白の時代

スタンダードにあこがれて

自分の中にいろんな波がある。たとえば、カバンの中にいろんなものを持ち歩きたい時期と、なるべく物を減らして小さなカバンでコンパクトに過ごしたい時期と。あるいはなんでもデジタルで管理したい時期と、手書きのノートや手帳をやたら使いたい時期と。

今回もそういう波の1つなのではないかと思うが、物事をなるべくシンプルにワンパターン化したいという欲望がこのところ激しくなっている。選択することにいささか疲れているのかもしれない。

持ち歩くものを減らしたいときと同じで、できるだけストイックになりたい気分なのかもしれない。

服は白で統一させたいという欲望

そういうわけで持ち物や日々の行動をなるべくパターン化させたり、選択肢を減らしたりしようとしている。

たとえば、朝と帰りの通勤電車内で何をやるか、簡単な時間割のようなものを作った。私は電車に乗っている時間が長いので、時間割めいたものを作ることができる。

ちょうど下着を買い換える時期に来ていたので、パンツをすべて同じ物に揃えてみた。もともと適当に選んで履いていたので、一種類だけになっても何の問題もないし、それこそ何も考えずに取り出して履けるので気楽なものである。いままではなんとなく同じ種類を揃えるのは損な気がして、せっかくだからと微妙に色を変えていたのだがその発想自体をなくしてみると、同じ色でも全く問題がないことに気がついた。

その延長線上で、服も同じ色でもいいのではないか、白に統一させてはどうだろうかと思い始めることになった。さすがに上下とも白だと個性が強すぎるので、トップスだけでもすべて白で揃えたいという欲望がわき上がってきて、自分でもよく分からないほど白にとりつかれている。

白を買いあさる

もともと去年、妙にTシャツにはまり、白のロゴTなどを5、6枚ほど買っているのだが、ロゴもほとんどない真っ白な服が欲しくなっている。

いったんそう思い始めるともう止まらない。ネットやお店に行っては白の服ばかりを見てしまう。白の服しか目に入らなくなってしまった。とうとう我慢しきれず白のシャツを数枚、白のTシャツやポロシャツも数枚購入した。クローゼットに白の服だけを並べて悦に入る。まだまだ欲しい気持ちは止まらないのだが、散財もいい加減にしないといけないのでそろそろ買うのは打ち止めにしなければならない。

このところ毎日トップスは白しか着ていない。このまま夏を超えていこうと思っている。秋冬になった時にまだ白を貫けるのか、それはちょっと自信がない。秋には色物を着たくなるような気もする。涼しくなってからが正念場だろう。

#日記 #ファッション

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