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大河「光る君へ」〜白楽天の影響〜

おはようございます。
ミュルアです。

毎日、荷造りなどをして余裕がなく、ブログもこんな早朝に書いています。

前回の大河ドラマもやっと観ました。

まひろのお父さんは、ここから10年官職がなかったそうなので、どうやって生計を立てていくのでしょう。

ドラマの中でまひろは、多分売るための写本を作っていました。

白楽天の『長恨歌』のこの部分を書いていました。

雲鬢(うんびん)花顔(かがん)金歩揺(きんほよう)
芙蓉(ふよう)の帳(とばり)暖(あたた)かにして春宵(しゅんしょう)を度(わた)り
春宵(しゅんしょう)短きに苦しみ日高くして起き
此(こ)れより君王(くんのう)早朝せず

長恨歌

平安時代、白楽天が人気があり、『源氏物語』にも影響を与えています。

まひろは、有名な【比翼連理】を『源氏物語』の中でも使っているので、愛する人とこうなれるのが理想だったのでしょう。

在天願作比翼鳥 

在地願為連理枝  

天にあっては、願わくは比翼(ひよく)の鳥となり 

地にあっては、願わくは連理(れんり)の枝となりたい

長恨歌

でも、現実は、そうはならなかった。

道長とまひろは、早くも別れてしまいました。

後々、まひろは、『源氏物語』に道長にしかわからないエピソードを盛り込むのでしょうが、道長は、どんな顔をして読むのでしょう。

それから、幼い一条帝が即位されました。

定子もこの後の己の運命を知らずにあどけない表情をしています。

しばらくは、中関白家の繁栄ぶりが描かれるのでしょうが、安部晴明はその先を見抜いているかのような眼差しが印象的でした。

定子の悲しいお話は、いずれまた。

ところで、先週の記事にコングラボードを頂けました。

沢山お読みいただき、ありがとうございました。

大河「光る君へ」で現実逃避

今回も、ここまでお読みいただき、ありがとうございました。

気温が不安定なので、皆さまお身体にお気をつけてお過ごしください。

上村松園 楊貴妃 奈良市松柏美術館蔵

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