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木下康彦/木村靖二/吉田寅編『詳説世界史研究 改訂版』第14章「帝国主義とアジアの民族運動」と第15章「二つの世界大戦」について--中核諸国
本稿では、ウォーラーステインの「近代世界システム」における「中核諸国」に着目して、帝国主義時代から第二次世界大戦終結までの国際社会を論じる。 世界システムの条件は分業体制と多数の文化である。世界システムは二種類に分けられ、本稿で適用する「世界経済」においては全空間を覆う単一の政治システムが欠落している。このような「世界経済」の先進地帯が「中核諸国」と呼ばれる。 1881年以降、列強(つまり、中核諸国家)は帝国主義を実行するようになる。 1882年、ドイツはイタリア・オー
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