櫻坂46「偶然の答え」MVを見て①




2021年04月14日に2nd singleがリリースされた。そのタイトルは「BAN」で、共通カップリング曲として「偶然の答え」と「思ったよりも寂しくない」の2つが出ることが発表された。偶然の答えのMV(MUSIC VIDEO)は2021年3月23日に公開された。今回は、偶然の答えのMVについて綴っていく。


センターは2期生の藤吉夏鈴(ふじよしかりん)。小学校2年生のころからダンスを習っていたため、ダンススキルが高い。王道アイドルのようにカメラ目線でかわいく踊るというよりかは、曲の世界に入り込みその時の感情を大切にして表現するタイプ。その藤吉の表現力、パフォーマンスに魅了されるファンも多い。テレビ朝日のプロデューサーがライブで藤吉のパフォーマンスを見て感動し、毎週木曜深夜放送の「あざとくて何が悪いの」の連続ドラマ「あざと連ドラ」の第6弾の主演を務めることが決定したほどだ。


「偶然の答え」のMVのテーマは、”同性愛”。

MVの最初は、「あの頃の私は、自分ではない誰かになりたいと思っていた。」というかりんのセリフから始まる。
主人公の藤吉夏鈴は、友人のりこ(永瀬莉子)のことを恋愛対象として好きになる。かりんはその思いをりこに伝えるが、りこはかりんのことを友達として好きだったため、二人の関係は険悪になる。

最後のシーンでは、かりんはりこに”役者を目指すために東京に行く”ことを伝える。りこは「え、どうして?」とかりんに聞くが、かりんは何も理由を言わずに間を開けて「元気でね。」とりこに言って立ち去った。


MVを見て、「ダンススキルがすごい」と思う人もいれば「メンバー一人一人の表情が好き」「MVを考察したい」「同性愛者だから物語に共感できた」などの感想を持つ人が多いだろう。

でも私は「このMVで何を伝えたいのだろう」と疑問を抱いた。
櫻坂46の楽曲はメッセージのあるものが多い。悩んでいる人や苦しんでいる人に寄り添って前に進めるような楽曲が多いと思っている。

しかし、今回の楽曲はどちらかといえばバットエンドな終わり方である。同性愛者の方で内容に共感して前へ向ける人もいるが、自分と同性の人とは付き合えないのかもしれない、と間接的に傷つけてしまう可能性がある。


だから私は”このMVで何を伝えたかったのか”についてMVの考察を通して考えたい。

長くなってしまったので、この続きは次回記載します。



最後までご覧いただきありがとうございました。





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