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【感想】何もかも憂鬱な夜に


カウンセリングとかで、俺だけが持ってる異物感?というか、あまり口に出したくない感覚を、勇気出して口にしてみたとき、表面的に思春期だから〜とかであしらわれるのではなく、真剣に聞いて貰えた時みたいな安堵感がある作品。


あくまで俺の勝手な解釈の上でだけど、生きる理由とは系の中でもとっても綺麗なアンサーを描いた作品だと思った。


自分が既に、太古から与えられた奇跡のバトンを担う特別な「何か」であるという「役割」を担っていることに気づけるか。

そのテーマに説得力を持たせるために、ちゃんと登場人物達が悩み抜いて、自殺する人がいて、犯罪に走る人がいるから深みがでてる。


度々真下や佐久間から、「いつか絶対にダメになる」という呪いをかけられてた主人公。


佐久間は主人公の父親像を暗喩してる描写があるから、より血によって呪いから逃れられない感が強くてえぐい。
(もちろんほんとに父親なわけちゃうけど)


そこから逃れるには「あの人」の、作品を利用して自分の枠を広げろって教えが大事なのかなって。

自分の枠=呪い(自殺と犯罪)みたいなニュアンスやと思うし。


考えることで、人間はその意味を、世界に(生まれてきたことに)何の意味もなかったとしても、人間はその意味を、じぶんでつくりだすことができる。


自殺もせずに、このまま「自分」のままで生きていくということに絶望してたときだったから、かなり救われた作品。

オススメよん(∩˃o˂∩)♡

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