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恋する広告 事例3

こんばんは、コンテンツプランナーの土田です。

今日ご紹介したいのは昨今の恋愛CMといえばこれ!ともいえるほど知名度を誇るカップヌードル「HUNGRY DAYS」のCMです。
カップヌードルは若年層にターゲットを絞ったクリエーティブが特色の一つですね。
今回の「HUNGRY DAYS」CMは知名度の高い「魔女の宅急便」「サザエさん」「アルプスの少女ハイジ」を恋愛仕立てのアニメCMにしたもの。

https://www.youtube.com/watch?v=NHaq7Vq0w_8

熱心な原作ファンから批判がありますが、ここで注目をしたいのは若者への訴求という点で国民的アニメ×恋愛を用いた点です。
つまり恋愛コンテンツは単に女性向けだけではなく、若者への訴求に関して一定の効果を発揮するコンテンツと考えられるでしょう。

また本シリーズの最後である「HUNGRY DAYS最終回」篇では男女が隕石が落ちてきたり怪獣が暴れたり世界が崩壊する危機の中で、それらに一切気に留めることなくお互いを見つめあい全力でイチャついている。
驚くべきことに本来どんなキャラクターにもあるべき名前が主人公といえるこの男女にはない。つまり一般視聴者を投影した姿なのです。

歴史的アニメーションと並列する形で名もなき若者たちの恋を描く。それはつまり今を生きる誰しもが物語の主人公であり、そしてそれを応援するブランドがカップヌードルであることを伝えるCMだと言えますね。