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家族で「勉強会」開催

春休み
子ども達には嬉しい休みです
ただ、今年の春休みの宿題は多い
他の子は春休み前に課題をもらい先に進んでいた
でも、我が家の次男坊はその条件を途中であきらめ
「どうせ春休みになったらもらえるし・・・」と

結果
4教科のテキスト&専門ノートの計8冊が春休みの課題となった

長期休みの宿題は
休み前にスケジューリングをして取り組むが
今年の春休みはこれまでの倍以上のペースで取り組まないと
終わらない量だった

もともと地道に宿題に取り組むのが苦手な次男坊
「一日4ページまでしか無理!!」と
そのスケジュールを見ただけで諦めモード

そのまま春休みに入り
宿題を目に入れないようにゲームをしたり外に出かけたり・・・
現実逃避の日々

「宿題どうするの?」と声をかけても
「んー。やるけど・・・やれない、やりたくない」と

このままでは宿題を終わらせることができない

普段の宿題ならそれほど気にかけないが
春休みということは
来年度の担任が変わる可能性がある

これまでの担任は次男坊の特性をよく理解してくれ
「とにかくできるところまで頑張るように」と
声をかけてくれ
それでも1週間も提出がないと
学校にいる間に取り組めるように声をかけてくれる

そんな担任だったので
次男坊も安心し、できる時にはしっかり取り組み
どうしても気持ちが乗らなかったり
苦手で進められなかった時には
そのまま学校に登校し
後日、担任や友達に教えてもらいながら進めていた

その担任が変わった場合
次男坊の特性をはじめから理解してくれるとは考えられない
引継ぎはしてくれるだろうが
やはり人間、第一印象で決まると思う

はじめから損をしないように
少しでも頑張って取り組んで新学年を迎えさせてあげたい
という親心が働いた

それは私たち両親だけではなかった

長男も次男坊を心配し
「教えるからやってみる?」
「一緒に勉強してみよう」
「ゲームの時間を減らして、その分勉強にあててみたら?」
と声をかけてくれていた

そして、どうしたら勉強に気持ちが向くかと私たちと一緒に考えてくれた

その時
長男が教えてくれたのが「勉強会」だった

私たち両親が仕事で不在の間、同居の義母が子どもたちを見ていてくれる
義母も次男坊が全く勉強をしていないことを気にかけてくれていた

そして最近、義母も頭の体操の勉強をしていることもあり
「ばあちゃんと一緒に勉強しよう」と
子どもたちに声をかけてくれていたという

3人で茶の間のこたつに集まり
各々の勉強を始めるという時間を作ってくれた

長男はその時間がとても心地よく過ごせたと話してくれた
次男坊はその時間も
なかなか勉強に気持ちを向けることはできなかったようだが
その間ずっと同じ空間に居て
絵をかいたり、兄の勉強をのぞいたりして過ごしていられたと
長男は教えてくれた

じゃあ
夜もみんなで「勉強会」してみようかと次男坊に提案
次男坊は笑顔で「うん、いいよ」と返事をしてくれた

今日が「勉強会」3日目だった

初日はなかなか集中できず
ウロウロしたり、冗談を話してみんなの邪魔をすることもあったが
今日は1時間15分、勉強することができた

YouTubeの勉強タイマーを活用し
初日は30分勉強、10分休憩を試し
30分の集中は難しいことがわかった
2日目は25分勉強、5分休憩を試し
途中から本人の提案で15分勉強に切り替え
3日目は15分勉強、5分休憩を採用(次男坊の希望)

自分で決めた時間なので
15分しっかり勉強し
5分しっかり休憩を繰り返すことができた
トータルで1時間15分勉強できたことに自分自身で驚き
「一日4ページまでしか無理!!」と言っていたのに
8ページもできていたことにさらに驚き
それを誇らしげに報告してくれた

「みんなで勉強すると集中できるね」と次男坊
嬉しい反応だった

さらに嬉しかったのが
本嫌いの主人が、その時間、読書をしていること
Audible で朗読を聞きながらの読書であったが
それでも嬉しいことだった
私が勧めた本を、時々頷きながら読んでいた


家族で同じことに取り組むということは
遊びや何かを作るなどの楽しいことばかりではなく
勉強や読書といった苦手なものまでも
気分よくできるようにしてくれるんだと
家族の強みに改めて気づけた

そして長男の
家族をよく観察し、家族をあたたかく思ってくれていること
そんな素敵な中学生に成長したことを
親としてとても誇りに思う

口では次男坊のことを「かわいくない」と言っているが
きっと、かわいいとは思えないのだろうが
家族として、弟として大事には思ってくれている


こんな凸凹家族だけど
その凸凹がいいバランスになっているのかもしれない

春休みの間
この「勉強会」は毎日続けていく予定
宿題を終わらせるのが目的だったけど
頑張っている姿はしっかり確認できているので
たとえ担任が変わっても
そのことをしっかり伝え理解してもらおうと思う

「やればできる」
本当にそうだと思う
でも一人ではできない事だったのだ
家族と一緒だから「できる」なんだなぁ

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