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2020年 ふたご座の新月

みなさんは、今回の新月をどんな風に迎えているでしょうか。1月からず~~っと大変でしたが、星の位置としては、今は、ちょっと小休止のときです。前回の月のさそり座の満月は、感情的に重く、少し辛い時期だったかもしれませんが、少し楽になっている人も多いと思います。と言っても・・比較的に楽、ということですが。来月は、エクリプスシーズンが始まり(日食や月食のとき)月末には、ちょうど日本では特別緊急事態宣言が出されたころと同じ、緊張度の高い星の位置もあるため、再びてんやわんやが始まるか、なんらかの新しい展開が起こることが予想されます。けれど今は、昼下がりの庭にさっと気持ちのよい風が吹くような、ちょっと息が楽になるような、平穏な時期です。

では、いつものようにさっと世界の様子や情勢から見てゆきましょう。

今回は、まず日本から行きたいと思います。最初のニュースは検察庁法改正案に対して、ツイッターで市民からの反対が始まり、最終的に議会決議は先延ばしになったという件。政府の動きに市民が反対して、政府がそれに対応せざるを得なくなったという、日本の近代史では画期的な出来事が起こりました。

ちょうど、前回の月に『ふたご座といて座に月のアクシスが移行するため、気分が明るくなり、意見を言う人たも増えてくる』という話しをしましたが、まったくその通りの動きとなりました。そして、以前からお伝えしているように、2020年は政界を始めとした大きな組織や権力のやり方に対する市民の反発が強くなったり、大組織が崩壊する年でもあります。

もう一つの注目すべきは、日産自動車元会長のゴーン氏の逃亡を助けたとする父親と息子が、アメリカのマサチューセッツ州ボストンのハーバードで捕まったことです。ゴーン氏が雲隠れして逃亡し、日本国民をアッと驚かせたのは、ちょうどコロナ菌のことが世に知られた2019年12月31日の前々日の29日。ひっくり返る年2020年の始まりの予兆の事件でした。

アメリカロイター通信の記事によると、逃亡を助けたのは3人で、楽器の箱にゴーン氏を入れて、特別プライベートジェットに乗せて逃亡したそうです。船で逃亡したのではないか、という記事が日本の新聞に以前出ていましが、船で逃亡なんかするのかなぁ、韓ドラじゃあるまいし、と思っていました。やはり、プライベートジェットでしたか、と思いました。しかも、逃亡を手伝ったのは、アメリカでも生え抜きのグリーンべレエと呼ばれる特殊部隊に属していた元軍人とその息子。アメリカでは信頼されている人物らしく、アメリカ当局は慎重に審査を運びたいとしている、とも書かれていました。(日本の新聞には、そうは書かれてなかったけど)もう一人の人物は、まだ見つかっていないそうです。

事実は小説よりも奇なりと言われますが、映画で見るような逃亡事件。現在、冥王星、土星、木星に加えて金星も後退しているため、過去に起こったことが明らかになったり、振り返りが始まっています。これも、納得です。今年は、陰謀や秘密が明らかになる年なので、遅くとも来年の初頭くらいまでには、この事件の全貌も見えてくるのかもしれません。でも今は、まだ、わかる時期ではないようです。きっと、ニュースに出ているよりずっと多くの陰謀や悪しき習慣が隠されていることでしょう。

世界では、ロックダウンをしていた国々や地域が前の月から急に解除し始め、それが果たして大丈夫なのかどうなのか、が、議論されています。国や州(都道府県)や町によって対応は様々ですが、その結果は夏以降に現れてくることでしょう。占星術では9月から11月に再びロックダウンに入る可能性が高いと出ていて、次回のロックダウンのほうが情勢は悪くなるだろう、とも出ています。けれど、前の月と今の月の対応の仕方で、その結果は違ってきます。医学会でも第二波、第三波の予想がされていて、ほとんど星の動きと見解が重なっているようです。星では、中国でまず来月から再来月にかけて酷いことが起こるのではないか、という予想ですが・・どうなることでしょう。そして、日本はどうなることでしょう。

コロナ感染に関しては、世界のトップを切って多くの感染者が出ているのがアメリカ。テストをしているから数値が高いという話もありますが、死亡者の数が多いので、理由はそれだけではなさそうです。もともと、このパンデミックが始まった当初に、アメリカでは全米で15万人の死者が出るだろうと予想されていて、現状で約10万人強なので、予想は当たるのかもしれません。そのアメリカで、言論の自由が狭められているという話しをよく耳にするようになりました。例えば、ネット上でビタミンCの摂取が体内抵抗力を上げ、コロナ菌とたたかうことへの効力になると書くと、知らないうちに削除されていたり、ワクチン接種への反対意見の文章も削除されたりしているということです。昨日まであった情報がない、ということは日常茶飯事で起こっているらしく、みんな、スクリーンを写真に撮ったりして重要な情報は保存しているそうです。フェイスブック上のコメントや投稿も自動的に勝手に削除されるものも多くなっているそうです。

権力が崩壊し始めると、パワーを取り戻すために市民のパワーを取り上げようとする勢力が強まります。特に今は、崩壊の星が強い中、みずがめ座に土星が入っているため、その力が強くなっているようです。来月にはまたやぎ座に入るので、情勢がどのように変わるか見てゆきたいと思います。

アフリカ諸国でコロナ菌の感染が広がり、これからどうなることか不安が大きいそうです。来月末にまた、後退中の木星と土星の重なりがあるため、感染の拡大がある程度収まるか、逆に急激に感染や飢餓が広がったりする可能性があります。広がりそうな嫌な予感はしますが・・。

相変わらず、ヨーロッパでは難民の問題があり、中東では戦争の話しが続いています。また、今年の星の特徴のひとつとして、権力者や大組織の秘密や悪事が暴かれるというのがありますが、ベトナムの防衛庁副長官の汚職が暴かれ地位の剥奪と実刑が決まり、ブルガリアでは日本でいう厚生労働省の大臣が呼吸器をスペインから輸入し高額な値で売っていたことが判明し、彼も内閣から追い出されています。

情勢が不安定なときはさまざまな汚職や詐欺や行われがちで、日本でもいろいろな詐欺が起こっています。また、政府がこのような時を利用して、法案を通そうとしたりしています。パワーの墜落、組織の崩壊の時には、権力者たちが内部で争いを始めたり、なんらかの力を保持するためにさまざまな工作をしようとしたりするものです。

ふたご座にラフ(ノースノード)が入り、そして、ふたご座に太陽が移行して新月を迎えた今、人々が些細なことから大きなことまで、色々と気づくときになっています。そして、今の気づきが、今年の後半に人々の行動となって表れ、1年半先(2021年11月)に大きなうねりとなって、政府や組織への反発行動として現れる可能性がありますので、今、なにを見て、なにを感じるのかをしっかり意識することが大切でしょう。今回は、検事の退職年齢変更に対する、ツイッターというデジタル媒体を通したステイホーム抗議という平和的行動でしたが、これから、闘いと争いの星がどんどん強くなってゆくので、意識を高く持つことが求められます。ちょうど、小休止の月なので、自分の気持ちや状況を静かに見つめ、行動してゆくとよいでしょう。詳しいことは、下の『ふたご座の新月のメッセージ』を読んでください。

さて、今回の新月の話しをしましょう。今回は少し形式を変えてお伝えします。

ふたご座の新月


ふたご座2度5分 2020年5月23日午前2時39分 (東京時間)

この月の流れ

この月は、しばらく小休止です。けれど次の月からさまざまなことが再び起こり始め、年頭からここまで起こったことが、と~っても小さなことに思えるほど酷くなるだろう、という星のメッセージがあります。今のこの時を、冷静に、有効に使うとよいでしょう。

前の月からお伝えしていますが、とにかく、計画的に行動しましょう。食糧難に備える、お金のことをしっかりする、仕事と真剣に向き合う、家族のことを守る・・計画的に、現実的に、そして着実に、今から、一つ一つ行動に移しましょう。次の月からエクリプスシーズン突入になりますし、6月にはまた大きな動きがあるため、だんだん緊張度が高まります。今のこの時を有効に使いましょう。

以下がこの月の傾向です。

変化と柔軟性
この数週間は、変化が早いスピードで起こる時期です。決まったことがひっくり返ったり、気が変わったり、いろいろです。なので最初から「また変わるかも」と思って、計画や決定したことがコロコロ変わっても、柔軟に対応してゆくとよいでしょう。そういうのが苦手な星の人たち(しし座、みずがめ座、さそり座、おうし座など)は、イライラしたり、ついて行けな~いと、腹を立てたりするかも知れませんが、柔軟性が求められます。
多様性を受け入れる
今、様々な意見や見解や考えが飛び交い始めています。これから、ますますその傾向が強くなり、しばらく、1年以上続くことでしょう。どの情報や意見や見解や統計が正しいかを決めるよりも、こんな意見も情報も見解もある、と、耳を傾けて「参考に」すること、そして、さまざまな、多様な考え方や立場や文化や思考回路を受け入れること。一つだけ絶対的なものを求めようとしてもムリなとき。また、ふたご座は多様性を表します。みんな違ってみんないい、のときです。そして、勉強するときです。学ぶときです。新しい価値観、違う見方、考え方。そして吸収するときです。
変化に対応しやすい星とそうでない星
変化が起こり続ける中で「よし、これで新しい社会の到来だ!」と喜んでいる人もいれば、「早く元に戻りたい」と思っている人もいることでしょう。まず、元に戻ることはないことは前からお伝えしていますが、それは覚悟しておいたほうが良いでしょう。ただ、人によって持って生まれた星も性質も違うため、変化に対して向き合い方も感じ方も違います。特に安定と平穏を求めるかに座には辛いとき。敏感さと直感力がますます高まっているはずのさそり座も感情が高まっていて辛いかも知れません。また、頑固なおうし座も変化に抵抗感を感じているかも知れません。なにしろ、さまざまな意見も出てきていますが、変化への受け取り方もさまざま。人と違うからと落ち込んだり、自分だけ怖がりなのかと不安になる必要もありません。自分の特質を知って、それなりに対応するとよいでしょう。
情報の錯乱
さまざまな意見、情報が飛び交い続けます。これまでにも増して色々な情報が出てきたり、それだけでなく、これまで静かに黙っていた人も、どんどん意見を言い始めることでしょう。これから1年半は少なくともその傾向が続きます。そのため、なにが正しくてなにが正しくないのか、混乱しがちです。特に、今回の月には、混乱と妄想の印があります。人の甘い言葉に騙されたり、声高に正論めいたことを言うひとの意見に流されたり、知らないうちに悪影響を受けたり・・そんなことが起こりがちなので気を付けましょう。水星の後退のときのように、混乱しやすいので、書類や説明書はなんどもきちんと読むことを進めます。また、誤解しやすいので、相手が言ったことで気になることがあったら、感情的になる前に、まず相手の意図をもう一度、確認するとよいときです。
過去からの贈り物と因縁
忘れ去られていたかのようなゴーン氏の話題が急に持ち上がったように、過去の課題や、話題や、人や、因縁が戻ってくる時期です。これから秋までその傾向が続きます。恋愛関係に関することも多いでしょう。元カレや元カノから連絡があったり、思わぬところで再会したり、再燃したり・・または、ずっと持ち続けていたわだかまりや怒りや恨みが解消されたり再燃したり。金銭関係でも、過去の行いが戻ってくる時期です。未払いで問題が起こったりしがち。解決したほうが良いでしょう。ほおっておくと、ますますこじれます。それから今は、前からずっとずっとやりたかったこと、温めてきたこと、忘れられないできたプロジェクトや仕事や作品作りをするとよいときです。今、始めることは、ずっと持続でき、また、長い間影響を持ち続けることでしょう。多くの惑星が後退していますが、今は、進めの信号が強く出ているので、プロジェクトなどは推進しましょう。
こころとからだの掃除
通常なら、整理整頓や掃除は、満月から新月にかけてがおすすめですが、今回は、多くの惑星が後退していることと、来月からエクリプスシーズンに入ってゆくこともあり、整理したり掃除したり、いらないものといるものの選別をしていらないものは捨てるとよい時期です。断食をときどきやって体内の掃除をするのもよいでしょう。ステイホームで散らかってきた部屋や、ついてきた贅肉、いろいろ溜まっている内臓の整理に良いときです。夏以降荒れ模様の星空です。そのときのために、スッキリ身の回りも、体もしておくとよいでしょう。
短気に注意
切れやすい星があります。ちょっとしたことでピキっとくることがあるかもしれません。そんな時は、ひと呼吸して、優しい言葉、愛のある言葉で返しましょう。魅力的な言葉の星が出ています。それを利用しましょう。優しい言葉で対応すること。逆に、怒りに任せて不本意なことを言ったりすると、あとで倍返し、3倍返しになって帰ってくることでしょう。要注意。また、やりたいことがあっても、思うように進まないこともあるかも。もどかしかったり焦ったりするかもしれませんが、そこは、ちょっと我慢して、タイミングをはかってまた前進しましょう。
呼吸に意識を
ふたご座は、手と肺を表しますが呼吸も支配します。また、手と直結する神経系も表します。この時期は、脳も体も忙しくなりがち。呼吸をしっかりしましょう。自分の息が浅くなっていないか、時には止まっていないか、緊張で乱れていないか、気を付けてみるとよいでしょう。呼吸が乱れると、全身に乱れが現れます。また、神経系もふたご座はやられやすいので、落ち着き、穏やかな呼吸を心がけるとよいでしょう。
眠気
眠くなる人、疲れやすいひとが出やすいときです。そんなときは、睡眠をたっぷりととりましょう。免疫性を保つにも睡眠はとても大切です。眠っている間に見る夢が鮮明になったり、驚くような夢を見やすいときでもあります。
マルチタスキング
特に、ふたご座やみずがめ座の影響の強いチャートを持って生まれた人は、忙しくなる星の位置です。さまざまな出会い、繋がりが生まれるだけでなく、ひらめきによるプロジェクトも始まり、一度に複数のことを同時進行することになるかもしれません。計画的に、時間を管理しながら、体調管理もしながら、かつ、明るい気持ちを保ちながら進みましょう。深刻になるときではありません。
最後に・・
人のためになることをやるとよいときです。特に、時間や経済に余裕はある人は、ない人のためになることをしましょう。逆に、そのことで自分が癒され慰められますし、今は、助けを必要としている人たちが多くいます。時間やお金に余裕がなくても、ちょっとした優しい言葉を困った人にかけてあげたり、手書きの手紙を送ったり・・すると良いときです。

以上が簡単な今回の月の模様の概要です。

では、ふたご座のメッセージをお送りします。ふたご座の特徴については、ふたご座の満月を参照してください。

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ふたご座のメッセージ

今回は、主に3つ伝えたいことがある。耳を傾けて聞いてほしい。

一つ目は、言葉の力について。
二つ目は、意識について
三つ目は、ビジョンについて
最後に、耳を傾けることについて。

言葉の力について

誠実な言葉を吐きなさい。人に対しても、自分に対しても。そして「ただ言ってみただけ」「そんなこと言ったっけ?」などと、まるで自分が吐いた言葉に、なにも意味もなく、なんの誠意もない、そんな態度をとるのはやめなさい。

そして、なぜ、「ただ」言ってみたのか、考えてみなさい。すべての言葉に意味がある。きっと、なにか言いたかったのだろう。もし、本当に意味も意図もなにもないのなら、言うのはやめなさい。黙っていればいい。不誠実で愛のない、そして、意味もない言葉を吐き続けると不信感と、罪悪感と、混乱を招くだけだ。相手に対してもあるが、自分たいして一番悪影響がある。

言葉は、他者とのコミュニケーションのためのツールだけでなく、自分の意識を明確にするツールでもある。日記を書くと、自分の感じていることや考えていることがハッキリしてきて、気持ちや頭が整理できるのと同じことである。思考や感情やできごとを言葉にすることで、形ができ、意味が芽生え、意識が明確になるのだ。

だから、言葉は大切だ。どんな言葉を使うかで、その人の意識が形作られてゆくのだから。誠実な言葉を吐き、言葉に基づいた誠実な行動をすれば、周りからの信頼をえるだけでなく、なにより、自分自身への信頼を得ることができる。それを、人は「自信」と呼ぶ。

今年のような、試練の多いときに、養いたいのは自信だ。自分を信じる力だ。誠実な言葉を吐きなさい。テキトーなことを言うんじゃない。適切な言葉を使うよう努力しなさい。言葉はパワフルなのだ。呪文でもあり祈りでもある。

それから愛のある言葉を吐きなさい。

「どうせあたしなんて」「どうせ俺なんて」と自分を貶める言葉はやめなさい。そんなこと言っていたら「どうせ」な人間にしか本当になれなくなる。言葉は呪文なのだ。マジックなのだ。

それから、脳は自分と他者の違いを認識しない。あなたが誰かに「お前なんか嫌いだ。死ね!」というと、脳は、自分に「あたしなんか嫌い。死ね!」と、言っているのだと認識する。脳は、あなたがたはみんな一つだということを最初から知っているのだ。

愛の言葉を吐きなさい。誠実な言葉を使いなさい。

言葉は、呪文だ。言葉は祈りだ。

意識について

人は、自分の言動に、10%以下しか意識にないという。あなたは、立ち上がるとき、意識しているだろうか。なぜ立ち上がり、周りの状況はどんなで、その時どんな姿勢で立ち上がって、どこへ行こうとしているか、ということを。

ただ、すっくと立って、ただ、喉が渇いたと感じてキッチンに水を飲みに行ったとしても、そのことにどれだけの意識を持っているだろうか。後で振り返ってみたら、一日に何杯の水を、どの頻度で飲んだか、その時見た景色はどんなで、どんな気持ちで、水の味はどうだったかなんて、覚えているだろうか。

毎日同じ姿勢で座って、同じ姿勢で立ち上がり、本当は腰や膝にストレスがかかっていても、「気づいたら」足腰に痛みが出て思うように動けなくなった、というようなことがないだろうか。

意識を持ちなさい。

なぜって・・人はみんな、目的をもって生まれてきているからだ。すべてのことに理由があると言われているが、あなたが生まれてきたのにも理由がある。この時代、その場所、その家族の元、その誕生日に、生まれてきたのは、あなたなりの理由がある。それをあなたは生まれてきたときは知っていたはずだ。

それを思い出すのだ。

患者を催眠術にかけて、昨日の午後5時にあなたはどこでなにをしていて何を見ましたか?見えた景色を教えてください、と、医師がいうと、たいていの人は、通りかかった車の型、プレートナンバー、運転手の顔、街路樹の色や形、お店の看板の色や書かれていた文字・・詳細まで思い出して言うことができるという。

脳は、体は、見たもの、聞いたものをすべて記憶しているのだ。していないのは、意識だ。人間の脳は、その辺のコンピューターよりもよほど精巧にできていて、高機能なのだ。ただ・・

封印しているのだ。

それを解き放ちなさい。

容易ではない。封印したには封印しただけの理由があるだろう。思い出すと辛いこともあるのかもしれない。または、習慣になっているから、改めて向き合う勇気が出ないかもしれない。やったこともないことをやるのは怖いかもしれない。

けれど、意識を持ちなさい。そうしないと、あなたはきっと、この世を旅立つ瞬間に、すべてを思い出し、深い後悔の淵に立つだけでなく、この時代に生まれてきたからには、やるべきことがあるはずだからだ。それを封印したままだと、誰かに、なにかに支配されたままになる。そして、思い出して『やりたい!』と思っても、すでにできなくなっているかも知れない。それは、辛い辛いことだ。誰のためにもならない。そして、あなたの役目を全うできない。

意識を持ちなさい。恐れているかも知れないが、この試練のときを乗り越えるには、ほかに道はない。すべてが変わっているのに、自分だけが変わらないでいようとすると、変化の暴風雨に吹き飛ばされてしまうかもしれない。無意識のままだと、なにかに飲み込まれてしまうかも知れない。なにしろ、未来を切り開くことができなくなるだろう。

このパンデミックで、人々は二つに割れると言われている。一方の人たちは、このパンデミックの海を泳ぎ切り、終わった後には、より健康になっていて、より瞳に力がみなぎっていて、より希望に満ちていて、より豊かになっていて、より幸福になっていて、もう一方のひとたちは・・・その逆になっているという。

あなたは、どちらになりたい?前者になるほうが、もちろん、その途中の道のりは大変だ。さまざまなことに注意を払わなくてはならなくなるし、意識も高く持たなくてはならなくなる。努力も必要になる。勇気も必要になる。

手あたりしだい食べて、ネットフリックスや、テレビや、酒や、セックスや、仕事や、色々に逃げ、いつかパンデミックが終わればいい、また世の中は元に戻るだろう、と、ただただ感染を避け、時間がたつのを待っていたら、少々退屈に思うことがあっても、お腹周りの肉が気にはなっても、努力も勇気も必要がないし、楽かもしれない。しかし、パンデミックが終わった後の新しい時代に、贅肉がかさなった重い体と、空っぽになった頭しか残ってないということになりかねない。ずっと眠っていて、目が覚めてみたら、違う地球に来ていた、けれど、それに対応できるだけの体も能力も備わっていない、という状態になるだろう。

前にも言ったが、元の世の中、みんなが覚えている『フツー』の生活に戻ることはない。星にはっきりと記されている。これは、新しい時代の始まりだ。

意識を持ちなさい。

日々のささいなこと、食べるもの、話す言葉、体の調子、見る番組、SNSをするタイミングやその内容、誰かと話すときの会話の内容、・・小さなことから大きなことまで、すべてに意識を向けるのだ。今始めれば、ずっと持続することができるだろう。そのうち、だんだん、自分が誰だったかわかってくるだろう。あなたの役割、あなたの使命、あなたの大切な記憶が戻ってくることだろう。

ビジョン

ビジョンを持ちなさい。あなたの人生のビジョンだ。

どんな風に生きたいのか。どこで生きたいのか。なにをしたいのか。誰といたいのか。

自分の本当の望みのビジョンを明確に描くのだ。

ふたご座といて座に月のアクシスが移動し、人々が意見を言い始めた。政府の、民意からは遠く離れた政策や、混乱の中で通そうとするさまざまな議案。これらに人々は反対の意を申し立て始めた。それは、星の流れであるし、素晴らしいことだ。ツイッターで何百万という人がつぶやき、政府の予定を変更させたのだから。本当はずっと言いたかったのに我慢していた人も多くいたことだろう。みんな、少しは気がおさまったことだろう。希望を抱き始めたことだろう。

しかし、それが例え政府という抽象的な存在であっても、相手に「これが嫌だ」「あれが嫌だ。」と言っているだけでは、物事は根本的には解決しない。

王政に反対して、王を殺して新しい政権を作っても、結局のところ、新たな暴君を擁立するだけなのと同じだ。だから、政府のやり方に反対するのなら、新しい形の政治を求めるのなら、まず、自分はどんな政府を望んでいて(政府自体を望まない場合もある)どんな社会を理想としていて、どんな暮らしをしたいか、を明確にする必要がある。

そのためには、ビジョンを持つのだ。そしてまず、自分自身が、自分のビジョンを明確にし、それに向かって自分が変わってゆくこと、日々行動してゆくことが必要になる。そうでないと、ただの反抗期のティーンと同じことになる。

確かにふたご座はティーンを表すから、時期的にはあなた方の行動は星の流れとあっているが、これから急激に世の中は動き始めるから、スピードをもって成熟してゆくことが求められるだろう。政府は土星を表し、土星は人間で言えばもう老人だ。老人の域の政治のプロを納得させるには、真の意味で崩壊させるには、反抗期のティーンの態度ではどうにもならない。政府や大企業というのは、土星は、それなりの力を持っているのだから。

働き方も同じだ。こんな企業は嫌だ、残業ばかりは嫌だ、仕事に明け暮れて子供の顔も見れない、ローンで買った家でまともに過ごす時間もない・・と思うのなら、では、何時間くらい働き、どのくらいの給料をどんな仕事に対して望み、そしてなにをなんのためにやりたいのか、そしてその理由はなにか・・明確にする必要がある。ただ、これが嫌だ嫌だというだけでは物事は動かないだけでなく、もっと悪くなる可能性もある。

まず、ビジョンを立てなさい。あなた自身の幸福の人生のビジョンだ。

なにがあなたを喜ばせるのだ?なにに幸福を感じるのだ?あなたは、なにをしにこの世に、この時代に生まれてきたのだ?

根源的な質問を自分に投げかけるときがやってきた。

そして、それがわかってきたら、ビジョンを描きなさい。劇場や映画を作る現場にアートディレクターがいて、役者や、時間や、予算や、作品の内容や、タイミングや、すべて総合的に見て、作品の方向性を作り、制作を具体化する人たちがいるが、一人一人が自分のアートディレクターになるときが来た。誰かに言われたことをするんじゃない。あなたがあなたのアートディレクターになり、生まれてきたときの誓いを遂行する時が来たのだ。

思い出しなさい。あなたの魂の地図は、星やカードにも刻まれているから、星読みたちに聞くのもよいだろう。思い出しなさい。そして、これからのビジョンを明確に抱きなさい。

最後に・・耳を傾けなさい

色々な人がいろいろなことを言い始めているが、これからもますます言うだろう。そして、多くの場合「わたしが正しい」「僕が正しい」と言い争うことだろう。そして、一つの事象に対しても、さまざまな意見が交わされることだろう。情報が出てくることだろう。

耳をふさいではいけない。やみくもに自分の意見だけを言ってはならない。耳を傾けるのだ。誰が正しいかは、だんだんわかってくる。ただ、今は、誰が何を何のために、なにを、なんの理由で、なにを根拠に言っているのか、注意深く聞くのだ。

あなた方は、一つの口しかもっていないが、二つの耳を持っている。

しっかりと聞き、そして口を開くとよい。2回聞いたら1回話す。それくらいでいい。

今は結論を出すときではない。自分の使う言葉に気を付け、意識を高く持ち、ビジョンを描き、そして、耳を澄ませなさい。これが良いとか悪いとか、そういう判断もしなくていい。ただただ、耳を澄ませるのだ。

なにより、あなた自身の声に耳を澄ませなさい。あなたは知っている。なにが真実か。呼吸を整え、静かに、心を傾け、耳を澄ませなさい。

きっと聞こえてくるから。

あなたの真実が。

そして覚えておくとよいだろう。

あなた方がこの時代に生まれてきたのには意味がある。そのことはまた、秋のさそり座の季節にでも詳しく話そうと思うが、この崩壊と再生の、大変化のこの時に生まれてきたい、という強い意志と希望をもってあなたがたは生まれてきている。そして、ここまであなたは歩んできた。あなたたちは、選ばれし者たちなのだ。そして、みんなが大切な使命を持っている。

だから、意識を高く持ち、自分の声に耳を澄ませ、思い出しなさい。

あなたの使命を。

そして、あなたの真実を。

選ばれし者よ。


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