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話し上手になるためにはやっぱり読書!?

基本的に『話すこと』と『書くこと』.はアウトプットする範疇において同じことですね。

しかし、こういう疑問を持たれる方もおられると思います。

『書くことは得意、もしくは好きなんだけど、話すことは苦手、嫌い』

この逆を感じる方もおられると思います。

何故、人前で話すことが苦手なのかは、簡単なことです。

インプット量が少ないからです。

私事になりますが、私も以前は大勢の前で、演説するのは緊張して話したいことをあらかじめシュミレーションしていました。しかし、いざ、その場所で話し始めると、大勢の目が自分にそそがれていることに、圧迫感を感じて言葉につまってしまうのです。

そして、その時に『言い間違いたらどうしよう』というマイナスのイメージが、やたらと浮かんでくるのです。

だから私は結婚式のスピーチもカンペを持ち込みました。

子供の頃から話し下手だったわけではありません。
中学生の頃はサッカー部のキャプテンをつとめていました。部活動紹介などで、全校生徒の前でマイクを持って話しても臆することなく話していました。

何故、緊張していなかったのかを思いだしました。

サッカーを小学3年からしていて、その類いの本や雑誌をよく読んでいたから、サッカーに関する知識は豊富だったのです。

たとえ、緊張してその時に話すと決めていたことが飛んだとしても、別の引き出しから間髪入れずに言葉を出せるのです。

どなたでも、好きな趣味の知識はたくさんあるはずです。
好きなことを話す時は、他人から見ても目がイキイキしていることは、すぐにわかります。

そして、好きなことを話す時に、人が真剣に耳をかたむけている時は、すでに緊張という意識は消しとんでいて、かつ楽しくなってきます。

お笑い芸人のモチベーションは、聴衆の大きな笑い声です。

みんなが大ウケして、膝をたたいて笑いだすと、もはや台本から解き放たれて、アドリブで笑いがとれるほどに、アドレナリンが放出されています。

しかし、この法則が通用するのは『好きなこと、得意なこと』を話す時だけだということを、私は社会人になって気づきました。

20代の時はまだ仕事をし始めたばかりで、その仕事に関する知識や技術はズブの素人だし、先輩、上司と比べると人生経験も素人です。

だから、いくら知識が豊富な人でも、目上の人と話す時には言葉を選ばなくてはなりませんね。えらそうな知識を披露すれば『生意気なやつだ』と思われるからです。

大人になると、このように不利益が懸念されるおそれがあるので、『言葉の選択』をしなければならないから、人前で話すのが、こわくなったと思われる方も少なくないと思います。

社会人になると、子供の頃のように無邪気に何でも思ったことを口走ることができないですね。

人間が行動をおこす時は、『そこに利益があるだろう』と推測される時です。

逆に不利益が懸念されれば、行動を起こしません。

先程の話のように、生意気と思われるおそれがあるから、口をつぐんで行動を起こさないですね。

それから、『話すこと』と『書くこと』は同じアウトプットする行動だけれども、両方とも得意な方が少ないように思います。

テレビでよく見るコメンテーターの方たちは、ジャーナリストや弁護士、医者、作家、学者が多いから、話されている内容もさることながら、やはり堂々としゃべられていますね。

そして、ステータスのある方たちは、話すことも、書くことも得意ですね。

何故、そうなのかは、皆さまのお察しの通り、インプット量が多いからですね。
その職業になるために、有名大学に入り、訓練を積んできたからです。

しかし、そのような人でも、どちらが好きかと問われれば、両方と答える方は少ないと思います。

その理由は、自分がしている『話すこと』と『書くこと』のどちらが、大勢の人に良く伝わっているかを、経験によって知っているからです。

やはり、アウトプットする行為には他者に利益をもたらせられている時に、私たちは情熱的になります。

仕事というアウトプットする行為も同じです。
お客様に喜んで商品を買ってもらえれば、販売員冥利につきると思います。

誰かに喜んでもらえることは、情熱とやる気をさそうのです。

スピーチの天才で想起されるのは、ドイツのヒトラーですね。

まぁ、あの時代のドイツ人は、第一次世界大戦の敗戦による巨額の賠償金と、世界恐慌による不況で失業者があふれていたから、強い指導者を国民が望んだということに起因します。

しかし、ヒトラーの演説動画を見てみると、言葉がわからないのに、物凄い情熱をもって話しているのがわかります。

また、一方で話し上手だけれど、書くことが苦手という人もたくさんいらっしゃいます。

そのような人は、話すことで他者に意思がよく伝わって、話す能力を認めてもらっているから、文字を書くという時間のかかる行為に、面倒だと思うと共に情熱がわかないのです。

noterさんたちは『書く情熱』が大なことは、記事を読むとひしひしと伝わってきます。

私も仕事以外の時間は、読書をするか、noteを書くかで、常に文字の羅列に情熱をかたむけています。

その理由が、やはり『話すこと』よりも『書くこと』に情熱がわくからですね。

でも、理想はテレビのコメンテーターの方たちのように両方得意になりたいものです。

そうなるには、やっぱりそのような人が、そうなったように、様々なジャンルの本を読みあさることだと、思っています。

話しがそれますが、有名作家の東野圭吾さんや村上春樹さん、宮部みゆきさんたちはテレビで見ることがありませんね。

話すことが苦手だからでしょうか。
いや、商売上、ミステリアスの方が売れるからでしょうか。

興味深いところです。







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