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シナモンロールが食べたい

今から10年くらい前、もう少し前だろうか。

シナモンロールにとてつもなくハマっていた時期があった。

と言ってもあちらこちらで出会えるわけでもなかった田舎育ちのわたしは、専ら初進出したばかりのスタバでシナモンロールに明け暮れていたのである。

今でも思い出すのはクリスマスシーズンの、ちょっと贅沢な期間限定ドリンクとシナモンロールの組み合わせ。

少し飲み物にもスパイスが入っていたりして、すごくいい相性だった。

当時アパレルショップで働いていたわたしは、同じテナント内、しかも歩いて30秒ほどの場所にスタバがあったものでしたから週3,4は通っていたと思います。

お昼休憩の60分の他に30分の短い休憩があったので、大体いつも18時を回った頃に暗くなった外を眺めながらドリンクとシナモンロールを楽しんでいました。

温めてもらったシナモンロールはスパイスの香りを漂わせて、甘くてふわふわした夢見心地の味。

あとはおたたみ(服を綺麗に畳むこと)して、レジ締め準備して…と帰る準備が主だったので余計にふぅ〜っと力の抜ける程よい時間でした。

最後に食べたのはもう何年前でしょう。

スタバに行く頻度ももちろん当時に比べると減りましたし、基本的にテイクアウトが多いのでフードを頼むことも殆どなくなりました。


寒くなると、そして雪を見ると無性に食べたくなる、あのシナモンロール。

こちらに越してきてからは、どこも混んでいて落ち着いて入れるスタバに出会えていないのも良くなかった。


今度初めてのところに行ってみよう。

近いうちにイートインで食べてきたいな。

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