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運命の人。

誰しも絶対に、運命の人がいる。
待っていたらいつか、王子様が迎えに来てくれる。

かっこいい人。
優しい人。
強い人。
将来有望な人。

そんなよくわからない理想を掲げて
待ちくたびれていた私に、
ある日突然、
私のことを好きだと言ってくれる人が現れた。

彼は、
私の理想とか、条件とか、
そういうのは全然当てはまらなかった。

でもなぜか、
彼といると
優しくなれた。
自分らしくいられた。

自分の運命の人は、
自分で決めるんだ。

本当にこの人でいいのか?
悩むことはある。
だって、
世界にはまだ出会ったことのない人が
たくさんいるから。
もっといい人がいるかもなんて
そんなのあたりまえ。

だからきっと
探せば探すほど、
いい人が増えていくだろう。
そして、
知れば知るほど、
わからなくなっていくだろう。

だったらこれ以上探さない。
あなた以外の人は、知らなくていい。

私は今、
あなたの隣にいれて幸せだから。
それだけでもう、十分だ。

あなたは私の運命の人。
私がそう決めたから。