増幅する響きと相殺する響き(できるだけ平易に言語化する試み)
2022-07-25 16:56:44
1、周りの音に合わせることを心がける(なんとか合わせるぞ~)
2、周りの音を音量で圧倒する(自分に合わせてよ~)
さて皆さんが合奏で音を出すときはどちらのタイプでしょうか?
ほとんどの方が1のタイプだと思います(と信じています。)楽器の初心者はほとんど2になりますね。どソロを吹く場合は2もありかも知れませんが(はて?ファゴットでそんな大きな音で吹かされるソロあったっけ??)。。それとて目一杯吹くことはないと思います。
さて、1のタイプの方々には周りと同調して増幅させる感覚を身につけていただきたいと思います。
まず、大きな音はいらないので音程が上ずらないように注意して(大体初心者は高くなりがちです)芯のある音を全体の響きに混ぜる感じで演奏することです。
音程がうまくあわないと相殺されて音は存在しなくなります。
全身を耳にして周りの音に寄り添ってみてください。
場合によっては自分の音が聴こえないこともあるかもしれません。
それでもうまく合っていれば音は増幅されます。ホールには増幅された音が響きます。
そのとき不安に感じて大きな音を出そうとするのは良くないことです。ますます濁りが増えるだけですから。
簡単にいうとこんなに単純なことですが、そのためのリードや息の使い方にはちょっとしたコツがあります(ご興味のある方はレッスンでお教えいたします)。
このことは古楽器、モダン楽器、1番パート、2番パートに関わらず、合奏の響きを豊かにするためにとても重要なことだと思います。
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