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諸行無常 ラブコ引っ越しagainの経緯 その4 まだまだジェットコースターは続く

ラブコが三度目の引っ越しをすることになった経緯を綴ってます。
前編、後編くらいで終わるつもりが、いろいろありすぎてなかなか終わらない。。。実は昨年のクリスマスにはじまったラブコのドタバタの舞台裏をお届けしております。

ごめん、移住するの早まった

当初、1−2年後に移住するという計画だったのですが、いざ、動き出してみたらそんな呑気にできるものじゃなかった。。。
一旦、方向が決まったらすぐに行動したくなる性分だということもありますが、家のローンのこととか、年齢の問題、それに物件のレア具合を考慮すると、良い物件が見つかったらすぐ動く、という感じじゃないと移住できないわ、ということがわかりました(別に私は移住しなくてもよかったんだけど、一旦移住する、という方向に目標がセットされたので、それに向かってとりあえず動く)。

山ちゃんもゆいちゃんも「えーっ」っと言いつつも、「なんとなくそんな気がしてた」と。


ラブコの存在意義がブレてくる

 一方で、この移住の話とは別に、鷺沼のオフィスから退去して以来、今後のラブコの運営方針(?)について、なかなかパシっと決まらないという問題を抱えていました。とりあえずは猫たちの安全確保第一で、他のことは後回し、という感じで引っ越しをしたわけなのですが、今の場所では前みたいにたくさんの猫を保護することができないし、あんまりオープンにできないという事情があったのです。
 預かりさんのお家にお願いした猫たちは家族が決まったわけじゃないから家族募集しないといけないという点においてはなんら代わりはないのだけど、「保護猫がはたらく会社」というコンセプトでやっているのに、保護について消極的になってしまってるというか。。
というか、出費が嵩んだ上に、家賃が重くのしかかり、とりあえずお金を作るのに精一杯になってしまっていて、猫を助けるためにというよりも会社を維持するために時間も労力もかかるようになっちゃって、ブレてきちゃってる。これはよろしくないよね、と会議であーでもないこーでもないと話していました。


いっそのことまた引っ越すか!でもその先は?


 猫たち全員連れてくることになってもいいように、広い物件を探して借りたわけですが、結局猫2頭しかいないので、広すぎてしまった今のオフィス。使っていない部屋がありすぎて勿体無い。。。状況が変わったし、すぐに引っ越せるのが賃貸の良いところなわけで、いっそのことまた引越そう!と思い立ちました。引越し費用はかかるけど、仕方ない、とりあえず、私のせいで引越ししないといけなくなったし、安いところなら初期費用もなんとか私、払います、と。毎月の出費が抑えられたら少しは出口が見えてくるかなと思ったのです。猫の保護にはお金がかかる。またFIP治療が必要になることだってあるかもしれないし。
と、ここまでは良いとして、その後はどうする?私は移住していなくなるから、これから保護する猫については、今までみたいに私が病院連れてったりできないし、責任が取れないから今後の保護活動については、山ちゃんとゆいちゃんで決めてもらわないといけない。今後、二人はどうしたい?
なんて話を何回もしたと思うけど、なかなか答えが見つからないでいました。これまでのラブコの保護活動の方針はラブコのキャパ=今村のキャパ、でやってきていて、自分でまだイケる、と思ったら新しい子を受け入れ、「もう限界」と思ったら受け入れない、という風に決めてきたのです。あ、もちろん全部一人でやってきたわけでなはく、山ちゃんとゆいちゃん、そしてラブコワーカーさんたちのサポートありきでの話であります。
なので、自分が主体にならない保護活動については全くイメージがわかなくて、方向性も定まらないでいました。

 それに加えて、移住後の私の関わり方もはっきり見えてこず。リモートでデザインやったりとかはできるけど、いずれは代表理事を退くわけで、デザインひとつにしてもあんまり私の色が出過ぎるのはよろしくないんじゃないか、とか。極端な話、私がいなくなっても継続してかなきゃいけないから、なるべくサポート的な仕事に徹するべき?どうするのがいいかなあ。。。とここの地点で悶々と悩む日々が続いていたわけです。そんな悶々としながらインスタライブをやってたりしたことをみんな知らなかったら?当たり前だけど(笑)


答えはお金問題にあった


そんな感じで、しばらくは私は代表理事から引退する路線で考えていたわけですが、ラブコの決算の時期がやってきました。そして、痛い税金の支払いも〜!そういえば昨年はキャッシュが足りなくて、私が立て替えて払ったんだった(後でちゃんと回収しました)。。。
待てよ、ってことは、私が代表じゃなくなった場合、私以外の誰かがお金出さないといけなくなるってことだよな。。。
ラブコにお金がたくさんあったらそんな心配しなくても良かったけど、このように財政難なのは私のせいでもあるし、借金こそないけど、なかなかシビアであることにハッとしたわけです。私は自分で作った会社だから私がお金出すのは当たり前だけど、人が作った会社なのにお金出させるとかあんまりじゃね?と気がつきました(遅い???)。
それまでは猫の保護活動の方針とか、仕事の進め方のことばかり考えていたけど、持ち出し問題があるんでした。
このお金問題でこれまでの迷いが断ち切れまして、やっぱり私が続けるのが妥当かもね。ラブコ、松本に持っていこう、となったわけです。
(ケイコヤマシタは松本で私がラブコをやるのがいいと思うとその前から言っていたのですが、あんまりピンときていなかったんですよね)


松本にラブコ持ってきます

お金ない問題のおかげで、これまでの迷いがすっぱり立ち消え、ラブコを松本に持っていこうと思う、と山ちゃんに言うと、「それがいいですよ」とニンマリ。
ゆいちゃんにおいては継いでくれ、とまで言っていたのにほんと申し訳ないと思いつつ、事情を説明するとちょっとホッとしたようにあっさり同意をしてくれました。いきなり継いでくれって言ったり、やっぱりやめた、って言ったりいい迷惑だったと思う。ほんとにごめんよー。
松本に持っていくと言っても、解散というわけではなく、私ではなくて山ちゃんとゆいちゃんにリモートで働いてもらおう、ということになったわけです。(人って本当に大事ですからね。。本当に!医療費とか色々あって、常に財政難のラブコではありますが、山ちゃんとゆいちゃんがラブコに来てくれなかったらタイ哉とベニちゃんの高額なFIP治療費も捻出できなかったと思うし、もしかしたらとっくに終わってたかもしれない)。

そしてなんということでしょう。私が住む予定の物件の至近距離にテナント募集があるじゃないですか。
家賃もそんなに高くない。あ、でも猫入れるとかは無理だよなあ、と思いつつ、ダメもとで不動産会社にコンタクトを取りました。


次回はいよいよ最終回?一回で終わるかな
松本でテナント契約に至ったお話です。



よろしければラブコCATSにギャラをお支払いいただけると、猫たちが喜びます!