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初めての地域取材のコツ〜その土地の魅力を最大限に伝えるには?〜

ライターとして必ず身に付けたいのはズバリ、インタビュー(取材)スキル

今回のnoteでは「地域の魅力を伝える文章を書く」というテーマで、実際に地域取材をしてみた私の経験から、初めて地域取材をする方に向け、押さえておきたいポイントをまとめてみました。

(※予め取材対象が決まっている場合もありますが、今回の記事の前提背景として、地域の魅力を伝える文章を書くためにその地域のキーパーソンとなりそうな方を自分で一人決め、その方へ取材を依頼、実施しました。)


1 取材対象を決める

まず最初に、その地域のキーパーソンとなりそうな取材対象の選定が重要です。そのキーパーソンは地域の魅力を発信する代表になります。日々の活動や発信は地域の魅力が伝わるような内容であるか、まずは考えてみましょう。人々と日々関わり地域の良さを理解している人物であればあるほど、他の人が知らないその地域の魅力や情報が聞き出せるはずです。

2 事前準備が最も重要なポイント

取材前の事前準備が最も重要です。取材対象となる人物が過去に取材を受けていたりするならば必ずその記事に目を通しましょう。本人のSNSや公式ホームページがある場合は全て見ることは難しくても、自分で要約できるくらいにチェックして知識を入れておくと取材時に役立ちます。事前準備を万全にすることで「◯◯で拝見しました」「◯◯されたことがあるそうですね」など、取材時の会話や質問の幅がぐんと広がり、取材される側としても事前に自分について勉強してくれたのだと思えることで信頼感も増します。事前準備は立派なコミュニケーションです。

3 オープンクエスチョンとクローズドクエスチョンのバランス

まずは最初から相手に考えさせる質問をするのではなく、Yes/Noで答えられるクローズドクエスチョンや雑談から入るとリラックスして取材を進めることができます。場が和んできたらオープンクエスチョンを投げかけ、自由に話してもらう流れにすると良い流れで取材が進んでいきます。
取材を実際に受けてみる側になるとよくわかりますが、質問されることに対して答えるのも実は頭を使います。普段何気ないことや自分の経験だったとしても、改めて質問されると自分の中で整理する必要があるため慣れていない人だと短い回答しか返ってこないなんてこともあり得ます。相手に対しての気遣いも忘れずに。

4 取材地域と取材人物のどちらにもスポットライトを当てる

最後に、地域取材をする際に気をつけたいのが取材地域と取材人物のどちらにもスポットライトを当てる。ということです。
その人が地域の魅力を語るだけでは物足りなく、その人の独自の視点や経験や活動を絡めながら記事を書くことができれば、一段と内容に深みが増します。そうすることで、その人しか語れない地域の魅力が伝わる記事につながるでしょう。

いかがでしたか?
取材は最初から完璧にできる人は多くないでしょう。少しずつ経験を積み、小さな失敗を学びに変えることで良い記事が書けるようになると感じています。
今回ご紹介した4つのポイントを頭に置いていただき、これから地域取材に挑戦される方にとって、地域と取材させていただく人の魅力が合わさった記事が書けることを願っています。

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