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保育園幼稚園における防災に想うこと

なかなか記事を投稿できないまま年を越してしまいました。
写真は地元尾道の西國寺から撮った初日の出です。

新年初投稿は下記について記載したいと思います。
1.今年の仕事への想い
2.サポートしている金沢の幼稚園への想い
3.保育園幼稚園での防災に関する取り組み
4.保育園幼稚園の防災に関する懸念点と自身の反省
5.今年取り組むこと

今年も気持ち新たに保育園・幼稚園・こども園が
こどもたち、働く先生方、経営者、保護者、集う人々にとって
明るく朗らかな気持ちで各々の時間を紡げるような場になるようサポートしていきたいと思います。

さて今日は新年に起きた能登半島の地震から。
金沢にずっとサポートさせていただいている大好きな園があり
その園では園舎の一部が使用できない状況になったり、
先生方も石川県の色々なエリアから就業されているとのことで
今みなさんがどんな気持ちで働かれているのかと想うと胸がつまる想いです。
サポートができる状態になったら
先生方の話を聴くなり、保育室の環境整備であったり
できることを私なりにやりたいと思います。
被災されたみなさんが1日でも早く
安心して穏やかな気持ちで日々を過ごせる日がくることを
心よりお祈りしております。

さて今日のテーマは私がずっと気になっている保育園・幼稚園における防災です。
私は自治体への申請業務や自治体からの監査のサポートをしている関係で
色んな園の防災マニュアルや避難訓練計画を見る機会があります。
そんな中やはり2011年の東日本大震災を経験した先生が多い園や
被災されたエリアの園は様々な事象を想定をしたマニュアルをご準備され、
マニュアルだけでなく何か起きた際に適切な対応ができるようなフローの作成ならびに周知、様々な状況を想定された避難訓練計画の策定と実施が行われているように思います。
尚、今回の金沢の園は数年前から地震やJアラートなどを考慮され取り組まれていたように感じます。

ただ園の中には分厚い防災マニュアルはあるものの、
「本当にこれで動けるの???」といったマニュアルで運用されているケースも多く、
またネットに落ちている物を寄せ集めて防災マニュアルとしているケース作ったため、
自園のエリアの立地で起きうる災害状況に対応できてない、もしくは毎月の訓練に活かせてないなどのケースが見受けられます。

私は2011年の4月に保育業界に入ったのですが当日毎日のように余震は続き、液状化もひどいエリアでしたので
0歳から5歳児までの100名以上の園児をお預かりするにあたり
私も同僚と日々どうすれば安全に避難できるか、
例え上長が指示を出せない状況になっても
どうすれば個々の職員が適切に判断し避難できるようになるかを考え、
フローの作成、保存食の見直し、訓練計画の検証と実施を数年間ずっとやっていました。

ただここ数年は震災を保育園の職員として経験してない職員も増え、
安心安全の点で不安を感じることも増えてきたように感じます。
私自身らもっと熱量を持って伝えられたことはあったんじゃないかと今改めて思います。

今年はずっと気になっていたこの保育園・幼稚園の防災に関して、
たまたま自衛隊出身の幼稚園の先生を紹介してもらえることになったのもあり
私自身の思い込みや自説を払拭し情報をアップデートすること、
啓蒙やマニュアルのフロー化、訓練の取り組み方の検証などお客さまの園を巻き込んで
取り組んでいきます。

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