見出し画像

奴隷海岸の風と海とご先祖様(西アフリカ・ベナン共和国 ①)

「なぜ?私が、西アフリカ・ベナン共和国という国に行ったのか!!!」
が気になる方は、こちら。
全く気にならない方は続けてお読みください。

ベナン共和国に行ったら必ず行くべき場所「奴隷海岸」

アテンドしてくれたゾマホンさんが言うには、
「ここに来ないとベナンに来たとは言えない」と宣言するくらい大切な場所。

※奴隷たちが行き着いた海岸には現在「帰らずの門」が建っていました。

「奴隷海岸」「奴隷貿易」については、私が書くよりも詳しく、分かりやすいコチラのサイトをご覧頂ければと思います。(←こちらをクリック)

この場所を訪問する理由としては、
■ その国の歴史を知ることで、初めて分かりあう事が出来るから。
■ 奴隷政策の原点を知らないと、世界の文化、政治経済、紛争を理解でき
 ないから。

奴隷政策時代 400年
植民地時代 300年

植民地時代が終わり、表面的には独立したもの
実際にはフランスに経済を管理されていて、フランスの大学を卒業しないと出世が出来ないという現状があるそうです。

欧米は搾取、日本は生きる機会を与えた植民地時代だったとゾマホンさんは説明されていました。

しかし、このような歴史があったからと怒っているのではなく、
ただただ怒るのではなく、
「どうすればいいのか?」
「二度と起きないようにするには?」と皆で考えましょう!
という提案をしているのだと話してくれました。

確かに、怒るだけでは何の解決にもならないですからね。

現在では、「風と海の神様」と「ご先祖様」がこの海岸を見守ってくださっており、毎年1月10日には日本で言うお盆のセレモニーが開催されて、人がたくさん訪れてお祈りの儀式が行われるそうです。

日本語では死ぬことを「逝く」と言いますが、
ベナン語でも死ぬことを「イク」というそうです。
同じ言葉を使っていると知ると、なんとなく親近感を感じますね。

※「帰らずの門」の柱には、彫刻が刻まれていましたが、黒い肌ではなく、白い肌にしているそうです。


そんな歴史を教えてもらった後は・・・。

海岸で貝殻拾い。
ちょうど良い感じに穴が開いている貝が拾えたので、
奴隷海岸の想いが受け取れるであろう友達へのお土産にサンキャッチャーを作ってプレゼントしました。
(実は、ビーズのカラーにも意味が込められいます♡)


ドローンでの空撮もしました。
(一番上の空撮がこの時の写真、もちろん飛ばしたのは私ではなくプロのカメラマンさんです。)


そして最後はお土産屋さんでお買い物


見つけたのはこんなかわいいアフリカンプリントの布♡

「ここのお土産屋さんで買うと、ここの場所に貢献できるから~」なんて言いつつも、滞在中、現地通貨を持っていなかったので一緒に行った方に買ってもらっちゃいました。感謝☆

奴隷海岸・・・いろんな事を「知り」「受け取り」「感じ」る時間となりました。この場所に行けて本当に良かった。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?