仕事の時には、特に意識して笑顔で過ごすように努めている

人と向かい合う仕事なので、できるだけ温かい笑顔で
安心して話せる空気を纏えるように努力する

その反動は、一人の時に出るようで
ふと気づくと、何かを考えながら難しい顔になっている

あかん、あかん
額に縦シワなんか入ったら
とるとこ、なくなる

そう思いながら、久しぶりの母の元へやってきた

今日の母は、穏やかな表情で笑っている

よかった
体調いいみたい

いつもの買い物も、調子が悪い時には
「こんなに、いらんのに」と言いながら片付けるが
体調が良いと
「うれしい、ご馳走やわ、ありがとう」と言葉が変わる

高齢なので仕方ないと思うけれど
しかめっ面や文句を言われると、気が滅入る
笑顔が見えると安心する


辛そうな表情を見ると、自然と足が遠のくけれど
笑顔で迎えられると、また来ようと思う

笑顔が出ない時ほど、
辛いのは、わかっているのに
まだまだ未熟か、へそ曲がりか
本当は、来てほしくないのかなとも思ってしまう


「スマホが、うんともすんとも言わへんで」
と言うと、本音は来てほしいという合図
「忙しいから、来んでええよ」と口ではいつも言うけれど

毎日変わる様子を見ながら
笑顔でいてくれたら、安心する

笑顔のチカラはすごいんだよ
知ってる？母さん？