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fascinateの企業理念

企業の熱狂的なファンをつくるプロセスのなかで、重要な動作のひとつはその企業(ときにプロジェクト)の存在意義、つまりMission Statementを創っていくことです。多くの企業には既に存在しているのですが、そのほとんどのケースでは時代にそぐわず力を失っているように思います。伴走している企業の理念を更新する際には、数ヶ月もしくは1年以上をかけますが、fascinateにおいても企業理念を創るのに、とても時間を要しました。

いま世界には多くの社会課題が発生しています。そもそも企業の多くは、社会的な課題を解決するために存在しています。新聞であれば、「世界中の情報を読みたい」という課題に対しての解決策ですし、コンビニエンスストアも「便利に買い物をしたい」という課題への解決策です。日本でも社会課題を解決することを理念としたビジネスが「ソーシャルビジネス」と呼ばれて5年ほどになり、多くの企業が生まれてきていることはとてもうれしいです。

しかし、現時点においてもまだまだ社会課題は減っておりませんし、前述のソーシャルビジネスをみてもメッセージは良いが利益をあげることができずに、企業の持続可能性が低いというケースも多く見受けられます。社会的なメッセージを打ち出しながらもファンを増やし利益をあげていく手法は存在します。ただ、コツがあるのです。

社会問題の多くはビジネスによって発生している。環境問題に20年近く向き合った実感です。であるならばそれらを解決できるのもビジネスではないか。fascinateでは「ビジネスによって発生した問題をビジネスによって解決する企業を増やしていくことで、持続可能な社会の実現に貢献する」を企業理念にしています。企業を魅力的な存在に変え、顧客とともに魅力的な事業を創る。そして顧客とkeep in touchな関係を構築し、熱狂的なファンを増やしていく。そのファンがいるからこそ、企業は新しい挑戦をすることができる。全ての企業は顧客との新しい関係性をデザインすることができると信じています。

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