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2020年 2度目の蟹座の新月

こんにちは。今年の本番がいよいよ始まりました。なんとも言えない日々が続きますね。みなさん、お元気ですか。

では、さっそく本題に入ります。まず、この2週間を振り返ってみましょう。

驚くことの連続

前回の月と前々回の月でお知らせしたように、地上では緊張度が増しています。そして、前回の月でお知らせしたように、驚くようなことがこの2週間は起こり続けました。

アメリカのオレゴン州ポートランド市で平和デモに参加していた若者たちが、名前もIDもつけていない連邦政府秘密警察官たちに、正体不明の車に入れられ、連行されているという報道が入ってきました。アメリカではメディアが騒いでいます。そのあとすぐに、大学時代からの友人(NY在住)の知り合いの女の子が、ポートランド市内でホームレスの人に声をかけていただけで、突然、秘密警察官に捕まえられ、持っていたバッグの中身をすべて道に投げ出され、連行されそうになったという話しを聞きました。デモにも参加していなかったそうです。この女の子は、警察への対応の仕方をよく知っていた子で、ちゃんと言い返して連行は免れたそうです。マスコミが騒いでいるだけでなく、本当に起こっている現実だから気をつけて、と、友人は呼びかけていました。これは、国家の完全な違法行為ですが、今、アメリカの若者たちは、言論の自由を守り、自己防衛のためにさまざまな工夫をしなくてはならなくなっています。(連邦警察は、地方警察とは違う。連邦警察は雇い主が国で、地方警察は雇い主が州などの地方自治体で、両者は制服も役目もすべて違う。)

次に、これもアメリカの話しですが、各学校が9月から再開されるにあたり(アメリカは9月が新学期)各州や自治体が、學校閉鎖を申し出ており、小学校から大学まで、ネットを使ったリモート授業の導入を提案しています。ところが、トランプ大統領が「リモート授業はやめなさい。そうじゃなければ、リモート授業はどこにいても授業が受けられるのだから、外国人学生は全員帰国してもらう。」と脅しをかけました。

留学生たちは、富裕層の中国人学生や中東の生徒たちも含めて、アメリカ経済に貢献しています。高い授業料を払うだけでなく、地域のレストラン、アパート、商店街にお金を落とすからです。そのため、経済活性化のためにリモートはやらず授業をしなさい、教室で授業をやらないのなら学生ビザも取り上げ送還だ、というのが大統領の意向だったようです。けれど、アメリカのCOVID19の感染状況は、みなさんもご存じの通り世界で最も感染者数が多い上、このところフロリダ州やカルフォルニア州を中心に、感染者がうなぎ登りに上がっています。(ニューヨーク州は落ち着き始め、死者が初めてゼロの日がこの月の間にあった)そのため、クラスター状態を起こす可能性の高い学校での授業はやめ、リモード授業をやりたい、教師や教授たちの命にもかかわる、そして留学生は国に帰ると学習にさまざまな意味で支障が出るので残留すべきだ、というのが大学側の意向でした。

しかし、トランプ大統領は、移民局に命令を出し留学生たちの祖国への送還手続きを命令したそうです。そこで、ハーバード大学とマサチューセッツ工科大学が率先して大統領を告訴しました。続いて次々とほかの大学が大統領告訴の手続きをし、大統領は移民局に出した命令を取り下げざるを得なくなった、という事件もありました。

経済活性化のためなら、無作為になんでもしようとするのが、世界の一部の政府のようです。それにしても日本だと、大学が首相や内閣を告訴するってことはあまり考えられないですが、やはりアメリカだなと思いました。いつだったか、内容は忘れたのですが、アメリカの市民が自治体を訴えたことがあり、市民側の勝訴だったのですが、ちょうど同じ時期に、日本の自治体が市民を(確か大阪府だったと記憶している)訴えたことがあり、そのベクトルの違いになんとも言えない気持ちだったのを覚えています。

それからもう一つ、これもアメリカの話しですが、アメリカのオイル会社も次々に倒産し始めています。元々、カルフォルニア州では、10年以上前からエネルギー供給源を次世代還元可能エネルギー(風力と太陽光)が66パーセント以上を占めており(州の法律で定められている)、国内でも全体的に次世代エネルギーへの移行が進んでいて、石炭やオイルなどの化石燃料の使用量が低くなっているため、オイル会社はどこも経営が傾き始めていました。その上、COVID19 の影響で車を運転する人も激減し飛行機も飛ばなくなり、どんどん倒産して行っているそうです。その中には、メインテナンスを怠り、タンクからオイル漏れが起こり、土壌汚染をしている会社もあるとか。

ところが、倒産する前にオイル会社の幹部たちが、一人10億円単位で会社のお金を私物化し、漏れているタンクの修理もせず雲隠れし始めている、という話しが、NYタイムズに出ていました。

一方シンガポールでは総選挙が行われ(7月10日)、COVID19感染不安の中でも投票者たちは距離を置いて列を作り、投票時間を数時間延長して投票が行われたそうです。投票率はこれまでに比べて高かったそうです。シンガポールの与党政権は、世界でも最も長く政権を握っている政権ですが、今回も勝ち続投にはなったものの、これまでになく国民の与党政権への批判は強く、野党の議席が急増したそうです。ここでも国民が声を上げ始めています。

アメリカやイギリスは香港をめぐって中国と対立を続けており、Huaway などを始めとした中国の有力会社と取引をする会社は制裁する、と、日本にも圧力をかけはじめています。また、COVID19ワクチンを巡って欧米諸国が争っています。こうなるだろうことはすでに初めから予想がついており、このコラムでも2月か3月にお伝えてしています。けれどワクチン技術の共有については、日本は、以前の国際会議で安倍総理が「COVID19ワクチンや、対策法が日本で開発されたなら、世界各国と分かち合いたい」と発表していて、日本らしいし(水瓶座)いいな、と思ったのを思い出しました。実際にそうするかどうかはわからないですが・・。

今回は、世界情勢を少し短めにしたいため(いや、もう十分長いか・・)、ここまでにしておきますが、世界各地で、他にもいろいろなことが起こっています。まとめると、この半年起こってきたことが、どんどんエスカレートしはじめている印象です。アメリカの、連邦政府秘密警察官若者かっさらい事件はその中でも群を抜いて驚きですが。

その一方で、日本

重い空気に包まれています。前の月で12日あたりからなにかが起こるだろう、と伝えましたが、コロナ感染者数が急増しました。その間、政府は、22日から始まる予定の『Go To トラベル』キャンペーンの実施について、もめ続けています。熊本県の大雨被災地では、住民は高齢者が多い上にもともと人口が少ないこともあり、後片付けがなかなか進まず苦労しています。そして、18日には、俳優の三浦春馬さんが自殺(推定)で、亡くなりました。

実は、このところ、今年の星の動きと日本の情勢を見ながら、もしかすると、誰かまた、木村花さんと同じように著名人や芸能人が自殺するという事件が起こるのではないか・・と、ちょうど数日前から考えていました。そんな中の三浦さんの訃報でした。

なぜそう思ったか、その理由をここで説明するのは難しいのですが・・一つはわたしの勘、一つは日本の国のチャート、そうして、もう一つは2020年の星の動きと日本国民の動き、この3つの関連からです。簡単にこの1年が終わるとも思えなかったですし、世界的に、その国特有の問題が繰り返し起こっているからです。それが2020年の特徴でもあります。

日本の場合、表面上とりつくろってはいるものの、精神的にも物理的にもギリギリのところにいる人たちがかなりの数でいる、ということを今回の三浦さんの事件は表していると言えます。

激しい誹謗中傷を受けていた木村さんの場合と違って、三浦さんは仕事も順風満帆に見え、これと言った原因が見つからず、みんな不思議に思っているようです。けれど、チャートを見ると、彼が苦しんでいたことがはっきりと出ています。ため息が出ました。そして、胸が痛みました。

前回の月で「牡羊座は今年はとても大変です」と書きましたが、三浦さんも牡羊座。しかも4月上旬の誕生日ため、前回の月の影響を強く受けています。それだけでなく、このところものすごいプレッシャーを感じていたようです。亡くなったばかりの人の星を細かくここで書くのは倫理的に反すると思うので、細かいことは省きますが、精神的に追い詰められていたと出ています。

役者としては才能に恵まれていたチャートで、その職業は太陽星座の牡羊座とも良好な関係にあり、役者としての人生は悪くなかったと思います。けれど、今世で彼の本当にやらなくてはならないことは、単純に人に拍手喝采を浴びてお金儲けをすることではありませんでした。そのことを、過去2年くらい前から強く感じ始めていたはずで、自分の仕事や生きる道、そして生き方について深く悩んでいたはずです。

そうして、やっと辛い時期から抜けることができそうだ、というときに2020年に突入し、しばらく辛かったものの、5月6月あたりは少し気が楽になっていたけれど、また7月に入って、どーんと揺り返しが来たような感じだったでしょう。今年は、プレッシャーが軒並み高くなっています。特に、今年後半に入って高まり始め、前回の月のエネルギーは彼にとって、ものすごく大変だったはず。わたしも前回の月は辛くて、このコラムを出すのが4日間も遅れましたが、三浦さんにも辛いエネルギーを受ける星がありました。ほぼ鬱状態だったのではないかと思います。(13度前後の惑星が多く、他の惑星のも厳しい角度にあり、言葉に尽くせないほど緊張度が高かった。同じ度数の星を持っている人たちを他にも知っているけれど、同じようにみんなかなりの打撃を受けている。)

完璧主義者だっただとか、真面目で頑張る人だった、という風に、あちこちの記事に出ていますが、それは、彼が自分に自信がなかったということにも理由があります。才能はあり、行動力も知性もあったのですが、本人の中に、どうしても、自信が持てず常に自分を疑い責めるところがあり、自分でも自分のこともつかめず、追い詰めるようにして、努力してきた人だと出ています。本人が何事も納得するのに時間と努力が必要だったはずです。周りが自分のことを評価すればするほど不安になったところもあったことでしょう。原因は、育った環境もありますが、持って生まれた星にもあります。そういう人がずっと人前に出て、自分をさらけ出す役者をやっていたということは、相当な労力と精神力が求められたことと思います。また、芸能界で本音を言ったり、素の自分でいることは非常に難しいものです。自分を見失いそうになり、取り戻そうとずっともがいていたはずです。特にこの数年は。

前回の月で、責任について書きましたが、自分の責任が果たせない不安と恐怖があったのでしょう。その人の持って生まれた責任を果たせないということは、実はとても辛いことなのです。生まれてきた意味を感じれなくなるからです。(今、30歳前後、60歳前後の人達は特に要注意です。緊張度が高まっています。)

それから、三浦さんは、表面的にはクールに見えたかもしれませんが、感情的に非常に深い人で、さまざまなものを抱えていました。世の中の動き、業界のありかた、家族の様子・・すべてを敏感に深く感じ取っていたはずです。

そんな時に今の星の位置がきたわけです。そう、感情の大高潮のシーズンで、エクリプスシーズン。しかも、彼の惑星を揺さぶる角度と位置でした。

今回は、もしかすると、あることがキッカケになり、これまで思っていたこと、感じていたこと、我慢していたことすべてに意識がいってしまい、絶望してしまった可能性が高いです。自分の存在意義みたいなものが、わからなくなったのでしょう。疲れていた可能性もあります。そして、判断力が尽き、感情的になり、もう、無理だと感じたのだろう、という星でした。

とにかく、星回りが非常に厳しい人でした。

チャートを見ていて痛々しく、正直のところ涙が出ました。大変だっただろう・・と思いました。もう一つ痛々しかったのは、もうちょっと、もうちょっとだけ耐えてなんとかできたら・・と思ったからです。彼がすごく大変だったのは、チャートを見れば一目瞭然で、この世から旅立ちたかったのもわかるのですが、今、自殺という形でこの世を旅立つと、次の世で大変になります。この今の大変なチャート(下の新月の図を参照。数日のズレはあるけれど基本的エネルギーは類似)は、時間が過ぎればまた変わるのですが、今、このタイミングで自分で命を絶つと、次の世でこの大変なチャートを一生抱え続けることになります。それだけでなく、生き延びてこの週末をなんとか乗り超えることができたら、彼の誕生チャートから行くと、もしかすると、希望の光を見出せた可能性もあるからです。

彼が抱えて旅立ったチャートは非常にカルマの強いチャートです。今の情勢のとおり、難しい星です。同情しきれません。みなさん、今自殺するのは、やめてくださいね。

クローゼットの中で首を吊っていたということ、このチャートを抱えて旅立ったということ、週末を乗り越え新月あとの火曜日くらいまで持ちこたえたら、何とかなったかもしれない、ということもあり・・占星術家としては、辛いものがありました。あぁ、みんな占星術ができたらいいのに、自分のチャートを知っておいて欲しい、三浦さんにも専任の占星術家がいたらよかったのに・・と、思いました。

そして、今、彼のように大変な思いをしている人たちが沢山いるはずなので、できるだけ人の助けになるコラムをわたし自身も書いてゆきたいと思ったのでした。

しかし三浦さんは、ある意味、今の日本の世の中に自分の命をもって石を投げたとも言えるでしょう。彼は、本当は革命を起こしたかったのですから・・。そのことについては、かに座のメッセージでもお伝えします。

では、この月、7月21日かに座の新月のお話し

今回もまた厳しい月となります。(とりあえず年末まで、あまり期待しないでください。)

簡単に言えば「もう、元には戻れない」と、多くの人が自覚するときです。あっと驚くようなこと、希望を失いそうになること、なにかが感情の奥底に触れて気持ちがいっぱいいっぱいになりそうなこと、不信感を抱くようなこと、自信を失いそうになること・・引き続き起こると思います。

ただ、希望を失わないようにしてください。この今年二度目の蟹座の新月は、新しい仕切り直しと、スタートのときを表します。

ビジョンを明確化するとき、大きな大きな夢を描くとき、そして願いをかけるときです。

そして、エネルギーがこれまでの水から火に変わり、大気温も上がるかもしれませんが、世の中や個人個人の気分も変わります。もうすでに変わっている人もいるかもしれません。このため、三浦さんには先週末を生き延びて欲しかった、と思ったのです。彼の星と連動する星の動きが、今週あるからです。人生、生きていればやり直しができるからです。

今回の月のコラムを、遅れないよう努力して書いているのはそのためもあります。なにしろ、この新月は、大切な節目です。新月の祈りをし、願いをかけましょう。

半年先、8年先、12年先、20年先、そして36年先の自分がどうありたいか、どんな場所で、どんな人と、どんなことをやりながら人生を送っていたいか、明確に描きましょう。今回の月は、非常に厳しい位置にはありますが、夢を捨てなければ、ゆっくりと着実に、そして大きな夢がいつか叶うきっかけの月です。

新月はタネを蒔くとき。願いをかけるとき。(満月は結果の現れるとき)

月の祈りは、新月が起こってから48時間以内が良いという占星術家もいれば、新月が起こってから2週間以内だったらいつでもよいという占星術家もいます。また、新月が起こった数日後に波がくるので、その波をつかまえて乗るのが良い、という人もいます。そしてやり方も、ボードに自分のかなえたい夢を象徴する写真や絵や言葉を貼るビジョンボードを作るというのも一つのやり方ですが(ビジュアル派)、願い事を紙に書くのもよいですし(文字派)、心の中で明確に夢を描いてそれを祈りの言葉にしてとなえるやり方(オーディオ派)もあります。

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英語ですが、ビジョンボードのサンプル。自分の目指すものを表す写真、イラスト、言葉などを貼り付けてビジュアル化すると、作る過程で意図や気持ちがはっきりしてくるだけでなく、繰り返し見ることで自分の中に浸透しゆき、実現しやすくなる。写真の出典元は、The Reset Girls リセットガールズ(人生のリセットを目指す女子のサイト)https://www.theresetgirl.com/craft-vision-workshop/

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アメリカでは、ジャンスピラーという占星術家が新月の願いごとについては広く知られていますが、他にもいろいろなやり方をやっている人たちがいます。日本では、ジャンスピラーさんの翻訳本はわかりにくく、あまり人気がないようですが、願いの掛け方を学ぶには良い本なので、ちょっと残念です。写真出典元:findingmagic.com

あなたにとって最善のやり方でやるとよいでしょう。

今年はずっと厳しいときが続きますが、年末の、冬至のころに希望の光が見え始めます。今、しっかりと願い事をし、その実現に向かって着実に、一歩一歩向かって行けば、12月末に、まず最初の希望の光が見えることでしょう。すぐには実を結ばなくても、しっかり地に足をつけて行動してゆけば実現できる、とてもパワフルな月なので、ここでの願い事は断然おススメです。

あなたの夢の実現が、みんなの明るい未来につながります。逆に、ここで諦めてただ流れに身をまかせると、あとで後悔することになるので、この大きな節目を大切に、そして意識的に過ごしてください。流れに身をまかせる魚は死んだ魚だけだ、という言い方があります。生きているのなら、泳ぎましょう。

最後にもう一度言います。大変な時で、追い詰められる気持ちはわかります。生きていたくない、という気持ちはよくわかります。けれど、できるだけ自分で命を絶つことはしないようにしてください。特に今は。今年は。本当に、大変なカルマを背負うことになります。なのでみなさんも、今の辛さを、来世でずっと抱えてゆくことを想像して留まってくれたら、と、星を読むものとしては思います。

この月(7月21日~8月3日)の傾向

家の中を整え、気持ちよく、美しい場所にするのによいとき
たくさんたくさん感じることや思うことがあるけれど、言葉にするのが難しいと感じるひとが多くいるとき
大きな大きな夢を描き、抱き、そして、願い事をするとき。半年後、8年後、12年後、20年後、36年後を具体的に思い浮かべて願い事をかけるとき
やってもやっても報われないような気持ちになるかもしれないけれど、希望を捨てないよう努力する必要があるとき。そして、着実に行動してゆくとき
食べすぎに要注意。つい食べて、太りやすいひとも出てくる。食べ過ぎそうになったら、自分の感情に耳を傾けること。空虚感、恐怖、不安などから食べていないか、もしそうだったら、その感情の整理のほうに力を注ぎ、食べ物からは遠ざかること。また、食べるものはできるだけ健全で、季節に沿ったもので、体にもよいものを食べるようにすることが肝要
言葉で誰かを追い詰める人、相手を破壊させるような言葉を吐く人がでやすくなる。要注意。もしなにか言われても自分を追い詰めないように。また、誰かにそういうことをしたくなっても深呼吸をして一歩下がること。気を付けないと、相手を深く傷つけるだけでなく、最終的には自分が追い詰められることになる。また、こころにない言葉をはくと、相手にも通じ関係性を悪くしかねないため、気をつけること
美しい夢を描けるとき。理想の世界、理想の生き方、本当の望みが見えるとき。しっかり自分の夢をつかもう
眠気を感じる人が出てくる。たっぷりと眠るように。また、時間を見つけてパワーナップをとるのもよい(パワーナップは15分~20分くらいの短い時間とる睡眠のこと。また、それ以上は眠らないほうが良い)。職場のデスクでも、電車の中でも・・週末は好きなだけ寝よう
仕事と家庭のバランス、家庭の在り方、仕事の仕方、社会と自分との接点について深く考えさせられるとき。また、その答えが見つかるとき
過去の傷が浮上し、感情的になったり、怒りがこみあげてくる人も出てくる。また、過去の痛みが忘れられず、行動に出れなかったり、勇気が出せなくなったり、自己破壊的行為に出る人も出やすいので要注意
ここから夏の間は、この月と同じような星の位置が繰り返す起こるので、抱えている傷、希望、望み、失望したこと、痛み、さまざまなことに正直になって、対応しよう。感情を封じ込めるのも、抑え込むのも、無視するのも、危険。癒しの時間をなるべく持とう
因果応報という言葉があるけれど、自分のやったことから逃げられない星の位置。やったことがすぐに返ってくるので用心しよう
物事は、簡単にスムーズには動かない。体力の限界を感じたり、なにかと時間がかかり気味になるが、時間を気にしないほうが逆にスムーズにすすむこともある
辛かったり、苦しいときは、誰かと話すとよい。なんともなくても、家族や近しいひとと定期的に顔を合わせ、話しをするとよい。孤立は避けよう
自分を労わるとき。無理は禁物。食事、睡眠、運動・・適切に。疲れたら休むことはマストで重要

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    2020年7月21日午前2時33分東京時間 蟹座28度27分新月

蟹座の特徴:丸い顔、母性愛、クリエイティブ、なにかを産む、豊かさ、感受性、月、シャイ、怖がり、繊細、柔軟性、芸術性、優しさ、両棲動物、想像力豊か、愛情深い、用心深い、情に厚い、家庭、家、安心、安全

プラス面:愛する人を守る、家庭的、人の痛みやこころを理解する力がある、料理・絵画・音楽など作るのが得意、人の言葉にこころの耳を傾ける、本当に優しい

マイナス面:保守的になりやすい、人見知りをする、一旦こころを閉じるとなかなかひらけない、傷つきやすい、執着してしまいやすい、気持ちや気分がコロコロ変わるため周りが翻弄されがち

蟹座のメッセージ

もう、いい加減でわかったことだろう。元に戻りたい、と願っても、一体いつになったら元に戻ることだろう、ボヤいても、戻ることはないことを。

覚えているだろうか。

この年が始まり、世の中がひっくり返り始めたころ、伝えたことを。

「元に戻ることはない。戻ろうとすることは、動き続ける宇宙の動きを止め、永遠の死を迎えるのに等しい」と。

最近「新しい日常」という言葉を使う人が出てきたが、アメリカで使われているNew Norm(ニューノーム)を日本語に翻訳したものだろう。NormはNormal ノーマル=普通、日常、一般的、正常、常識、の短縮語だ。

この言葉が使われ始めたということは、やっと、元に戻ることがないということを、多く人々が認識し始めたことを表すだろう。しかし、新しい日常または常識を構築するには、まず、古い日常と常識を認識する必要がある。何と比べて新しいか、を知らないと、本当に新しいかどうかもわからないからだ。しかも古くなったものを理解していないと、新しいものも構築できない。

あなたの中で古くなった日常や常識はなんだろうか。正常だと思っていたことが、正常ではないことに気づいたことはなんだろうか。それを検証するときだ。

例えばこんなことはないだろうか。もしかしたらあなたは、政府は万能で、国は、自分を守ってくれるものだと思ってはいなかっただろうか。しかも、自分が参加することもなく、ぼんやりとしていれば、なんとなく、自動的に自分を守ってくれると思ってはいなかっただろうか。

たとえアメリカで秘密警察が、大統領の命令で違法行為を行って青年たちをさらって行ったとしても、見ないふりをしていれば、聞いてないふりをしていれば、なかったことにしていれば、誰かのデマだと信じることにしていれば、なんとなく自分だけは守られていると思ってはいないだろうか。他人事だと思ってはいないだろうか。

日本政府が「Go Toトラベル」という政策を打ち出して執行しようとしているが、これは、星の流れ、時の流れに逆らっている。今は、そしてこれから先1年半ほどは、あまり動き回らない方が良い星の巡りだ。地域で、自分の住むエリアに留まり、身近な世界を再発見すること、新しいやりかたを構築することが星に求められている。そんな星めぐりのときに、地上をコロナウイルスが駆け回り、交通機関も麻痺し、国境が封鎖され、人々が以前ほど移動できなくなったのは、偶然ではない。

最近、ある日本の大臣はインタビューで「飛行機に乗ってもコロナ感染に全く問題はない」と言い切った。その一方で、デルタ航空という世界的大手の飛行機会社の社長が、ほぼ同日にちょうどインタビューをあるラジオ番組で受けて「飛行機での旅行はCOVID19感染リスクが高い。デルタ航空では、マスク着用、手の洗浄、機内の消毒などを義務付けているだけでなく、乗客の席は両隣の席が空席の状態でないと飛行は許可しないことになっている。また、これから飛行をだんだん減らす方針を取っている」と言っていたが、星の理にはかなっている。現実的ともとれるが、あなたはどうだろうか?

日本の大臣を信用するだろうか、デルタ航空の社長を信用するだろうか?

あなたの古い常識はひっくり返りはじめているかもしれない。もしかすると、政府は、必ずしも国民を守る存在ではないのではないか?そう思い始めているかもしれない。

こうは考えたことがないだろうか。

もしかしたら、国を動かしているのは政府ではなく、勤勉で、周りと足並みを揃え、自分の欲よりも全体を優先し、ストイックに働き、新しい発明を次々に生み出し、家族のために一生懸命働き、企業や上司が無理難題を言っても、毎日遅くまで働き、毎日弁当を家族のために作り、がんばってきた国民が動かしているのではないだろうか、とは?

肝心な質問がある。政府となにか?そして、国とはなにか?である。

国は国家とも呼ばれるが、蟹座を象徴するみんなの家でもある。その、あなたが住んでいる家は、あなたが外で働いて帰ったとき、暖かい歓迎の両腕と、気持ちの良い風呂と、湯気の立つ美味しいスープと、子供達の笑い声と、太陽の匂いのするふかふかの布団と、ぐっすり眠れる部屋を提供してくれているだろうか。

それとも、ただただ、働け、お金を稼げと懸命になり、子供達の今日の宿題の内容がなにかもわからないのに「宿題した?歯を磨いた?明日の用意した?お風呂に入りなさい!」と怒鳴りつけながら夜を過ごし、自分も急いで風呂に入って出たら、みんな携帯やテレビを見て会話もなく、SNSの誹謗中傷を読んで微笑んだり自分も書いて憂さ晴らしをしたり、SNSの意味さえわからない年寄りのことは忘れて・・・そんな家ではないだろうか。

だとしたら、熊本の片田舎にいる年寄りたちの村の支援よりも、国民の抱えている課題よりも、とにかく経済を回すために、誰かの顔を立てるためにGo Toトラベルを、子供たちを急いでお風呂に入らせるように施行しようとしている政府と、お互いにお互いの政策の悪口を言って蹴落そうとしている政治家たちと、そんなに変わらないのではないだろうか。

日本では、家の中にお鍋もまともになく、インスタントものを食べ、布巾さえなくペーパータオルを使い、みんなお金作りと学歴作りに忙しくて、家族と一緒にまともに食事をすることもない家庭が多いと聞く。

あなたにとって家庭とはなんだろうか?家と庭があっても、住んでいる人々がいて初めての家庭だ。

お父さんが夜明け前に家を出て終電で戻り、週末には疲れ果てて家で眠り続けるから、お父さんの顔がわからない、という子供達も少なくない。そしてリモートワークになって家にお父さんがいるようになったら、家庭内の不和が始まり、特に女性たちがものすごいストレスを抱えていたりする。

これが、これまでの常識の一端だ。そして、そのような家庭で育つ、そのような家庭を持つ人々が1億人以上集まってできているのが、現在の国家である。国家というのは『みんなの家』なのだから。総理大臣であろうと、なんであろうと、みんなその一員だ。貧富の差や育ちの差はあるだろう。しかし、猫だって同じ母親から生まれても、まったく違う性質を持っていたりする。同じ人類だから、家族だから「同じ」ではない。しかし、みんな同じ類なのだ。一つの家に住んでいる家族なのだ。国家という、そして地球という。そして、宇宙という家に。

つい先日、人類の家族、日本国家族の一員であることに疲れ、希望の光を見失い、自分で命を絶った、将来を期待された才能溢れた日本人の俳優がいる。多くの人が、彼のことを真面目すぎた、本当に良い人だった、なにがあったのかわからない、というが、本当はわかっているのではないだろうか。

仕事があればいいというものではない。お金があればいいというものではない。人々に脚光を浴びてさえいればいいというものでもない。

ということを。

今の世の中で生きやすいところなどないとうことを。真面目であればあるほど生きにくいことを。嘘をつくほど生き抜きやすい世であることを。臭いものに蓋をするほど上にのし上がって行ける世であることを。お金があれば苦労が多いことを。お金がなければ同情してもらえるが、あると嫉妬されることを。たくさん稼げば、(国)家にたくさん持ってゆかれる。そして、脚光を浴びると罵詈雑言も人一倍浴びることも。

知っているだろう。

みんな。

本当は、彼の姿は自分の姿だと知っているから、わからないふりをしているのではないだろうか。あるいは彼のようになりたくないから、目立たず、やりたいこともやらず生きてきたのではないだろうか。ということは、ひっくり返してみれば彼のことがよくわかっているということだ。それなのに、みんなでわらかないふりをするから、彼はますます孤立し、ますます苦しみ、みんなの家族ではいられなくなったのではないだろうか。

誰も本当のことを言わなくなった。周りの目、評価、そんなものばかりを気にし、互いの足を引っ張り合い、みんなで沈没しようとしている。日本沈没なんて本や映画やアニメがあるが、列島よりまず、こころが沈没するだろう。嘘をつけば自信を失う。自分を信じることが自信だ。嘘つきは相手が自分であろうと、信じようがない。

死んだ俳優は、革命をこの世にもたらしたかったのだ。

脚光より、お金より、なにより革命を起こし、新しい世の中作りに貢献し、自身は地に足のついた生活をしたかった。そうして人々に敬愛される人になるのが、彼の真の道であった。しかし、この世に生まれた彼が、自分の道を歩くことは困難を極めた。

みんな、どこかで知っていたはずだ。彼の孤独を。なぜなら、それはあなたのものでもあるからだ。

彼の死を悼むのなら、彼と同じ道を辿りたくなかったら、自分の嘘を認めることだ。そして、正直になりなさい。

辛かったら辛いと言いなさい。悲しかったら悲しいと言いなさい。嬉しかったら嬉しいと言いなさい。嫌だったら嫌だと言いなさい。おかしいと思ったらおかしいと思うと言いなさい。

誰にも言えなかったら、まず自分に言いなさい。日記に書きなさい。呟きなさい。人のことをとやかく言うのではなく、自分の気持ちを呟きなさい。一番親しい人に言いなさい。嘘はついてはならない。嘘をつくと、生きてゆく勇気、誰かを愛す勇気、自尊心、そんなものをすべて奪ってしまうから。

そうして、自信をつけ、勇気をかき集め、伝える技術を身につけたら、本当に言わなくてはならない人に言いなさい。

嫌です。好きです。愛してます。辛いです。無理です。できます。できません。

けれど、まずは、まずは、自分の本当の思いを知りなさい。お腹の底から湧き上がる思い、疑問、衝動・・静かな時間をもち、耳を傾け、大切にしなさい。それが、あなたの声なのだから。他の人の声と違っていてよいのだから。違って当然だ。なぜなら、みんな違う星を持って生まれていて、違う環境で生きているのだから。けれど、みんなひとつの家族だ。そして、みんな違うからこそ豊かなのだ。自分と同じ人間がずら〜っと並んでいても、気味が悪いだけだろう。刺激もなければ向上もない。違うからこそ良いのだ。

自分と同じじゃなきゃ気がすまない、同じになりなさい、服従しなさい、なんていう人がいたら、離れなさい。その人は成長も繁栄も真の満足も求めていない人だ。恐怖と欲に足を取られている人だ。しかし、そんな人に批判して指をさしてもどうしようもない。ただ、離れなさい。指をさしはじめると、あなたがその指を掴まれて、相手の世界に引き摺り込まれてしまうだろう。ただ、静かに離れなさい。

大切なのは、あなたのビジョンだ。あなたの夢だ。

これからが勝負だ。新しい日常をどんな日常にしたいか、どんな常識が常識である家に住みたいか、明らかにするときが来た。

折しも、この月は願いをかけるのにパワフルな月だ。あなたの住みたい家、一緒にいたい家族、そして、作り上げたい国家について考え、大きな夢を見なさい。そして、願いをかけなさい。

自分の歩く道を知り、使命を知り、課題を知りなさい。使命も道も思い出せなければ、占星術家に聞きなさい。

明日(22日)から違うエネルギーが降りてくる。夢の実現には時間がかかるだろうが、地道に、正直に、コツコツと、そして堂々と歩み出しなさい。

最初の一歩が大変なのはわかる。みんな自意識過剰社会に住んでいれば、恥ずかしいと感じることもあるだろう。しかし、他人に敷かれた道を歩くことが、自分の道を歩かずに周りの期待に応えることが、本当に誇れる道だろうか。自分の道を歩くことを恥だと、いつから、なぜ、感じるようになったのか、考えてみることだ。

東京の満員電車で倒れた人がいても手助けしないのは恥ずかしいから、と言った人がいた。本当は手を差し伸べたいけど恥ずかしい、と。

本当はやりたいこと、が恥で、周りの人の目を気にすること、が正しいこと・・だといつから考えるようになったのだろうか。倒れているひとを無視することが恥ではないとしたら、人間性を失っている。

この辺りで自分の人間性について考え、失ったものを取り返しなさい。手遅れになる前に。

あなたの手のひらに残っているものを数え、あなたが掴んだもの見つめ、それが何なのかを知り、いらないモノは捨て、本当に大切なものだけを残しなさい。そして、自分を信じられるようになる道を歩み始めなさい。自分が信じられないものには、嘘をつき続けるものには、愛も生まれない。情も薄くなる。人間性を失う。人間性が失われたら・・どうなるかは、わかるだろう。破滅だ。

才能に溢れていた俳優が、それを、命をもって示してくれた。

全ての人に愛や情の種がある。全ての人に蟹座があるように。その種に水をやり、肥やしをやり、お日様に当て、優しく話しかけ、育てなさい。あなたの愛、あなたの情、そして、あなたの人間性。

一歩一歩、着実に。

そして夢を掴みなさい。

あなたにならできる。

そうして、そうすることが、自らの命を絶ってこの世を離れて行った、笑顔の美しかった俳優への、真の供養となることだろう。

・・・・・・

その名の通り、春の馬のように全身全霊で駆け抜けて行った三浦春馬さんに、こころからの追悼の意を捧げます。そうして、彼がこれから、そして次の生で、新しいスタートを新しい気持ちで切ることを祈っています。

・・・・・

星の影響の仕方は、人によってそれぞれ違います。

・・・・・

前回の月も、メッセージや喜捨を寄せてくださった皆さん、本当にありがとう。メッセージへの返事がまだできていませんが、追って書かせていただきます。みなさんの言葉と気持ちは、まっすぐわたしに届いています。(絵文字も・・笑)嬉しい、そして、ありがたいです。そして、みなさんのおかげで・・本を2冊注文できました。占星術家としてこれから活かしてゆきます。そのうち一冊はすでに昨日手元に届きました。もう一冊は、アメリカからの輸入本のため来月まで待ちます。下の写真が、届いたほうの本です。

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日本を代表する漢文学者と哲学者の、祈り、占い、呪い・・・など、古代からの歴史や文化や政治との関わり合いについての対談集。二人のマニアック=オタクな学者たちがだらだら話してる感じですが、たくさんの知がギッシリ詰まっていている。この本、実は以前持っていたのだけれど、どこに行ったのかわからくなっていました。鑑定を再開するにあたって、どうしてもまた読みたくなってもう一度入手しました。前とは違うものが読み取れます。人とともに変化する読書は、やはり興味深い。読めてよかったです。みんな、ありがとう。

それからそれから、鑑定の準備がやっとできました!ホームページを立ち上げました。ただし、星回りを待っているため、公開は数日後となります。ホームページのURLはコチラです。鑑定を必要とされているかた、どしどし連絡ください。質問などもお気軽にお寄せください。連絡先は、ホームページにあります。みなさんが、このシケの時代を無事に泳ぎきり、すっきりとしたこころと体で反対の岸にたどり着く手伝いができるよう、応援そしてサポートできる占星術家でありたいと願います。

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もしここに書いてあることがあなたのこころに響いたなら、感じることがあったなら、ためになったなら、はたまた、よくわからないけど伝わってくるものがある、でも歓迎。下の「サポートをする」ボタンから喜捨してください。もしかすると、簡単に書いているように見えるかも知れません。でも、ここに書いてあるのは、これまでの長い間の占星術家としての訓練と、世情を見極めた上に時間をかけて書いたものです。ぽ~んと、あなたの気持ちをサポートと言う形でわたしのバスケットに投げてくれたら、笑顔でしっかりキャッチします。助かるし、嬉しいし、励みにもなります。

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文・写真 by 目(さっか)















サポートしていただいたお金は、星やカードや宇宙のことを、もっともっと勉強するために使い、みんなにもっともっとお知らせできるよう使いわせてもらいます。そして、新しい本、新しい知識が入ったら報告しますね。ありがとう。