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【35歳ワーママ転職体験記⑥】最終回/転職は正解だったのか?

こんにちは。リリーです。

5年前を振り返って、転職体験記を書いています。

前回は、事務職しか経験がなく、転職でなかなか内定をとれないワーキングマザー35歳の私が、知人の紹介で未経験職種にも関わらず内定。そして、勤務先に退職の意志を伝えたときにはじめて気づいた大事なことについて記事にしました。

【35歳ワーママ転職体験記⑤】転職先決定!退職希望を伝えてから気づいた大事なこと|リリー@子育てフリーランス (note.com)

今日は、転職体験記最終回。
転職後のお話。

転職、入社後に感じた「転職は果たして正解だったのか?」という点について振り返ります。

結論 選んだ道を正解にしていくしかない

結論、どんな状況であれ、選んだ道を正解にしていくしかないのが人生。今となっては、いろんな葛藤やトラブルも含めて転職してよかったと思っています。でも、転職した1年目は、本当に転職してよかった、とは思えませんでした。


良かれと思って転職したんですが、正直にお伝えすると転職直後は本当に大変でした。具体的には

・会社の文化の違い
・未経験職種である「法人営業」をやってみて実感したハードさ

このあたりに戸惑い、大変な毎日だったんですよね。

まず、文化の違いですが、会社の文化って本当に多様なんですよね。

私がこれまでいた文化(自動車業界)と転職したIT企業は、考え方、スピード感、なにもかも違う。

転職先は年功序列という考え方は一切ない合理主義。
ある意味女性や20代30代にはチャンス。
でも、「ワーキングマザーだから」みたいな甘えは一切許されません。
働きやすい環境を、みたいな生ぬるさも一切なし。

一見良さそうに見えるかもしれませんが、これって何を意味するかというと

「どんな状況だろうが、20代30代の独身男性と肩並べて成果出してね」

なんですよ。

ふたつめの、未経験なのに法人営業に挑戦したのも、ハードさも含めて今となっては本当に貴重な経験でよかったと思っていますが、当時は超ハード。大変すぎて毎日ほぼ泣いてたかも。。。

・炎天下であろうが、雪が降ろうが、お客様とのアポのために外出(これまで内勤だったので、毎日の外出がこんなにきついとは・・・)
・アポは少なくとも毎日2,3件が当たり前(コロナ前だからオンライン商談という概念がなかったので対面アポ)
・基本、舐められる(30代女性差別&名の知れた大企業社員じゃないので常に下に見られて雑に扱われる)
・営業スキルをゼロからインプットして実践しなければならない(未経験ななので)

メンタルも身体も強くないと法人営業って本当に厳しいです。
わかってはいたけど、それでも想像以上にハードでした。

上記に加えて
・上司(30代独身男性)のゴリゴリマネージメントが合わない
・上司以外の相談先が実質断たれていた(詳しくは避けますが、上司がサイコパス気質だったんです)

という状況。
自分と似たようなワーキングマザーも当時少なくて、ざっくばらんに本音を話せる仲間を社内で見つけられなかったのです。

子育てしながらこのハードな環境をやり抜くって、私には正直無理でした。


どのように正解に導いていったのか

転職を後悔していた私が、転職してよかったのだと心から思えたのって、ほんと去年くらいですw(数年もひきずった)

今では、未経験職種の挑戦など、失敗をしながら試行錯誤したことを含めて、貴重な体験だったと思っています。


向いていないかもしれない営業職に向き合った

体力もなく、押しも弱い。メンタルも強くない。
営業職にはとても向いていないと日々感じる毎日でしたが、私なりに営業職に向き合ったのも事実です。

35歳にもなって、新人、できない人扱いをされて、自己肯定感ダダ下がりでしたが、でもここで身に着けた営業スキルは今思うと宝です。

コミュニケーションの基本のキを、35歳になってからゼロから叩き込む。

できない自分に向き合う。

こうした経験があってこその今があるので、本当に辛かったですが、今となっては未経験の法人営業に飛び込めたことは幸運中の幸運だったと心から思っています。

でも、向いていないことを無理に続けることもしなかった

どはいえ、法人営業をずっと続けることも厳しいと感じていました。
適正がない仕事は勉強にはなりますが、適性がある人と比較してどうしたって勝ち目がない。

営業職に向いていて成果をどんどんあげる同僚を見ながら、そう気づいていました。

そこで試みたのが、社内での職種転換です。

まずは外回り営業から内勤へ。
コロナ渦で、出勤から在宅勤務へ。

職場で希望を伝えて、もちろん全部がかなえられたわけではないけど、それでも結果的には8割くらいは叶いました。

無理はしない。パニックゾーンに入ってしまったら早めに相談する。だけど、コンフォートゾーンにいるだけだと成長もないので、いわゆるストレッチゾーンでややチャレンジングなことは引き受ける。

このあたりのバランスをコントロールしながら現在に至ります。

職種でいうと、営業畑からコンテンツ制作へ業種転換(もちろん内勤)。
働き方でいうと、時短勤務→在宅勤務→会社員を卒業してフリーランスへ(引き続き同じような仕事を同じ会社から受注しているので仕事は変わらず)。

いろんな変化に対して波乗りしながら、不安定だけど、自分なりのベストな選択を取り続けていると思います。
もちろん、バランス崩すことも多々ありますが、、、自分としては満足しています。

色々あるけど転職はおすすめ

転職直後は色々後悔があった私ですが、それでもやはり転職はおすすめです。知らない世界に飛び込むことで当たり前が当たり前じゃないことを知れて視野がぐんと広くなるし、何より自己理解が深まります。

私はたまたまハードが経験をしましたが、楽になるケースだってあるかもしれないし、仕事が楽しくて仕方なくなるかもしれないわけです。

リスクをとるということはそういうこと。

働き方や自分のキャリアについて迷っているワーキングマザーの皆さんが読者にいらっしゃったら、ぜひ転職という選択肢はもつといいと私は思います。転職活動してみてイマイチだったら転職しなければいいだけなので、転職を選択肢に入れるだけだったら大きなリスクはありません。



以上が、私の転職体験記でした。

最後までお読みいただきありがとうございました。






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