってその循環のペースが違いますよね。私の場合、ずっと働き続けると、活力が弱くなる感覚があり、この活力の循環という考え方がしっくりきました。



いかがでしたでしょうか?
『「週4時間」だけ働く』は、これから時間キャッシュリッチに向けて行動していく中で何度か読み返していくであろう1冊だなと思いました。
本棚を断捨離中ですが、この本は残しておくことにしました。



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