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お金は求めるほど逃げていく!?

最近、全ての物価が高いですね。それに比例して給料は上がりません。

業種にもよるのだけれども、少なくとも私の働く運送業では上がっていません。

賃金が上がらないストレスもあってか、食費が上がって、体重とゴミだけは増える始末です。

しかし、私の妻は『ゴミが増えるということはまだマシな方じゃないかな。本当にお金がなくなったらゴミもでないかもよ』と言います。

この意見は一理はあるものの、それだけがお金がない原因ではありません。
食べ物から出るゴミならまだしも、服や雑貨など、贅沢品から出るゴミは考えものです。

世の中のお金持ちの方々が何故そうなのかを考えたことは誰しもあると思います。

アメリカではお金持ち=何らかの能力があるとみなされるそうです。
日本では必ずしもその式は当てはまりませんね。親から受け継いだ財産で大した努力もせず、生活している人もいます。

簡単な話ですが、仕事に一生懸命になってその仕事が楽しければ、お金を使ってストレス解消する必要もありません。

私は以前、福岡の地方タレントの女性とお話したことがあります。その方は仕事についてこう話されていました。

『仕事が楽しくてたまらない。芸能人やスポーツ選手、作家などの著名人と一緒に仕事ができるから。逆に休みが憂鬱でたまらない』と。

この意見は高収入の方に当てはまるような気がします。
そして、そうした人たちは、特にお金を求めていないのだと思います。

仕事が楽しいから遊ぶ必要がない。そうすると、一般会社員と違って、休日にどこかへ遊びに行くという発想はなくなるように思います。

しかし、これと相反して、一般労働者は『仕事が楽しい』と思って働いている人はどれだけいるでしょうか?

どなたでも、今のご職業はなりたくてなったと思います。
仕方なくなった、という方も多数でしょうか?
少なくとも、したくない仕事を選んだ人はいないと思います。
やりたくない仕事では長続きしないからですね。

また、一方で、仕事もお金同様に求めるほど逃げていくように思うのです。

なりたい職業は、イコール人気がある職業です。
弁護士、医者、公務員、学校の先生、作家、芸能人など、ハードルが高いのです。

ハードルが高いということは、難易度が高く、競争率がはげしいということです。

早い話が、そうした仕事につくことは、努力しなくてはなりません。そして、時間がかかります。

私たちが人生について考える時に、『楽しい時間』を欲しがっていると思います。

逆に、『苦しい時間』は避けたいと思うものです。

しかし、現実は楽しい時間よりも、そうでない時間の方が多いと思います。

仮に、楽しいことばっかりの世の中で、つらいことの方が少なかったら、私たちはどのように感じるでしょうか。

おそらく、楽しいことが当たり前になることで、旅行やレジャーなども楽しくなくなると思います。

旅行なども年に1度か2度くらいの頻度で行くことで、その行為に対する希少価値を感じていい思い出になると思います。

このように、私たちが幸福感を得るには『楽しい時間』が大きく関わってきます。しかも、何をすれば、なりたい仕事につけるかやどうすれば、お金を稼げるかは知っています。

けれども、人生を満足して生きるために、遊ぶ時間や、友人と交流を深める時間などを優先順位においてしまうのだと思います。

また、『楽しい時間』を得るためには『理想の仕事』と『お金』が必要なことを私たちは多くの成功者を見て知っています。

成功している人が、学生時代に努力して時間を惜しまず学問に励んだことも、私たちは知っています。

『時間はお金である』

アメリカ建国の父、ベンジャミン・フランクリンの言葉です。

フランクリンのように、あらゆる学問に精通した人物は、時間を若い時代に投資したのです。

成功している人は時間を投資することで、後に配当として、『楽しい時間』とお金を手にしているのだと思います。

ということは、私のように子供の頃から努力しなかった者は、永遠にそれらを手にすることはできない、ということになります。

しかし、安心してください。

成功者のしてきたように、時間を投資すればいいわけです。30歳からだろうが、40、50歳からだろうが、人生100年時代なので、まだ時間はかなり残されています。

時間もお金も、楽しいことばかりのために使っていたら、未来に得るはずの時間とお金は逃げていくと思っている、この頃です。



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